今日から今年度の長崎支部子供教室が始まりました。
私の方は六枚落ちで対局。相手の子は勝てば六枚落ち卒業でしたが、結果は何と持将棋。
実に惜しかったですが、負けなかったのは進歩なので、そろそろ抜けてくれそうです。
この日は持将棋と宣言法についての質問を受けたので、以下に記します。
持将棋⇀お互いの玉が相手陣の三段目に入って詰ませる見込みがなくなり、これ以上駒が取れなくなった時点で
大駒(飛車・角)を5点、小駒(金・銀・桂・香・歩)を1点として点数を計算する。
アマチュア大会の場合、27点以上あれば勝ち。なお、同点の場合は後手勝ちとする。
(プロの公式戦では両者とも24点以上あれば引き分け再対局、23点以下なら負けとなる)
宣言法→入玉将棋の宣言法(宣言方法)
宣言しようとする側の手番で手を指さずに「宣言します」と言い、時計を止めて対局を停止させ
(秒読み中は、時間切れ前に宣言し対局を停止する)その時の局面が、次の条件をすべて満たしていれば
宣言した側が、勝ちとなる。
<条件1>宣言側の玉が、敵陣三段目以内に入っている。
<条件2>宣言側が(大駒5点、小駒1点の計算で)
・先手の場合28点以上の持点がある。
・後手の場合27点以上の持点がある。
ただし点数の対象となるのは玉を除く宣言側の持駒と敵陣三段目以内に存在する宣言側の駒のみである。
<条件3>宣言側の敵陣三段目以内の駒は、玉を除いて10枚以上存在する。
<条件4>宣言側の持ち時間が残っている。(切れ負けの場合)
<条件5>宣言側の玉に王手がかかっていない。(詰めろや必死は関係ない)
以上1つでも条件が、そろっていなかった場合、宣言した方が負けとなる。もちろん、宣言する前に、
どちらか片方が投了することは可能である。この規定は、どんな持ち時間制度でも適用する。
相入玉自体、めったに出現しませんが、大きな大会に出場予定の方は知っておくに越した事はないので
貼らせて頂きました。わからない事があればお尋ね下さい。