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番楽特攻隊長(こっき)

富根のいろいろ!
感じるままに、楽しんで!

富根報徳番楽(千歳舞)。

2012-11-20 16:41:52 | 番楽
こっきです。



あまり他ではお目にかかれない舞なので調べてみました

千歳とは・・・?

世界大百科事典第2版の解説

能の〈翁(おきな)〉〈式三番〉に登場する役。翁が面をつけるときには脇座にいて両手をつき平伏している。

翁の謡のあと(鳴るは滝の水、鳴るは滝の水、日は照るとも)謡いながら立ち上がり、

(たえずとうたり、常にとうたり)の謡に続いて《千歳ノ舞》を舞う。

前後2段に分かれ、軽快な足拍子を踏んでの、はつらつたる舞事である。

千歳の役は《翁》1番の露払いとしての役割をもち、上掛り(かみがかり)(観世、宝生)ではシテ方の演者が勤め、

別に狂言方の面箱持(めんばこもち)の役も登場するが、下掛り(しもがかり)(金春、金剛、喜多、)では狂言方の演者が勤め、面箱持を

も兼ねる


デジタル大辞典の解説

(千歳)能の「翁」で、翁の露払いとして謡い舞う直面(ひためん)の役。

大辞林 第三版の解説

能の翁で待烏帽子に素襖(すおう)を着け、小刀を佩(は)き、翁に次いで謡い舞う翁の露払い役。


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とあるようにやはり能から来ている舞のようです、この辺の番楽では見たことはありません。
いったいどこから伝わったんでしょうか? この辺に能を伝承している所は、私の知る所ではありません。
調べましたが、ルーツとされる川井村の番楽の記録は出てきません。 
マサヒデさんの本にも、舞一つ一つについては、解説はされていないので、やはりすべてが謎・・・という事になるんでしょうか?

実は、見た目ではわかりませんが、手に持ってるかごの中には面がちゃんと2面入ってるんです。(意味までは考えませんでした)。

しかし、解説にもある通り、舞う順番や、服装や面を持って踊るなどといったことについては、一致しています。

例会にて師匠達に聞いてみたいと思います。