番楽特攻隊長(こっき)

富根のいろいろ!
感じるままに、楽しんで!

富根報徳番楽、唄を紹介します。

2014-10-07 16:51:53 | 番楽
こっきです。

今日からは、番楽の唄を紹介します。

最近は私も担当させていただくことが多くなってきた唄ですが、まだ鳥舞や三番叟、山の神は踊る機会も少ないため、できません。
特に鳥舞と山の神は、中歌というより舞の途中に入っていくので、舞をわかっていないとなかなか出ていくタイミングが難しいんです。
これから徐々に勉強していきます。
とりあえず、鈴木舞、翁舞、千歳舞、はマスターしています。

今日は、千歳舞の唄を紹介します。


幕出。
ばく太夫 ばく太夫
あの祝、この祝
重ねて祝を給はれば
しょち入りなすこそ目出度さよ


中歌。
あげまきや ひはくろふねに相川や
瀬に伏す石に 花咲いて
ゆうな さらな 友呼ぶまで 
千代御万歳楽として栄えたり
天下太平 国土安穏の御祈祷に
一舞舞うて 千秋御万歳楽~

富根報徳番楽の今現在の考え方。

2014-10-03 08:15:41 | 番楽
こっきです。

今日は、我々番楽のこれからの道というか、考え方を紹介します。


 富根報徳番楽、寛政5年(1793年)に川井村(旧合川町)より伝えられたという。
富根番楽の本分は豊作に対する神仏への感謝、そして村人の慰安としておこなわれる秋の「作番楽」です。
富根地区では本来、豊作の年にだけ作番楽を行いました。
 仕事を休み神さま仏さまと一緒に豊作を喜んで歌い踊ります。県内には多くの番楽があり拍子もそれぞれに特徴がありますが、富根の拍子はまさに富根だけのオリジナルで拍子の種類は7種類ほどあります。これらが組み合わさって一つの舞に使われます。

 本来、富根番楽は富根の中でも「上部」(かみぶ)とよばれる地域の一家の長男しか伝承できないというしきたりがありましたが、今では興味がある人ややりたい人なら誰でも参加できる形になっています。

 富根報徳番楽保存会の方は、「番楽」そのものを伝承していくのはもちろん大切ではありますが、「番楽」をよりどころにして地域の先輩方から富根の歴史や文化を学び伝えていく、ということを大事にしています。