ピークラブ koizumi

愛と勇気と感動を与える、ちょいワルおやじの独り言。

敵役。。。。もう一方の自分。。。

2009-07-20 22:17:22 | Weblog
敵の「かた」は片方の「かた」です。「き」は人とか男という意味の古語です。

つまり、もう片一方の人という意味で、昔は結婚相手のことを「かたき」

といっていたぐらいです。

「敵」という漢字は打ち合うという意味の旁「つくり」と

正面から向き合うという意味の字からできています

正面から向き合えるのは、自分とつりあった相手。

もともとは、自分と対等な相手ということで、自分にはむかったり

害を与えたりする人という意味はありませんでした

自分と対等な相手だから、腹も立つのでしょう、でも、あなたを一番

成長させてくれるのは、そんな相手です。

適役は、もう一方の自分だと思ってみてはいかがですか。。。。。

空蝉、うつせみ。。。儚くても空しくても

2009-07-14 13:10:52 | Weblog
手にとるとふわっと軽くて、少し力を入れればかさかさと潰れてしまいそうな危うさ。

とうてい、美しいとはいえないこのく蝉の抜け殻のことを

こんなに美しい言葉で呼びます。

この世に生きている人や、現世のことを意味する「現身」うつしおみ「現人」

という言葉が転じて「うつそみ」やがて「うつせみ」となり

空蝉にかけたようです。

蝉が何年も土の中で過ごし、ようやく脱皮して鳴けるようになっても

数日しか生きられないのは、ご存じのとおりです。

その儚さと、この世の儚さを、昔の人は重ね合わせたのでしょう

今日も、全身全霊を傾けて、蝉が鳴くことでしょう。。。。(美人の日本語から)