大阪府高齢者大学校 2013年度 考古学研究科

2013年度考古学研究科がスタートしました。
この一年を、楽しい学習の場にしていきましょう。

京都校外学習と懇親会

2013年06月29日 | 日記

泉屋博古館

6月13日、平安王都の考古学のテーマで、京都を訪れました。
総勢25名、梅雨明けを思わせる真っ青な青空の中、出町柳から、まずは京都大学総合博物館を訪ねました。
ここでは、縄文人が伐った木から始まり、東アジア考古年表を見ながら、実物を見て、当時の中国や朝鮮半島、日本の文化の違いなど、一目瞭然、目で見て感じることが出来ます。中国の文明の高さに驚きです。(写真撮影禁止により画像ありません)
 京大のカフェテラスで昼食の後、泉屋博古館を訪ねました。ここは、東山の麓に位置する住友家が蒐集した美術品を展示している美術館です。住友家の青銅器コレクションは、中国以外では、質量ともに世界的に高く評価されています。
入ってびっくり。素晴らしい青銅器、工芸品の数々。とても、筆舌に尽くせるものではありません。これが、約、三千年以上前のものばかり。想像をはるかに超えた大陸の文明。どのような人達が、どの様にして・・と思わずにいられませんでした。
そして、ありました・・・。私たちの憧れ。三角縁神獣鏡。千五百年にわたる変遷を見ることが出来て、感激でした。
他に、久津川車塚古墳出土鏡7面も展示されていて、当時の大陸との政治的な繋がりもよく理解出来ました。ボランティアガイドさんの熱心なガイドもあり、本当に心に残る美術館でした。
 次に訪ねたのが、京都市考古資料館です。
京都市内で発掘された埋蔵文化財を中心に公開展示されている建物です。
旧石器時代から江戸時代まで、各時代を象徴する遺跡写真と,当時の生活の様子を語る出土品を組み合わせて京都の歴史を深く理解出来るように展示されています。
平安時代の土器変遷コーナーや、女官が使っただろう櫛など、貴族や庶民の生活を髣髴とさせる品々が展示されています。当時の最先端の物だったのでしょう。
特別展示、伏見人形の展示もされていました。
最後に清明神社へ徒歩にて移動。
暑さも疲れもピークでしたが、汗を拭き拭き頑張りました。
お参りの後、雲月にて懇親会。皆様とより親睦を図ることができました。
今回、盛りだくさんの校外学習でしたが、考古学の奥深さの一端を垣間見た思いがしました。
次はどんなものを見て、なにを感じワクワクさせてくれるのか、楽しみです。
最後になりましたが、膨大な遺物の中から、代表的なものを、先生が熱く解説していただき、より深く理解できました。ありがとうございました。
(4班  T.N)

泉屋博古館に展示されている中国青銅器

虁神鼓(商後期)  し鴞尊(商後期) 虎鎛(西周中期)  方炉(春秋中期) 円渦文敦(戦国前期) 螭文れい(春秋中期) 貼銀鍍金双らん走獣八花鏡(盛唐) 





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