大阪府高齢者大学校 2013年度 考古学研究科

2013年度考古学研究科がスタートしました。
この一年を、楽しい学習の場にしていきましょう。

え! こんな近い所に古墳が?!!

2013年05月24日 | 日記


5月16日 今城塚古墳
 さわやかな五月の一日、考古学専科の25年度初めての校外学習で、高槻市にある「今城塚古墳」を訪ねました。古墳調査が始められてからおよそ50年後の2011年に綺麗に整備され、埴輪祭祀場をレプリカにて復元し、復元埴輪などを展示する古代歴史館と今城塚古墳を一体的に史跡古墳公園として公開しています。入園・入館料も無料で私たちが訪れた時も、市民の方や、研修らしき人たちの姿が見られ、また墳丘や堤で子どもたちが遊ぶ姿もあり、自然な形で歴史を学ぶことができる環境を羨ましく感じました。

            

 古墳は前方後円墳で墳丘の長さ190メートル、二重の濠がめぐらされ内濠・外濠を含めた兆域は340メートルで、淀川流域では最大の墳墓と言われる。古墳の被葬者は6世紀のヤマト政権時西暦531年に没した「継体天皇」ではないかと言われている(「古事記」に「三嶋藍野陵」、又日本書紀に「藍野陵」を継体の陵墓として記載)。
 1997年から発掘調査で出土した葬送儀礼に使われた家形石棺や副葬品、形象埴輪は復元展示されている。中でも埴輪祭祀場が復元埴輪で当時のすがたのまま再現されているのは壮大で見応え充分!これらの出土品の数や埴輪祭祀場の規模は日本一と言われています。
 ボランティアさんの説明を聞きながら古墳公園内を一回りしましたが、1500年前の古墳時代にとっぷり浸ることのできた2時間でした。考古学をもっと勉強して、いろいろな角度から古墳や遺跡を見る力を養いたいと思いました。 (1班 T・F)




2013年 考古学研究科(実践研究部)

2013年05月20日 | 日記


 平成25年度考古学研究科は男性13名・女性16名 合計29名でスタートしました。
 考古学というと難しい学問のように思われますが、遠い先祖がどのようにして今日の道を開いたかを確認し、それを未来に生かす学びの場であると捉えています。
 考古学という教科に馴染みのなかった方もまじえて、これから一年未知の世界に挑戦していくわくわく感をもってスタートしました。
 目標は、見る・触れる・つくることの実践を通じ考えていくことです。