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ロンブローゾ…生来的犯罪者

2009-10-21 13:13:09 | Weblog


イタリアの医者であった、チェザレ・ロンブローゾによると、犯罪者のほとんどは「生来的犯罪者」。要するに、おぎゃーと生まれ落ちてから犯罪者になると決まっていると。学部生時代の犯罪学の講義で聴いたことがありました。

有名な著書『犯罪人論』に紹介されています。

そのロンブローゾの『犯罪人論』。昨日終了した新宿古書展に出品されていましたから、注文。出品したK堂古書店には貸しを作っていましたから。注文者8人ほどが競合したにもかかわらず…。感謝。引き取りに行ってきました。

この本。翻訳というよりは、準翻訳的な論文ですが。

それはともかく顔かたちなどから犯罪者になる運命にあるとか…。そういえば、黄金バットに出てくるナゾーは「ローンブローゾー」などと叫んでいましたが。黄金バットが髑髏の顔ですから…なにか関係があったのかも知れません。(映画の実写版ではあの鳩山(弟)夫人の高見エミリーが出ていましたね。)

要するに、生まれついての犯罪者なんですから、世間から隔離するか治療をしないとダメだとか…。今じゃすっかり否定された学説ですが、「罪刑法定主義」を否定するとの批判などもあります。

『天才論』も著名な論文ですね。わたしが所蔵しているのは改造文庫版です。改造文庫は数年前に何点か復刻されたようですが、復刻された中には入っていないでしょうね。みたことはありません。復刻版はきれいな淡いモスグリーンの布張りの文庫ですが。

天才と狂人は紙一重とはここから出た言葉らしい。天才って精神の病というわけですから。

ロンブローゾに関心のある人は、『医者と殺人者―ロンブローゾと生来性犯罪者伝説』(ピエール・ダルモン/鈴木秀治訳)があるようですよ。まだ入手していませんが。これは比較的最近出版されたらしいです。



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