博覧こうき

信頼のK&S行政書士受験教室

演習…淵に臨んで魚を羨むは…

2007-08-31 04:03:16 | Weblog


 淵に臨んで魚を羨むは、退きて網を結ぶに如かず。
⇒手に入れたいのなら、それなりの努力が必要

 なにもしないで「欲しいなあ」って言っていてもしょうがない。天からモノが降ってくるわけじゃなし…。手に入れる努力をしないとなんにもならないわけです。

 30日。一般知識の演習。基本講義の一環としての「演習」ですから、もちろん基本講義のテキストからの出題が中心なんです。

 日頃の学習・復習の成果があらわれるわけです。という思惑もあって、「択一式+記述式」問題。

 「記述式」とはいえ、一般知識で「40字程度」で記述させる問題ではありません。さすがに…。

 演習は「参加することに意義がある」のです。ということは、参加しない人に異議あり。もっとも、いろいろ仕事を持っている人たちですから、一概に批判できませんが…。

 偶然というものはおそろしいもので。たまたまこの演習の日に来れなくなってしまうんですね。フツーの講義の日には来れて…。何人かの人は。

 70分25問勝負! 得点なんてどうでもいいんです。時間の中でどれくらい解けるか。現時点での学習のチェック。これが目的なんですからね。

 というわけで、陳腐な言い方ですが、間違った問題は二度と間違わないように徹底的に復習しておくべきですね。

 もっとも、復習が甘いから解けないわけなんですね。漫然と講義に列席して…、板書をメモって…。受身の学習ではダメですね。

 講義では図示しなかったものを図にしてみるとか。表にしてみるとか…。受験生もいろいろ。復習の方法もいろいろ。

 法令科目とはちがって、一般知識は「全てか無か」なんですから、徹底的に覚えなきゃいけないものも多いです。覚える工夫も必要ですね。

 水辺で魚を欲しがっても魚は歩いて来ない。網を作ってすくわなきゃダメなんです。

 網を作る労を惜しんでは成果は得られません。



せっかちな性分なんだから…

2007-08-30 01:23:22 | Weblog


 誰に似たのか、生まれついての「せっかち」

 とろとろしているのを見ると、えーい、じれったいっ!
だいたい「生き馬の目を射抜く」東京。「抜く」ではなく「射抜いちゃう」んです。

 この東京でちんたらちんたら歩くんじゃないやい。目的がないのかどうかわかりゃしませんが、とろとろ歩く人って意外に多いですよね。生活に疲れちゃってんでしょうか。

 電車を待つホームで。前に女性。二番目なんです。十分座れるんですが。その女性。しゃなりしゃなりと…。

 突き飛ばすわけにもいかず(もっと早く歩けよ~)…。どかっと座った途端に思わず顔を見ちゃいましたよ。

 「狭い日本。そんなに急いでどこへ行く」などという交通安全の標語かなんかがありましたが…。周りのペースに合わせるのも大切なことだと思いますよ。社会的動物としては。

 だって、「滄浪の水、清まば以て吾が纓を濯ふべし。滄浪の水、濁らば以て吾が足を濯ふべし」なんていいますよね、

 道家思想。消極的な生き方というよりはこれもまた一つの生き方だと思います。

それとも

♪のんびり行こうよオレたちは。焦ってみたって同じこと♪

って生きますか。



月盈つれば、則ち食す

2007-08-29 04:08:53 | Weblog


 満月になったら、もう欠けるだけ…。「月満つれば則ち虧く」(史記)などとも…。

 なにごとも盛りに達すれば、衰え始めるというわけです。だからというわけでもありませんが、まん丸お月さんには、どことなく哀愁が感じられますね。

 だからかつてのダイエーのマーク。まん丸お月さんじゃないんです。まだまだ完全ではないっていうんですね。

 「月蝕」のはずだったんですが。あいにくの曇り空。豪雨の去った後。講義の帰り道、上を向いて歩いていたんですが、月蝕は見えなかった。

 時折、雲のすきまからまん丸お月さんはチラチラとのぞくんですが。

 上を向いて歩けば、下が見えない。もちろん、お金が落ちてることなんてわかりませんが。それ以上に「躓く」。

 「青春の蹉跌」だったら、またまだ夢もあるから立ち直りが早いですが。中年の躓きは後々まで響きますからね。

 下を向いて歩けば、先が見えない。自分がどのあたりを歩いてるのかもわからない。不安でもありますね。

 この時期の学習はどちらでしょうか。上・下がダメならまっ正面を見据えて歩くしかないわけです。

 そろそろ脱落気味の人も出てくる時期。正面を向いて歩いていかなければ…。転げ落ちるのは早いですからね。気を抜いたら一気に転げますよ。

 「一日だけだから、いいや」なんていうのは単なる言い訳。努力しなければ欠けるどころか、まん丸お月さんにもなれやしません。



新しき酒を古き皮袋に…

2007-08-28 02:22:04 | Weblog


 このたびの第二次安倍内閣の顔ぶれ。

 国民のウケを狙ってのものかどうか…あからさまには言っていませんが、顔ぶれを代えてみたって、器が旧態依然しているのでは。どっちもダメになってしまうような…。

 まさに「新しき酒を古き皮袋に盛る」。

 まあ、スタートラインに立ったばかりですから、今後の走りに注目したいです。

 それにしても、世界陸上。司会者の織田裕二がうるさい。はしゃぎすぎですね。中井美穂は離婚しちゃうんでしょうかね。古田のほうは未練があるような、ないような…。

 それにしても選手紹介のときに出てくるコピー。なんとかならんのでしょうか。「さすらいのスカイウォーカー」なんてのもありましたね。誰が付けたかセンスのなさが…。

 そんなことよりも、内閣ないかく。あの升添先生までが入閣とは。与党の中で一番晋ちゃんを批判していたのに…。

 一番うるさいヤツだから、入閣させて黙らせようっていうわけでもないでしょうけど…。一人ぐらいは「うるさ型」がいるくらいがいいでんしょうね。仲良しこよしの良い子グループよりはね。

 その升添センセー。厚労相ですか。介護には実績・経験があるようですから、適材なのかも知れません。厚労省の人たちはこれからが大変なのかも。

 だって、センセー。歯に衣を着せぬ人ですからね。そのうち、「内閣は腐っている」って……辞めちゃうのでしょうかね。

 そんな期待が持てますね(憂国の士としてはそんな期待を持っちゃいけませんがね)。それよりか、意外におとなしくなってしまうようにも思われます。



おいらにゃケモノの血が騒ぐ

2007-08-27 01:39:04 | Weblog


 世界陸上が開幕。観に行きたい気持ちを抑えて…。

 ニッポンの選手がふるいませんね。国内でチヤホヤと甘やかされているからでしょうか。勝とうとする気迫が感じられない。

 マラソンなど揺さぶられたら付いていけない。先頭から突っ走ってぶっちぎって勝つくらいの気持ちはないんでしょうか。

 「スタートは動物になりきること」。陸上競技部の先輩の言。もともと小学校の頃から野球をやっていたんですが、中学に入った頃、陸上部員が足りないということで、試合で走っていました。

 野球部とのかけもち。中一の頃など野球部では補欠にも入れない「球拾い」ですから、陸上の大会があるのは楽しかったですね。他の部員たちが球拾いをやっているのを横目に「スタートダッシュ」の練習などなど。

 そのスタート。飯島のロケットスタートなど真似していましたが、腕力のない子どもにはムリなんですね。それで「バンチスタート」(だったかな…)

 そんなこんなの経験があってか。陸上競技の大会を観るのが好きですね。何年か前まではスタートの音に体が反応していた……そんな時代もあったんです。

 勝負への貪欲さ。これが明暗を分けるんですね。試験についても同じことがいえます。

 あと2か月。「受かったらいいなあ」から「ぜったい受かるんだ」という強い意欲で学習を進めてください。

 まだまだ勝負はこれからです。

 なまケモノの血を騒がせちゃダメですからね……。



祭の太鼓がテンテケテンと…

2007-08-26 02:02:59 | Weblog


 おなじみの守屋浩の歌。「僕は泣いちっち」。

 別にウチのチッチのことを歌ったわけじゃありません。

 今頃、わが町内会。あるいは隣あたりの町内会では「夏祭り」の真っ最中。その祭りでの踊り。なんで「盆踊り」っていうのか理解に苦しみますね。

 なんでもいいから、夏祭りで踊るのを「盆踊り」って言っちゃおうなんて、貧困な発想が見え隠れしますね…。

 それでも数年前までは町会費を払っていた頃は、ちゃんと招待状なるものが来ていましがね…。

 ♪祭の太鼓がテンテケテンと鳴っちっち♪

 時期が時期でもけっこうにぎわっているようで。わが町内も安心かな…。最近、東南アジア系を中心に国際化が進んでいますが。

 ♪みんな浮き浮き踊るのに、なんでなんでなんで、どうしてどうしてどうして♪

 悲しい気持ちは25日の一般知識の演習。法令科目とちがって、一般知識は「全てか無か」の世界。知らないとまったく歯が立たないってこともよくあることで。

 「わたしゃ、入れ歯で歯が立たない」…そんな問題じゃありません。貪欲なまでに知識を吸収してください。

 実力は学習時間に比例しますからね。そろそろ真剣になってくださいね。漫然と学習しているだけじゃ、力はついてきませんからね。



キャッツ・アンド・ドッグス

2007-08-25 03:45:38 | Weblog


 cats-and-dogs っていうと「仲が悪い」。

 イヌとネコは仲が悪いですからね。あの枕草子にも。帝がかわいがっていた「命婦のおとど」を「翁丸」が追い掛け回した話が。

 女官たちがからかって「翁丸、いずら。命婦のおとど食へ」と言ったのを真に受けてしまったかわいそうな翁丸。

 It rains cats and dogs. どしゃ降りでしたね。この真夜中に。もう日付変更線は25日なんですが。

 どういうわけか知りませんが。ネコはどしゃ降りのシンボル。イヌは雨風のシンボルとか…。

 風が強かったわけじゃありませんでしたが、雨はかなり強かったですね。まさにイヌ・ネコが騒ぎまわっているように。

 それにしてもちっとも涼しくはなりませんね。


♪終わらない夏、ララ、ララ…♪



恋は神代の昔から…って

2007-08-24 03:16:22 | Weblog


 「恋は神代の昔から」。若い人はほとんど知らないでしょうが。袴をはいて歌った畠山みどりの歌。

 そんな昔からの色恋沙汰。人間の業の深さをしみじみと…。

 その畠山みどりショーで司会者の八代英太がゴンドラかになんかでケガして半身不随に。大騒ぎとなりましたね。

 そんなことはどうでもいいんですが。

 少しは涼しくなって。この夏、活躍し続けて私の命の炎を燃やし続けた「かき氷機」もこの日ばかりは休養日。

 昼間は、それらしくイチゴとかメロンとかのシロップで。あの毒々しい色。

 夜は夜で、焼酎とかスコッチをかけて。うまいんだな、これがっ! やってみませんか。

 そのかき氷。なんでも平安時代からあったそうな。清少納言も食べていたらしい。

 「削り氷にあまづら入れて、あたらしき金まりに入れたる」。ご存知「枕草子」の一節。「あてなるもの」。

 貴なるもの。上品できれいなものという意味ですが。文字どおりかなり高価だったようです。

 だって、冷蔵庫がありませんから。氷室に保存していたようですが、冬の氷、夏まで融けないで残っていたんでしょうか。削るくらいに…。

 ちなみに、「あまづら」とは、甘茶づるの葉を煎じたもの。甘かったかどうかは知りませんが。

 暑さ対策にかける人間の業の深さ。いつの世も同じ。

 その暑さ対策といえば、「家の造り方」。兼好のじっちゃんがしたり顔で。

 「夏を中心にせよ」と。要するに、夏のことを考えて家を建てよということですね。日本の夏は蒸し暑いから。鎌倉時代もそうであったらしい。

 平安時代・鎌倉時代といえば、「買戻し」なる制度が始まったのもこの時代。平安時代では「限一年売買」。

 この時代から、不動産売買の形式による債権担保の方法が。銭っこにかける人間の業の深さ。いとすさまじ。

 鎌倉時代では「本物返し」。江戸時代になると、田畑永代売買禁止令(1643年)が出されますので、この脱法手段として「買戻し」が行なわれていたようなんですね。

 ちなみに、この永代売買の禁止。1872(明5)年に廃止されるまで続いていたとか…。

 民法の学習にも歴史のロマンを感じますね…。

 ところで「恋は神代の昔から」っていうんですが…。



六法を見ることと読むこと

2007-08-23 01:43:47 | Weblog


 「ある殿様が勘定方を採用しようとして、A、B二人の候補者に試験をしてみた。まずAを呼んで、「1に2を足すといくつになるか」と聞いた。Aは即座に「3になります」と答えた。

 次にBを呼んで同じ質問をすると、Bは「おそれながら、ソロバンをお借りしたい」と。ぱちぱちとソロバンをはじいて、「3になります」と答えた。どちらが勘定方に採用されたと思いますか。

 この話。法律の学習には、いわゆる「六法」すなわち、「条文」がいかに大切であるかとの喩え。

 外国語をマスターするために、辞書を引くのと同じように法律の学習も。コマメに条文を読んでいかなくてはモノになりません。

 同じ条文であっても、出てくるそのたびごとに参照すべき。たとえ、暗記してしまっている条文であっても…。そうすると、意外な発見があるものです。

 「受験では六法を読む必要がない」なんて、おそろしく大胆なことを言う人もいるようですが。まあ、人生いろいろ、講師もいろいろですからね。真に受けちゃいけません。
 
 条文を暗記するのはナンセンスですが、暗記するくらい読み込んでください。一般的に、法令科目の得点が伸びないという人は、この条文の読み込みが不足しているといえるでしょうね。絶対的に…。
 
 判例法の国とは違って、成文法の国に生まれてしまった身の不運を嘆いてみたってしょうがない。詩人ハイネのように六法は「悪魔の聖書」だと罵ってみたってはじまらないのです。

 というわけでその六法。どうも読んでいるというよりは、「見ている」という人が少なくないように思われます。眺めていたって知識はついてこない。

 条文には「一語」たりともムダなものがないと考えて。

「親の意見と法文の文言は千に一つのムダがない」

「前条の場合において……」などと書いてあっても、「前条の場合」とか「前項の規定にかかわらず……」などはまったくムシして「……」の部分だけを見ている人。意外に多いようです。

 「記述式ドリル」。トレーニングなんですから、六法を見て書いてもいいのに…。参照もしないで書いちゃう人。なんとかならないんでしょうかね。

 「理路整然とウソを書き」(もっとも、理路整然でもないのですが…)というよりは、六法を丁寧に読んで、じっくり考えて書いたほうがずっと力はつくんだよって私なんかは思うのですが……。



8.26「特別講義」の予定 決定!

2007-08-22 02:44:35 | Weblog


 すでにご案内のように「今年の記述式」というテーマで特別講義を行います。
以下のように、タイムスケジュールが決定しました。

注目:講義終了後、添削課題につき「対面添削」を実施!

 レジュメには、「添削課題」を掲げてあります。希望される方には、対面で添削・コメントを付して返却します。

主な講義内容
・試験センターのねらい
・出題パターン
・18年度の出題分析
・今年の記述式
・添削課題1問

以上