博覧こうき

信頼のK&S行政書士受験教室

21年度の行政書士試験見たまま

2009-11-09 11:32:07 | Weblog


受験生のみなさん、8日の試験はお疲れさまでした。3時間粘ってこられたかと思います。

詳しい分析と、記述式の採点については28日に「記述式解答速報会&21年度本試験分析」を予定していますので、その際にお話します。関心のある方はこちらをどうぞ。

さて、今年の本試験問題。昨年並みのレベルですね。組合せ問題などは選択肢の作り方が巧妙でした。一肢二肢は切れても他の肢が切りにくいというような問題が散見されました。正確な知識が要求されます。

昨年は合格率6.47%でしたが、今年もそのくらいか、やや上昇する(7%前後)ものと考えられます(9日現在の印象)。

法令科目は憲法のやりにくい問題はともかく、行政法(地方自治法も含めて)、民法、商法は比較的平易な問題が少なくなかったですね。条文・判例を丁寧に読んでいなかった受験生は苦戦を強いられたようです。

問題13の「行政審判」の問題。これを「行政審判」という点からアプローチすると正解に迷います(アからエまですべて行政審判なのですから)。「私人間紛争の裁定的性格」という点に着目すれば、イはすぐにわかります。そしてアとオもすぐ切れます。ウとエは場面をイメージすればいいわけです。これはまさしく既存の知識を使う問題ですね。

一般知識の問題については、K&Sの「基本講義」(来年度からはグレードアップして「合格講義」に名称変更)のテキストで扱っている問題が少なくなかったですね。しっかり復習して理解された方は、足切り点をクリアできたかと思います。

(後日、「ズバ的問題」でとりあげます。)

記述式については、詳しくは28日にお話しますが、試験問題の助け舟に乗らなかった答案が散見されました。(K&Sにメールで寄せられた答案が数通あります)。もったいないことです。

書き方も問われた問題といえます。特に問題44と問題45.

また、問題46の第三者の範囲に関する判例法理を書く問題。判決文をそのまま書くことは要求されていません。判例の原文は「当事者若シクハ其包括承継人ニ非スシテ…」ですからね。「及び」ではなくて「若しくは」なんです。原文はね。このあたりも28日にお話します。


捲土重来を期すなら、2日3日休養をとったらウォーミングアップを始めましょう。来年受験するかどうか迷っているなら、「受験する」という心意気でなおさらウォーミングアップするべきです。

いつでも勉強は止められますが、一度、止めたらなかなか精神の回復はできませんからね。



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