文房具er

~シャー芯は0.4mmの書きがいい~

先生何やってんですかシリーズ(ニコニコ動画)

2010年03月06日 00時00分59秒 | 気づいたこと
ニコニコ動画のタグに先生何やってんですかシリーズというのがあるのを今日知りました。

これはプロのクリエイターが投稿している動画につけられるもので

「余裕あるのね…」

などと最初からすでにアンチ気味の態度でした。

しかし、リンク先で紹介されている浜田 よしかづ 作「つぐもも」の表紙作業工程動画

1巻表紙の作業工程 1


を見て、驚きました。

①彼の仕事量がハンパない。表紙1枚に33~4時間ほどかかっている。
  また彼のプロとしての技がコメント付きで多少垣間見れる。

そしてなにより
その感動で視聴者が浜田氏に感心し、「つぐもも」を買おうとしている

ことに。


最近はYoutube等による促販動画がさまざまなビジネスを呼び注目されていますが、

軽視されがちなところにプロの技をみせる

というのは相当効果がありそうです。

単調作業で困ったことはありませんか?(コクヨつかってね!!っと)

2010年02月15日 01時36分43秒 | 気づいたこと
「コクヨつかってね!!っと」でアンケートが来ました。

どうやら繰り返しの作業で困っている事をしりたいらしい。
特に書類包装に関することがアンケートの中心でした。

…自分はあまりそういった経験がなく
2.ない
をポチっとおしていきなり最後のアンケートに行きましたが(笑)

最後のアンケートは
繰り返しの作業で困っている事、効率良くしたいと思う事がなにかあったらなんでもお書きください
とのこと。
30分の思考の末…


①テストの採点
む、無理か。でもこれほど単純な作業で何とかならんのかいっ!!って思うことは自分にはねぇです。平気で朝までトリップしてくれるこ奴に革命を起こしてくれコクヨさん!(自分も考えよう。)

②同じことを何度も書く
これは書類と向き合った方なら一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
ついつい同じことなんで先延ばしにすると〆切り最終日に
「またやってしまったorz」
となる現象です。これは意外と改善策がありそう。


脳が糖分を欲していたのでこれまで(オイ
良く見ると最初のほうに解答例がありました。

・見積書、請求書、決算書類など、何十枚も印鑑を捺している
・書類やカタログのページに付箋を使っているが、コピーや廃棄する際に外さなくてはならないので、面倒だ
・社内向けの書類などを更新するたびに、大量に出力して製本している
・宅配便で物を送るのに、同じ送り場所に毎回、送り状を書くということがあって面倒だ
・ファイルに保存している書類を年度末に廃棄する時に、
書類、ファイルの表紙ととじ具(金具)を分別する作業を毎年やっているが、手間がかかって大変だ

…4つ目って②と同じことやないかーい(´▽`)

最後のは自分も常々感じています。そのためコクヨは例の針なしステープラ―を開発しましたよね。
ですが、それも止められる枚数がまだ少ないのが現状で、完全には解決していません。

みなさんは何か日常の単調作業で困ったことはありませんか?

コクヨつかってね!!っと(商品のモニター等、様々なコクヨの新商品を知ることができます。)

異業種にチャンスあり (NHK経済ワイド vision e)

2010年02月01日 12時06分51秒 | 気づいたこと
昨日のvision eでとても興味深い特集がありました。

特集「造船技術で建築に新風を」(ゲスト:橋工業社長・橋和志さん)

高橋工業は今デザイン界でとても注目されているそうです。
彼らにしかないない造船技術がその理由です。

何故、デザインと造船がリンクするのか?
それは彼らが持つ鉄を曲線形に加工する技術が機械ではできず、デザイン界では費用がかかり、形にしにくいものなのだそうです。
それを安価で実現する高橋工業、というわけです。

そのきっかけとなった作品がコチラ→高橋工業 作品例 リスアーク美術館
真ん中の壁にあるくぼみを高橋工業が建築家の要望に見事こたえたそうです。

彼らは今、自らも売り込みを始めていて、建築業界でも次々と斬新なデザインを実現しています。高橋工業 作品例

自分は教会のオブジェがすごい好きで、機会があれば見に行きたいくらい。

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この特集で気づいたのがデザインの可能性です。
あるコメンテータの方が言っていました。

新たな技術の開発よりも今持っている技術を活かし、継承してくことがコストの面でも可能性の面でも大事だ。

それはもちろん文房具のデザインでも言えることです。
従来の機械での生産が不可能ならば何かほかの技術を利用できないだろうかと考えることがまず重要だと思いました。

文房具は基本大量生産ですが、手作りに付加価値をつける製品もあります。


かつ、ほかにはないデザインをしたいならば、今目にしなくなったモノのデザインに注目し取り込むのがいい。

高橋工業は本来造船業で、造船の受注が減少傾向にありました。
つまり、あの船の曲線美は今や新鮮なものとしてとらえられるはずです。

今は複雑な形のデザインが多いため、実際自分もあのなめらかで美しい曲線形は新鮮に感じました。


シンプルなものは機械にまかせていたのに、それが人にしかできないところ。
そこにまた美しさを感じたのかもしれません。

言葉の威力

2009年11月08日 13時31分29秒 | 気づいたこと
またまた大学の美術(造詣基礎)のお話。
毎回作品を製作していく中で感じていた違和感があった。

抽象的?

なんというかあまり具体的なものを表現するのではなく、定義できない形から何らかの美、先生がよくいうに
おもしろさ
を表現していく感じだった。

ひとつのテーマの中にさまざまな物を上手くリンクさせていくことに美を感じていた(前回の記事どおり大抵は破綻するのだが、)自分にとってこれは当初困ったアプローチであった。
「なんかそれって不確定じゃない?すごい相対的、時と場合によるのでは?」

…ある日「コラージュ」がテーマの作品品評の日。お互いに鑑賞する中ある生徒が敢えて文字を作中に入れてきた。自分はその人の作品全体のテーマと同じくらいその言葉の意味を考えていた。

先生による講評の時、先生はいった。
「文字がでてきてますね。これはちょっと危険をはらんでいます。みんなこの言葉の意味を考えたと思います。文字って言うのは日使っているし、意味があるのね。それにはみんなが無意識に注目してしまうのもです。そうすると作品全体がその言葉に吸収されてしまう可能性があるの。作品にはどんなに幅あってもね。」


ハッとした。何回か作品を作っていく中で微妙に感じていた事実が明確になった。

上手に抽象的な要素を配置していくと、なぜだか面白い。それは作者が定義した面白さじゃなくて受け手が感じて定義した面白さなんだ。作者にもある程度の意図があるが、受け手が新たに発見する面白さもあったりする。つまり面白さに無限の可能性があるのだ。そういうアプローチの際、言葉は、意味のある具体像はリスクを秘めているのだと。

文房具でもデザインに言葉がプリントされているのもある。確かにそれに注目している自分がいた。言葉の威力を痛感した文房具erであった。

おなじものの組み合わせ

2009年10月21日 00時07分22秒 | 気づいたこと
最近、チョコアイスに板チョコがコーティングされたアイスにはまっている。

これはチョコ好きのおれにとって板チョコとアイスを同時に味わっている贅沢感がそうさせている。

一粒で二度おいしい

というヤツだ。

つまりはなにか好きな物があって一度にそのいろんな種類を体験するとより感動するということだ。

これは文房具にも当然応用できるはずだ。

例えば





…ムフフ〓(笑)

組み合わせ自由

2009年10月20日 23時46分29秒 | 気づいたこと
メッセンジャーバッグを見ていたときのこと

taggerの製品で部分的なパーツがいろんな色であり、組み合わせて
“自分だけのオリジナル”
が作れるというのがあった。

…ひとつのパーツが高いと思った。合わせればそれほどではないはずなのに。

よくよく考えた今とその矛盾が解けた。

その商品の開発側が
“デザインの付加価値”
を客まかせにしてしまっていたのだ。

購入者は自分でデザインしなければならない。

美の付加価値はその曖昧さ故、機能のそれに比べて高い。

そういった“美”に付加価値を引くべきだと本能的に思ったのだろう。

…しかし、組み合わせ自由はよいときもある。

文房具でいえば

HI-TEC-C coleto



SHARBO X



などだ。

この2つは好きなリフィルをカスタマイズ出来る。

ここでは自分に最適な機能が付加価値となる。
美の価値はリフィルを収めるボディに施されている。

お菓子のよりどり3点498-なども有効な組み合わせ自由だ。


消費者に解がない組み合わせ自由はその不定性が仇となる。

人に訴える作品とは

2009年10月04日 06時32分05秒 | 気づいたこと
大学の「造形基礎」という授業でのこと。
「線画」がテーマで文房具erもなんにっすか…と思案の末、XY平面上に直線を引き、鉛筆で鉛筆を書きました。
一本一本の直線はX=ナントカ or Y=ナントカの直線といえることから、各象限に合った意味(素数、異質数etc)を持たせ、注意された「単なる落書き」にならないように工夫したんですよ。

そして受講生の作品を品評する日。
…なんと先生はそれぞれの線の意味は無視!!全体の構成についてのみ!!!
(芸術専門学群ではもっとシビアに意味を問うらしい。文房具erは違いますw)

ちなみに俺は「密度」が薄い、とのこと。
つまり、人に訴える作品ではないということでした。

同じくらいの作品だったらやっぱり、「仕事量」が人に訴える作品かどうかを決めるのだと教えてくれた。だからほかの人の作品にも

「線が滑らかに、正確に引けているか」
「(濃淡を意図していない作品に対して)均一に塗れているか」

など人に訴える要素が評価の中心でした。

言われてみれば当たり前だけど、
細かい意匠の前に人に訴えられる作品を作れるかが重要。そこから作者の意匠が「奥深さ」としてみてくれた人を更に訴えるのだと思います。

カラーリング

2009年06月30日 19時50分57秒 | 気づいたこと
今日の帰り道、カッコイイ自転車を見つけました。

写メはできなかったのだけど車体のカラーリングが見事!

オレンジなんだけど後ろがこい鮮やかなオレンジ→真ん中にいくにつれて薄いはだいろみたいな色→前になるにつれ鮮やかなオレンジに近付いていく。

でその色彩がが回りながら変化してる

ありえねー

やっぱ今はこういったシンプルかつ洗練されたデザインがいいと思う。

自転車にしても文房具にしてもなんであれ無駄なデザイン、もしくは単色が多い気がしてならない。

ティッシュの箱とか無色のでいいしw

文房具もこういったところに目を向けてほしい。

服と同じでみんなその外見、デザインから見るわけだから。