ハルクがどえらいことになってますよ奥さん
いやー。奴の暴れっぷりを見るだけでも金払っていい(笑)
というわけで見てきましたアベンジャーズ。
ストーリー紹介もクソもねえ(失礼)。ライジングと違い伏せるわけじゃなく、ようするにヒーロー大集合だからさ。
ネタバレしますが、見なきゃしょうがないことばかりです。
その前にちょっとボヤキ。
『日本よ、これが映画だ』なんて宣伝文句にあおられて、本当に予備知識なく来てる人が多いんだな。日本じゃアメコミは普及してないのに。
ハッキリ言ってこれは、マーベルコミック・キャラクターを知ってる、個々の映画を見た人のものです。
知らなくても後半は、しっちゃかめっちゃか大大大暴れ状態になったらもうどうでもいい。わースゲー!って楽しむことはできますけどね。
夏らしく頭使わない爽快さは、誰でにでもお勧め。
でも前半、役者がそろうまでが結構長い。それぞれのキャラクターと人となりを知っていればニヤリとしたり楽しめるけど、全然知らないと退屈でしょう。
私のお隣は年配のおばさま二人連れだったんだけど、エンドクレジットになった途端「後半すごかったけど、前半寝ちゃったわー」「誰が誰だか全然わかんない!」とかやりだした。「スーパーマンはいないのねえ」とも(笑)
だからアメコミの続編や集合物と調べて来んさい…。でもそういう人が結構多いんですよね。
意外に子供は見かけず(先行上映だからな)、夏のデートムービーに選んだカップルが多かった。が、老いも若きもアイアンマンとダウニは知っててもあとはさっぱりのご様子。
若者でも彼女に、あの青い人は?と言われて、「うーん、スーパーマン?」… ぶっ飛ぶ。
てかまたか! 青と赤=スーパーマンの認識が定着か。罠兄弟もジャスティス・リーグなんとかしろよ。いやその前にマン・オブ・スティールを今からでも考え直せ。悪いことは言わんブツブツ。
それましたが、名前もわかってもらえず仕舞いのキャップ…。キャプテン・アメリカですよ!! 拙ブログ感想
ただ劇中、その名前で呼ばれてないような…。ロジャーズか、スティーブもあったかな。キャプテンとも言われてたかも。
DCやマーベルに代表されるアメコミキャラは、あちらでは読んでも読まなくても浸透してるからいちいち説明無い。その為に個々の映画やったわけだし。
おばさま方はね。前宣で反応してた“踊る”の新作を待つべきでした(笑) さもなくば、あいぼうとかさ。その二つを見てない私の方が非国民かもしれんが(踊るは一度も見たことない)。
さて。マーベル・ユニバースの一癖どころか七癖くらいありそうなキャラクターたちが顔を合わせたところで、始めのうちは全く同調せず牽制し合い、己のポリシーでぶつかりあうばかり。そのうちにのっぴきならない事態になりようやく手を取り合いチームの形になっていく。
キャラを知らずに見るのでは面白さは70%減です。
それに今回は、ヒーローたちを集めたニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)率いる“シールド”の組織内情が前半を占めているので、アイパッチのおっさんニックや片腕コールソン、実働部隊の弓の名手クリント・バートン通称ホークアイ(ジェレミー・レナー)、腕っこきスパイ、ブラック・ウィドウ本名ナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)も結構な出番。知らないと益々ポカン。
ただ人さらいや研究横取りしてるだけの組織じゃなく(笑)、彼らも実戦力も人並みどころじゃないのを見せていました。
しかしブラック・ウィドウとホークアイにおいては、普通の人間なのに身体能力がインポシッブル。
ライジングでアンハサがスレンダーなのにボイン&プリケツでキューティハニーしてましたが、スカヨハといえばあのおっぱい。
あんなにアクションして邪魔にならんのだろうか。ご本人なのかスタントか。
そしてホークアイは名前の通り背中にも目があるらしい。
我らがスターク会長。アイアンマンことトニー(ロバート・ダウニー・Jr)は当然のごとくベリキューでした。ダウニだんだんつぶらな瞳のアライグマみたいになってきた。
アメコミ界きっての混ぜっ返しヒーロー。あちこち色んな人の癇を逆立て、波風立てて涼しい顔。
彼はどこぞの黒いコウモリ様とは違い、自分の正体も金持ち、軽薄、皮肉屋なことも露悪的に見せているので、マジメ人間極まれりの40年代ヒーロー、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)や北欧神話の神様ソー(クリス・ヘムズワース)に始めは当然反発喰らう。
けれど、ハルク=ブルース・バナー博士(マーク・ラファロ)とは、おつむの出来具合で早々に打ち解ける。畑違いなのに、すぐ互いの分野を吸収してしまうのは流石の天才同士。
そのハルク、バナー博士。やだあたし一番ときめいた(笑) 大穴!
マーク・ラファロって『シャッター・アイランド』に出てたんだ。あの役か…。気が付かなかった。普段はもっさりしたヒッキー学者なのに、ハルクになっちまうとそりゃあもうエライことに(他に言いようがない)。
彼はガンマ線の権威で、実験中に大量のガンマ線を浴びてしまい怪物化。普段は意志で抑えているけれど、怒りが爆発すると自身も誰にも止められないハルクになってしまうわけです。いわばもろ刃の刃である彼をどうするかもストーリー的にポインツ。
とにかくハルクん(くん?)とハカセのギャップがいい。バナーかわいいよv 俺が俺がチームの中で一人引いてるし(ハルクになると別)
肉体的にハルクが天井知らずだったおかげで、同じく肉体派の無双キャラのソーが意外に目立たなかったような。
まあハルクとの当社比ですがね…。相変わらずの暴れん坊でしたが、彼はハンマー持ち雷神でありながら一本気の身内想いなところがウリ。
というか、今回の騒動はそもそも彼の(義理の)弟ロキ(トム・ヒドルストン)がやらかしたこと。宇宙のなんだかわからん闇の軍団と結託し、自分が地球を支配するべく攻めてくる。
思うところあり、あっさりシールズに捕らわれた彼を空母基地(どんだけ金を湯水かメリケンいやハリウッド)に護送中、
空から兄が降ってきた!
他の者には目もくれねえソー(笑) 弟をかっさらう。シールズ組と何でも事情通のトニーが、あいつが現れたかとか言ってるそばで、???ダレ??なキャップ(笑)
火種は壮大な兄弟喧嘩…というか神サマご家庭内事情という大迷惑ぶりは、ソーでも少々わかってて(笑) ロキを連れて帰る!と息巻くも、発端であるエネルギー・キューブ(ソーの国アズガルドのもの)を盗んで隠しちゃったロキを吐かせないといけない。
で、まずはソー対アイアンマン。ニヤニヤしてるロキを置いといて、軽く森一つぶっ潰してドロー。キャップが止めに入る。
ロキ、その間文字通り高みの見物。逃げないところが思うところ。
この場合、憎き兄と地球の下等生物のオモチャロボットが相打ちして弱ればいいと思ってるんだろうが。万が一ソーが負けたら激昂するんだろうな。あんなものに後れを取るとは! マイティ・ソーも落ちたものだ!とか言いつつ、兄貴が自分以外に負けたら許せん様子が目に浮かぶ。
ロキ、あんた不憫な子。またも拙ブログいいかげん感想
(血は繋がらずとも)俺達は一緒に育った兄弟だ! お前は弟だ!とソーが叫ぶほどに意固地になるロキ。「感傷的すぎる」とか言って兄貴をぶっ飛ばす君のソーへの感情がそもそも発端。
帰ってこい!と言われたときだけ、明らかに目が泳いだよ。トムヒル君GJv わかってらっさる。
どこぞの磁界王と張るヘンテコ角ヘルはさらに進化したような(むろんトニたん突っ込む)。それでもロキ、トムヒル君は幸薄い顔の美形。あえて不幸を選ぶ演歌体質。
どんな悪行を繰り出そうが、魔術で攪乱しようが、トニーやコールソンのような人生行路が百戦錬磨なタイプには易々と底にある不確かさを見抜かれてしまう。それどころか若い女のナターシャにも(^_^;) トリックスター・ロキのはずだが…。彼は神界で多くの激しい戦いをしてきたとはいえ、それは兄と仲間と一緒だった。所詮は王子体質しかも弟気質。戦いの最中に「プダペストを思い出すわ」とか言ってる地球のえげつない戦争にも関わってきたウィドウ姐さんの方がはるかに場数。
とにかく彼のプライドの高さがすべての原因なので、喧嘩したいぜでも良きにはからえ長男王子なのに“おまえ、いい奴”印を押した途端ともだちになってしまう単細胞ソーにはほんと我慢ならんのだと思う(笑)
ソーはね。ロキを膝に乗せてお尻ペンペンしないといけません
それだけか!?
だってソーは、一対一の勝負では手加減しないが、ロキを拷問なんてできないもの。何をしてもね。それがソー。兄貴体質。
あのぶっとい腕とデカい掌で叩けばそれなりのダメージがある…んじゃなく、シチュエーションこそがロキには懲罰だよ!(笑)
クリヘム(ソー)とレナー(ホークアイ)の上腕もすごいことになってます。どうやってあんだけハムに。
クリエヴァ(キャップ)もすごいんだけど、彼は青タイツコス着ると隠れちゃう。
一番目立たないかと思ったら、そんなことなかった。彼は肉体強化はされてるが生身の人間。パワードスーツも着ていない。そこがいい。
戦闘中に人命救助を重視する役どころで、他のメンバーも人を救ってはいるけど、対異星人や異生物やらとどっかんどっかんが多い。
メカニカル部門で仕切るアイアンマンとは別に、メンバー間の雰囲気を差し置いても連携をとる。
レトロな衣装だけど、絶体絶命の人々の元に駆けつけ助ける。マスクが取れて、あの端正な七三分け二枚目を見かけた女性が心のメモリーに刻んでる(笑) コールマンが実はキャプテン・アメリカが憧れだったという設定からも、彼は“正義のヒーローかくあるべし”の部分を担当しているし、この最初のヒーローをリスペクトしてるんですね。
そして、彼は40年代のアメリカ兵士なので、すぐ指揮系統をたてるところ。自由主義金持ち一商人のトニーはむっとする(笑)
が、全員が団結してくるとキャップの的確な指示ぶりにいつの間にか自然に従ってる(笑) キャップがアベンジャーズのリーダー(かつ良心)という設定を無理なく納得できて上手い。
ミサイル処理や空母修理(笑)、キューブの探索などアタマと資材に物言わせてやるトニーと、頭脳面でフォローするバナー博士。
空母修理にはキャプテンも一役買うし、でっかい敵はアイアンマンとハルクで担当。湧いて来る異星人をホークアイとウィドウが小まめに片付け、それに並びながら人助けと指令をキャプテン・アメリカ。そして必殺雷落とし(プロレス技か)、いや飛天雷電小槌(るろ剣か)で戦いながらも、弟をなんとかしたいソー。
超人組、頭脳組、人間組、それぞれ役割が分担され兼用もし、ペアで組み合わせたシーンも入れてとても上手い造り。
キャップが言ったトニーへのある言葉を、あとでトニーが実行してたり、回収もきちんとしてる。
他には、ステランおじさま(セルヴィック)も結構ピンポイントで出番あったとか、相変わらずジャーヴィス(スターク家の電脳執事)は声だけでエロいよベタ兄とか、ああ…あの人が!とか。ペッパー・ポッツbyグィネスは特別出演でトニたんといちゃいちゃしてただけとか。
ハルクにボロ雑巾にされるロキとか口枷されるロキとかそれに思わず嗜虐心がわ(自重)
どかんと面白かったです。また見たい。とにかくフェスティボーですんで、細かいところは気にしない気にしない(笑)
キャラ設定さえつかんでおけば、とても楽しめます。見てない人は是非アイアンマンだけじゃなくマイティ・ソーとキャプテン・アメリカをDVDで予習してから行ってね。ハルクはエリック・バナ兄さんの映画を見ても見てなくても大丈夫だと。
だれがだれとか書かんぜわかるだろ
あのヘルのロキたん これフィギュア。そっくり!
ついでだから兄貴
ついでにお約束、マーベル物はエンドクレジット後まで帰らんといて。
今回はすごい小ネタ(笑) でもイイv
アベンジャーズ、私もやっと初日に見てこれました!特製アベンジャーズ3Dメガネをもらえましたが、4種あるうち、昨日はハルクバージョンでした。そんな緑のメガネをかけて、どっちかというとシュレックになりつつ、夏のヒーロー祭りをたっぷり楽しんできました~。
ハルク、最終最強でしたねえ。神兄弟分け隔てない取り扱いが爽快。
ホークアイもブラック・ウィドウもピン映画実現が待ち遠しいですね。ふたり一緒版でもいいから早く見たい~。
シャッチョーはさすがの花!つんつんとバナー博士の脇腹をつつく仕種もキュートで。
アライグマって~~。2回め見るとき想像してしまう^^!
さいごのさいごのお楽しみ、あれは日本とアメリカだけの特権らしいですね。日本人でよかった...!あの場面だけのためにプラス1回追加してもいい...!
そして、日本だけ公開が3ヶ月遅れだったけど、待った甲斐ある真夏にぴったりな映画でしたね。
ほよ。初日プレゼントだったのかな? 先行では普通の黒メガネでしたよ。つか、前貰ったのを持参すれば1,300円だと言うので持ってったら、それでもくれた。いらん。エコじゃねえだろそれ(笑)
緑眼鏡だとグリーンアローっぽいな(DCキャラです)。
楽しかったよね~vv でもその楽しさはキャラを知る人のためだよねー(^_^;)
ホークアイとウィドウのスピンオフの話あるんだ! 知らなかった。DCキャラの映画化情報に一喜一憂してるんでマーベルは手薄(笑)
そうだった。トニたん突いてたわ! きゃつは一挙一動がネタなんで頭からこぼれます(笑)
突っついただけでハルク化してたらどえらいこと(笑)
トニカル…(ラスカル@トニたん)
最後のはあのひしめき合った感がイイ! ソーがバクバクしてるのを凝視してて、バナ博士がどうだったか覚えてねえや(笑)
今度見て確認しなきゃです!!