別館 兄弟仁義

超常現象ドラマの兄弟愛と家族愛をうっとおしくつつくブログ

スーパーナチュラル シーズン13 ざっくり感想17

2020-07-08 17:25:51 | シーズン13

第22話 異次元からの脱出

サムが帰還した喜びと、ルシファーが来た驚愕で立ちすくむ全員。
「あいつが僕を蘇生した」 嫌々ながらも契約なので言わざるをえないサム。
「君がジャックか」「ルシファー、だね?」
やめろ話すんじゃねえ!#と突っ込んでいくディーン キャスも加わり、喧々囂々。
「やめて!」と叫んで飛んでいってしまうジャック。
「てめえのせいだ。ジャックは怯えてる」 ここは兄の喧嘩腰とその場の雰囲気のせいでは(^^;
恩寵不十分だから、呪文付きの手錠をつけることで話はまとまる。
残り時間は31時間ほど。でもロウィーナが頑張っている。
兄弟二人きりに。迷惑かけてごめんと言うサムをハグするディーン。うう、このシーン泣ける。

ジャックは一人で混乱中。ケリーやサム、ルシファー、人を殺めたこと、守れなかったこと。記憶が交差する。
手錠をつけてキャスに連行されてるルシ、メアリーにご挨拶するも、顔面パンチ食らう。長男は明らかにママ似(キャンベル流)
急いで帰ろうとうながす息子たちに、メアリーは仲間たちを残して戻れない、必要とされてるのと言う。
俺たちはどうなる、おふくろが必要だと怒るディーン。サムは母さんは言っても聞かないととりなし。
「全員連れていく」 出たぞ、リーダー・サム!

ルシファーと話してみたいジャック。キャスの制止も効果なし。
「なんで嫌われてるの?」 直球vvvv
口だけは達者なルシの弁明開始。人間は堕落するようにできてる、地獄の檻に閉じ込められてたから、その間の災いには関与していない。色々間違いも犯したが、今は善いことをしたいと思ってる、云々。
うるせえ黙っとけ
UKのトニ並みにしゃべりやがる。
でも、自分の力や家族のことを知りたい子供の好奇心は止められないんだよね。
ボビーのいる基地に向かう。ジャックと話しながら歩くルシファー。
自分とルシファーならミカエルを倒せるかもと期待するジャック。取りこまれつつある様子に苦い表情のサム。
メアリーはディーンに、ジャックに自分の目で確かめさせてと忠告。確かに危ない賭けだが、遠ざけるだけではジャックは納得できないよね。
追っ手の天使たちを指パッチンで消し、手錠を溶かして自慢気なルシファー。
ミカエルや神のことを話し、ガブリエルもひょうきんなおじさんだと紹介。しかしガブは全く乗らず。
通常のテンションをなくした低温対応。

チャーリーとケッチは味方を救出するために出向いたが、罠で捕まった。
ケッチは激しい拷問を受けるが、エキスパートだから喋るわけない。するとこっちの下っ端天使、専門家を呼んだと。
異次元のキャス。唇がぶるぶる震えてる、神経過敏そうなヤバ気のやつ。
天使が神経病んでるとか、そもそも神経あるのか? オッドアイに見えるがどうなのかな。
その頃、兄弟とメアリーはこちらのメンツに次元を越える説得中。サムの理論的なディベート、ディーンの武闘派に響く直球の物言い、マムのこちらで培った信頼。ウィンチェスターファミリーの説得は三段階にて効果的。
チャーリーとケッチに仲間が捕まったことを知らせた男を詰問。こういう時の兄は冷徹でしびれる。隠し事をしてそうなこいつに、眼で命じてキャスに拷問させる。
どっちのキャスも拷問係…(^^;
異次元キャスは痛みの鍼灸師かよ。懇切丁寧に痛点の説明をしてチャーリーを拷問し始めたら救援隊到着。
サムはチャーリーの縄を解き、思わずハグ。ゴメンと謝るも、サムの腕をバスっと叩いてにっこり。ああ、こっちのチャーリーも変わらない( ;∀;)
キャスVS異次元キャス 「分身か。興奮する。初めて見た」「私は慣れてきた」
視聴者はもう飽きてきましたよ!!
異次元キャスを殺す前に、恩寵もらっといたらよかったのに。ダメかな~。

ルシファーとガブリエルはお留守番で基地を守る任務。ジャックと離され、人間を守る役にじれてるルシ。ガブは冷めきった口調で兄に言い放つ。

「息子に好かれたいとか本気で思ってないよな」「いずれは見抜くぞ、魔王の本性を」
「あんたは変らないし、愛せない。恐怖で支配するだけだ」
「父がなんて言ったと思う。ルシファーは最初のガン細胞だ」

ショックのルシファー、涙がポロリ…
魔王が泣くだと…?(# ゚Д゚)
全員で元の次元へ。廃車のバスで移動。運転手ルシファー(できんのか)
戻る前にミカエルを倒しに行こうとするジャック(若もんは猛進) 止めるサムに、またまたうまいこと言ってとりなすルシファー。「父さんの言うことはもっともだ」とジャック。
「父さんvvv」と悦に入るルシを見つめるサム。おそらくえげつないことを考えている

扉に到着。消えかけていたが、ロウィーナが不眠不休で開け続けていた。
まずケッチ。ロウィーナと見合って、「ふん」「あーら」
かつての取引相手だねそういや。
あとは兄弟と大天使だけになったところで、ドカンと来ましたあいつ。今まで何してた。おせえ。
自信満々に向かっていったルシ。今度はかめはめ波対決。だがあっけなくダウン。
ガブリエルが立ち向かい、兄弟に逃げろと言う。「もう逃げたくない」
頑張ってみたが、ミカエルに刺殺された。
兄が扉を抜け、ルシファーも行こうとするのを、サムは突き飛ばす。「何を期待してた」
サムが通り、扉は閉まる。

文句を言いつつ達成感あるロウィーナに、「借りができた」とサム。また借りだけかい(笑) 今回はまじロウィーナ頑張ったよ。
盛り上がる大人数のバンカー。異次元ボビー、さっそく演説。兄弟に「今日から家族だ」
一人落ち込んでるジャック。親父の正体知らないからね…。

異次元で二人の大天使が交渉。材料はわかってるとルシ。自分は息子を、ミカエルは「それ以外すべて」 ルシファーの苦い顔。息子がそれで納得するはずもなし。
こっちにまだ、最も聖なる人や生命の果実が残ってるのかね?


スーパーナチュラル定番、終盤に詰め込みましたの回。まあ前回のようなやっつけ死と復活劇みたいな酷さはなかったが、キャストが多いと色々無理も出る。
ガブリエルは、キルビル復讐譚に1話かけたわりに、静かなる死だった。悪いとは言わないが、出かける前のテンションがすっかり消えてるのが不思議。やっぱりやってきたルシファーを見てから、最後までガブらしさが消えてしまった。
彼らしく派手に大見栄切って死ねたシーズン5とはずいぶんの差。なんか、自分の血筋に絶望した感じ? 息子に良いところを見せようとしてるルシが、自分を殺そうとはしないことを知ってるからか、ガツンガツン言ってくれたのは良し。

兄も自分も変わらない。異次元のミカエルも、神と大天使は変われない。最初に作られたままの、完全にして不完全のままの存在だと、自分を含めた神のファミリーに見切りをつけたように見えた。だから甥っ子にもそっけない。ジャックは兄弟やキャス、メアリーに守られてるから、自分が何か言うこともないと思ってる感じ。
でも最後はついに本当に逃げずに立ち向かい、兄弟を助けてくれた。最後に変われた。無理矢理の再登場だったけど、落とし前をつけたね。

言い訳大王、またの名をルシファー。そろそろ言い飽きてきましたよ私も。この先のシーズンを見なくても、チャック神がダメ親父なのはすでにS11でわかっとる。なぜ貴様は延々と出るたびに父の罪を言い続けてるのか。会う人会う天使会う悪魔会うネフィリム全員に。
みんながチャックには失望しつつ、自分の生き方を選んでる。自分を正当化しようとするのは、魔王としての自分の存在も認めてないじゃない。息子に気に入られたいからって自分を偽ってる時点で、魔王という意義もないだろ。
ジャックを自分の方向に持っていきたいのなら、魔王である意味を見せろ。半分人間で兄弟やメアリーの影響が強いジャックに嫌われないように、反省して善き行いをしたいとかいう嘘を吐いても、どうせ最後は気づかれる。

ガブリエルが言ったように、純粋だった人間を陥れて悪に染めたのはルシファー。だけどそれが、神の命令でアマラを閉じ込めるために刻印をつけたことで闇に染まり、人間に嫉妬するようになったのなら。それも堂々と言えよ。息子に。
「正直、父を恨んでいる。だが自分が悪というものを最初に作り、人間を染めたからには、この世の悪は私の担当だ。善があれば悪もある。おまえは善になりたいのだろうが、それだけは覚えておけ。力をどう使うのかは、それにかかっている」
ぐらいの、立派なこと言ってくれよ!!!
なにを涙ホロリだ。天使は喜怒哀楽がないという設定は太古に消えたが、泣く機能ついてんのか。
ガン細胞扱いされた可哀想な俺、孤独な俺ってか。だから親父は見捨てろよむしろ。あんたを慕い、心服し、地獄を改革してくれると信じていた黄色い眼やメグ、大勢の悪魔がいたでしょうが。それらには目もくれず、延々と父が私を…と言い続けんのか。

悪だろうがなんだろうが、親が設定した世界から、自分の選択をする。それを言い訳しない。それが成長というもので、ルシファーは永遠に成長しないんだね。
まあ、演じてるペリさんが上手いので、余計に腹が立つんだわ(笑)

さっさと苦手部門は片付けていく(笑) ケッチ。ついに兄の信用を得たみたいですが。いや、後半の彼は立派だし、どんな罪を犯しても償いのチャンスはあるべきだとも思う。
ただ彼が、兄弟と関わった人々を無残に殺したことは黙ってるままなのがね。告白してる暇もなかったんだろうが。
サムとディーンは、自分たちのした失敗や罪を、どんなに隠しても結局互いにバレ、そのたびに大きな亀裂が走り、それでも修復してきた。クラウリーもその点では同じだった。彼の悪行も兄弟は知り尽くしてきた上で、最終的には仲間と認めた。

わかってます。ケッチにそれをさせている時間はない。ドラマは終息に向かってて、ケッチは少ない登場回で良い奴にならざるを得なかった。
でも、もし裏設定とか、描く時間がないけどそういうシーンも入れたかったみたいなものがあったら、納得できたんだけどな。あったのかな?
私のこだわりはいい(笑) ルシ並みにうざいわvv ただケッチが異次元に残り、チャーリーと基地にたどり着いた際に、すでにメアリーとは再会してるはずだよね。メアリー、どんな顔したのか。
サムとディーンに乾杯!のところで、メアリーも嬉しそうに飲んでるが、その後ろにちょっと映ってるケッチが、グラスを口に持っていきながら目がメアリーに向かってるんだよ!! こええ!
この二人、言葉交わしたのかしら。

メアリーとジャック。結局兄弟は最初の方だけで、ジャックを実質導く役目はメアリーがになった。キャスなど1話のみ(^^; 口の上手いルシファーと話をさせたくない兄貴の気持ちは大いにわかるが、ジャックの側でずっと見てきたメアリーは、彼の気質を飲み込んでる。まだ生まれて1年くらいの子供が、早く成長して知識も考える力も備わっていても、あれだけの強大なパワーと、多くの人々を守る役目を自分で選んだ。そこには母親譲りの正しい心もあっただろうが、自分が悪にならないことを証明したいという切実な想いもある。サムがかつて感じたことだね。
自分が悪に走らないためには、父親も悪を挽回できると信じたいはず。

メアリーは、実の息子たちにはできなかった成長過程を見守ることを、ジャックで得た。そして異次元での活動。息子を産まなかったこちらのメアリーの落とし前を彼女がしている。「必要とされてる」 メアリーが何より欲したこと。
兄の「俺達だってお袋が必要だ」 嬉しかっただろうが、兄弟に対してやれることが少なく、二人の人生をやり直させるのも間違いだと知ったから、彼女自身の使命としての反対分子活動とジャックの世話はメアリーを蘇らせたんだよ。ミカエルに捕まって「死んでもいい」と言ってた頃とは全然違う。

カスティエルの皮をかぶった偽物、もう飽きました。兄弟の偽物は、シェイプシフター、S7のリヴァイアくらい。ルシサム、ガドリエルサムもあったけど、ソウルレスサムとデーモンディーンは本人だからね。
S11のルシキャスはともかく、今シーズンではUFO的なタール野郎、ジャック洗脳作戦の異次元ザカリアが見せた幻影、そして今回のサイコパス、異次元キャス。ミーシャの演じ分けは素晴らしいんですが、どれもさしてストーリーにおいてその姿は重要じゃない。
今シーズンのキャスについては、次回にまた書くわ。

そして兄弟。サムはルシに蘇生してもらったからといって感謝できるはずもない。ただの取引だからね。S12で目覚めたリーダー気質の使いどころがなかったけど、ここにきて作動開始。取り仕切るのを見守るマムとも一人のマム…兄v 
兄貴もようやくぺリルシとまともに対峙したが、基本啖呵切ってるだけ(笑) 
蘇った弟をハグした時の、これまでにない静かな安堵の表情は秀逸で、外見は武闘派でもディーンの内面には黙って見守る男がいるとわかる。ジェンはいつも少ないシーンでディーンを深めてくれるんだよね。
「謝ることなんてない」のあとは、「 I thought I'd lost you」-お前を失ったと思った‐と言ったんだけど、字幕では「もう会えないと思った」、吹き替えでは「約束を守った」に。
どっちも好き。吹き替えは意訳だけど、前回ラストのサムの宣言にかけているのが泣ける。

歩きながらジャックに色々吹きこんでるルシファーのシーンも、字幕だと「サム、ジャックについてろ」とだけでしたが。吹き替えの方が原語の通り「あのヘルタースケルターを牽制しろ」と言ってる。
エ〇カ様の映画じゃなくて、マンソン繋がりのビートルズの曲ね。
時間なくてどちらかだけ見て書こうとするんだが、結局どちらも見ないと収まらない(笑)

 


2 コメント

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Unknown (MIKE)
2020-07-18 12:34:46
山吹さん、こんにちは!
ジャック、目の前で父を殺せと言われるのはキツいですね。皆から嫌われてても初めて会う父親だし…。
ガブちゃん、あまりカッコよくない走り方。大天使が「angels」と叫んで逃げてるって何か可笑しい(^^;
今回は本当にお別れでしょうか!?おちゃらけた彼が見たかったです。
キャスの瞳は記事を読むまで気付きませんでした。左が白っぽく見えるような。
前回のサムの6回の死ですが、アンナに殺されたのは完全に忘れてる・・コインは思い出せました!
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再登場は良し悪し (山吹)
2020-07-18 23:26:19
MIKEさん、こんばんは!
SPNは死んだ人気キャラの再登場が多いですが、上手く使えたためしがない気がします(^^; 兄弟とキャス以外は、結局はキャラ的に劣化してしまうんですよね。
異次元キャスは色々病んでる感じですが、中身はともかく外見が病む天使とは(笑) 偽キャスもネタは尽きてますよ。
アンナには結構ぐっさりやられましたよ(笑) ディーンがものすごい勢いでミカエルに「治せすぐ!」と詰め寄ったので、最も強い大天使とか、兄貴にとっちゃあ弟を治せるかどうかしかないんだなという安定さに、サム―!になる暇もなかったですw
コインのアレは、気絶しただけかと思った(笑)

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