別館 兄弟仁義

超常現象ドラマの兄弟愛と家族愛をうっとおしくつつくブログ

スーパーナチュラル シーズン13 ざっくり感想9

2020-03-17 23:30:54 | シーズン13

第14話 最終戦争の扉

バンカーで目覚めるジャック。戻って嬉しい、ジャックは俺たちと暮らすんだという兄弟の話声が聞こえ、嬉しそうに微笑む。が、非常ベルが鳴り響き、煙と助けを求める声に駆け付けたが、炎に包まれた部屋の扉を開けられない。
…という幻を見せられてるジャック。やっていたのは、こちらの世界のザカリア。器が細いイケメンだよ! だがミカエルが逆らえない上司なのは同じ。次はキャスを登場させ、人間の暴挙を見せて一緒に世界を救おうと誘う。
「サムとディーンも一緒に?」 子ガモのごとき懐きっぷり。そして幻を追い払うパワー。
ここんところ偽キャスばかりだな。異世界ミカエルは暴力とイライラばっかり。こいつも次元が低い大天使…。

ドナテロは石板解読と共にどんどん様子が変になってる。朝食を持ってきたキャス。またお運びさんv ディーンはカリカリベーコン山盛りにかかってる。朝食よりスナックだろそれ。
解読が終わり、サムとドナテロはバンカーで材料揃え。ディーンとキャスは、そこにない『ゴグとマゴグの心臓』を取りに出かける。

ジャックが放り込まれた部屋にはメアリーが監禁されていた。
メアリー「生まれて半年くらいでしょ」 ジャック「うん、大きいけど」w
拷問されても言いなりになんかならないと言うジャックに、あなたが従わなければ私を拷問して殺す、そのために引き合わせたと言うメアリー。
こっちの天使はゴロツキ文句垂れだが、異世界の天使はすでに天使である意味がない。

ディーンとキャスは野原でゴグとマゴグを呼び出す。出てきた巨人二人。兄は二人のコスチュームにツボる。確かに腰巻がオムツっぽい(笑)
巨人の古代カナン語の会話を、いちいち真面目に訳すキャス。
「どっちから先に殺す」「俺はカワイイ方」「どっちも同じぐらいカワイイ」 
同意見(殺しません)
戦闘。あっちゅう間に兄の天使の剣が粉々に。巨人の剣も神の手作り。力が弱い方のが砕ける。物理。ディーン、急所に決める技がさすが。動きが早い! でも首締めしようとしておんぶされる(笑)
やっと倒したが、巨人の中身は砂。古代の遺物で人間じゃなかった。

その頃バンカーでは、材料に没頭してたサムの頭をドナテロが瓶で殴りつけていた。弟頭殴打はもう決まり事か。
兄とキャスが帰ると、乱闘の跡。サムは無事で傷を冷やしてた。すっかりおかしくなったドナテロを、悪魔封じのある部屋に監禁。悪魔じゃないから効かないけど。
自分を利用し、石板のパワーを奪おうとしていると言うドナテロは、呪いならくれてやると手を動かす。ディーンの息が詰まる。呪文も使えるようになったのか。

夜の基地。ジャックは子供たちに手で影絵を作り喜ばせている。いつ覚えたのか、達者だ。
メアリーはボビーと会話。こっちのメアリー・キャンベルは勇敢だったが寂しそうで、悔やんでいたと。
「それは悪魔と取引したせいよ」
「その逆だ、取引しなかった。そのせいで最愛のジョンを亡くし、立ち直れなかった」
「ディーンとサムは生まれてない…。私は取引をした。そのせいで息子たちを苦しめて酷い目に…。
でも、ここみたいな戦争はなかった。息子たちが水際で食い止めたの」
「取引をしたのは正解だったな」

ボビーの言葉に目を開くメアリーだったが、ジャックがネフィリムと知ったボビーは怒り、出ていくよう言い渡す。

ドナテロの魂がないことで、石板の闇に取りこまれたとわかる。魂はフィルターの役目があるとキャス。
兄弟、なんで言っとかないんだよ…。ときとして雑だからなあ。
ドナテロが死ねば次の預言者が現れるというキャスに、殺すんじゃないと言うサム。
キャスは二人を締め出し、ドナテロの頭から呪いを取り出す。ドナテロは脳死状態に。

天使の襲来。ボビーから冷たくされ、メアリーにはミカエルに捕まらないよう逃げろと言われたジャックだったが、戻ってメアリーと人々を救う。ザカリアを煙に、ミサイルを空中分解。やっぱりすごい力。
「サムとディーンなら逃げたりしない」 兄弟が逃げるところは見たことないよなそりゃ。短い同居で二人のパパンは美化された(笑) でもキャスは?(^^; 
受け入れられたジャック、ミカエルを殺す宣言。
ドナテロを病院に入れた兄弟。キャスを詰問するが、強い態度で言い返すキャス。
「右往左往して時間を無駄にしただろう。戦争が始まる。非常時だ。君の言うように腹をくくってかかる」


兄弟とキャス、ドナテロに振り回される。異次元のジャックとメアリー、ボビーの仲間に入る。
二世界を行き来する内容だったけど、前回よりはずっとすっきりしてた。 他のキャラの活躍を増やして、J2の負担を減らしてたんだろうが(ジェン奥さんも出たが) キャラが多く出るとゴチャる。
ドナテロは残念だったけど、死んではいないだけマシかな。魂がないのに日常を上手く乗り切れてた設定の方が違和感だったんで(他は全員おかしくなった)、悪魔の石板が絡んだとはいえ、魂無しの影響は免れない筋立ての方が納得できた。
ゴグとマゴグの下りは笑えたね。巨人たちには、二人はカワイイお嬢ちゃんに見えたらしい(わかる)

キャスは今回思い切りましたね。ドナテロから呪いを引き出す際の「彼らを傷つける者は排除する。誰であろうと」が切羽詰まってた。
ラストの宣言も、決意に満ちた様子で毅然として見える。
このキャスはカッコ良かったんだけどね…。 

異次元では、メアリーがもう自分の生を諦めている様子だった。息子たちの迷惑にならないで済むなら、こちらで死んでもいいみたいな。ルシファーが戻ってしまったことは知らなかったかも。
でも飛んできた魔王の息子は、自分の息子たちよりずっと未熟で、未知数のパワーを持っている。
その危険性と、母性が発動する幼さ。メアリーが生きる意味が目覚めつつある。
そしてボビーとの会話の重要性。黄色い眼のアザゼルと契約したことから始まった、すべての過ち。息子たちを過酷すぎる人生にした罪悪感。それを抱え続けてきた彼女に、契約しなかったことで起きた世界のあり様を知ったことは大きい。

苦しみの人生に産み落とした二人の息子。でも彼らが世界を救った。
ジョンを亡くし、息子が生まれない世界。食い止める者はおらず、モノクロの残骸。

選択は、その時は仕方がなかったとか、正しかった、間違ったの判断をしても、のちにどんな影響が起きるのかは、予想できるものはいない。
メアリーは、ディーンとサムの人生の責任は自分にはないとは思えない。これからも。
それが母親だから。でも、二人の犠牲が形を持った世界があると知った。

そしてジャックは、自分の強大な力を活かせる場所に降り立った。それが良いことなのかわからないが。必要とされることを求めていた少年に、与えられた世界。

結構いろいろ良かったエピかも。匂わせも多かったけどね。メアリーは泥だらけでもこっちで綺麗に見えるよ。ジャックの兄弟信奉ぶりにニヤける。キャスには気の毒だが、やはり目覚めた時にいて面倒見たものに刷り込まれる法則。ボビーが出ると締まるなあ。

兄弟がやけに綺麗に撮られていた回。とくにおかしくなったドナテロと対峙してる時、美人だった!

 

 


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