別館 兄弟仁義

超常現象ドラマの兄弟愛と家族愛をうっとおしくつつくブログ

スーパーナチュラル シーズン4 ④

2014-01-01 10:17:47 | シーズン4
エピソード17 ハンター・ライフ

なんじゃあ、こりゃあ

おいおい… こんなことを本編でやってくれたらよ… こりゃ完璧AUじゃん。
あ、AUと言うのは、二次創作におけるパラレルストリーのことを差します。
別に男同士がキャッキャ言ってるだけが同人じゃない。要するにそのドラマなり、映画に書かれてないストーリーを自分で作ること全般を二次創作と言うので、腐的なことはそのカテゴライズの一部分です。
そのなかでも、本編とは違う、状況を変えるものと(平和に家族で暮らしてるとか)、キャラクターの名前を借りて、本編とは全く違うストーリーを作るのがパラレル設定。それをAUと言います。
17話はそんな感じの出だしで、びっくりしますが、実は本編に繋がってるんですね。

・朝6:00に起床。コーヒーメーカーをセットし、カフェオレを作ってステンレスポットに注ぐ。ソイラテ。ヘルシー。
・サスペンダー付きストライプシャツ! 七三分け!
・営業マーケティング部長、ディーン・スミス!!!
・個室オフィスでバリバリお仕事。ランチはサラダだけ。よく噛み味わう。
・財務記録。顧客リサーチ。
・デトックスと体型保持に気を使い、スペシャルドリンクのレシピをメモる。
・エレベーターの中で、「前に会ってる?」と声をかける男。
・「ナンパはスポーツジムでやれ」
・制服の黄色いポロシャツがはち切れそうなんですが。サム。てかジャレ。
・お仕事は、パソコンのサポートセンターの電話応対員。
・小さいブースが一杯です。
・「本当の自分」を夢に見るサム。
・ジェンさん、セレブサラリーマンの姿が良く似合う~。元がいいからなv
・この世界でもやはり悪霊が。二人が関わってる人に振りかかる死。
・二人で調査の流れv
・ドアを軽々と蹴破るサム。無意識に鉄アレイで霊を薙ぎ払うディーン。
・以前、やってたような気がしない?、と聞くサムに、「以前って、前世のこと?」とディーン。ここ、字幕にも吹き替えにもでてないんだけど、「シャーリー・マクレーン~?」とか言ってる(笑)
・出た。ゴーストフェイサース(爆笑) 使われるなあこの二人。
・今回は、悪霊退治ハウツーDVD画像でのみ登場。
・エレベーター停止。警備員が登ろうとする。嫌~な予感(^_^;)
・ぐ、ぎゃああああ
・サムの反応は笑える(^_^;)
・解決後、二人でこれをやって行こうというサム。断るディーン。
・ディーンがスタンフォード大卒! 両親はボビーとエレン(笑)
・字幕では省略されてるが、「ジョーという妹がいる」とも言ってる。
・サムも「婚約者と別れたばかり」と言う時に「婚約者のマディソン」と言ってるのが略されてるの。こういうところが字幕の字数制限が残念。マディソンは2に出てきた狼人間にされた女性。サムと恋に落ちたんだよね。
・すべてを思いだした途端、「すげえ腹ペコ」とディーン(^_^)
・またいやーな感じのオヤジ出したね。ちょう楽しみ(笑)
・すべてが本物で、まやかしの世界ではなかったのなら、サムが電話ぶっ壊した時に周りの人はビビったろうなあ。
・ディーンには必要だったとしても、サムは兄に付きもののオプション?

・字幕と吹き替え両方見るのは必要だと思ったのが、今回も出てきました。
サムの誘いを断るディーンだけど、その時の会話で、
サム「あんたは こんな高慢なエリートじゃない」字幕 「本当の君は、オフィスでふんぞり返っているような奴じゃない」吹替え
ディーン「俺をか。思い違いだ」字幕 「俺のことが? 何にもわかっちゃいない」吹替え
結局、記憶操作されていてもサムはディーンのことをよくわかっていると言っていて、ディーンはおまえに俺はわからないと答えてる。本当の彼らの心情が垣間見れる。ジェンの明るいエグゼクティブの顔が、急に暗みを帯びる。東地さんの投げやりな、本来のディーンらしい話し方とシンクロする。ジェンセンも勿論、話し方を変えてますが、字幕を見てると声のトーンより字を追いがちなんで、聞き逃すこともあるんだよね。それが、声優さんの日本語の声はダイレクトに耳に入ってくるから。
それをふまえて、字幕と吹き替えの言葉の違いを見ると、吹き替えの方がより伝わりやすい訳でもあることがわかります。
ま、英語がわかれば何の問題もないんだがな(^_^;) 訳された会話も面白かったりするものですよ。
誰がこんな脚本書いたのかと思ったら、セラ。ギャンブル女史か…(^_^;) いいセンスしてるわ。


エピソード18 神の預言者

おい、これもかよ…

今回はセルフ・パロディかよ… なにかこのシーズン、辛い兄弟の諍いが2話続くと、続く2話はネタ満載話になってるような。
ただ初期のころと違い、単なる息抜きエピではないのね。ドラキュラの回はともかく。本筋の流れのままに、問題も継続はしている。面白いんだけどシリアスに展開を見つめずにはいられない。このやり方はなかなかだと思うな。

・コミック書店にFBI捜査官として聞き込みに行く兄弟(またか)
・あんたら凄いファンだね、とニヤニヤする店主が見せてくれたのは、なんと「スーパーナチュラル」というペーパーバック。
・二人のこれまでの人生が克明に書かれており、各章はエピソードごとのタイトル(笑)
・表紙の兄弟が似ても似つかない。本人達以上のマッチョで、ディーンは強面、サムはインディアンみたいな長髪をなびかせている。アメコミ風(爆笑)
・ハードゲイにしか見えん。
・ボビーらしき人も凄い。おっかねえよ。
・ほとんど売れてないが、マニアなファンがいるらしい(^_^;)
・兄が地獄落ちしたところで、出版社が倒産。なんたる拷問。
・ネットでファンの投稿を読む二人。
・腐なネタも読んでげんなりする兄。弟は諦観。
・ぎゃー(^_^;)
・出版をした女性を尋ねる二人。
・彼女、相当キテます(笑)
・兄弟が泣いたところとかを感動したと語られる二人。やりきれない(笑)
・コアなファンの振りをして、情報を聞き出す。
・ディーンとサムについての質問に、すべて答えられる二人。はは…
・とどめが、魔除けのタトゥーをそろって見せる二人。
・女性はケツをまくって、同じタトゥーを披露(爆)
・作者のチャックを訪問する二人。
・マニアックなファンと思われる。
・「ミザリー」ごっこと思われる。
・次々と沸いてくるイメージのままに書いていたチャック。自分は神だったのかというチャック。
・続きの原稿通りに現実もなっていく。別のことをしようとしても駄目。
・コインランドリーでの二人は萌え。ナイスやりとり。
・チャックを問い詰めるディーン。止めに表れたのはカスティエル!
・預言者…
・「こんなオーラのないヤツが預言者?!」兄。
・「ルカもあんな感じだ」キャス。大笑
・「自分が預言者なんて書けない。シャマラン監督並みに傲慢だ」って!(爆笑)
・ディーンも知らないサムの秘密を知っているチャック。
・サムは、なぜ「それをしている」か話す。結局は兄のためなのね…(涙)
・兄の必死の頼みを、応えられないというキャス。キレる兄。
・キャス、人間顔負けの機転(笑)
・今回のリリスはゴシップ・ガール的イイ女。
・大人の女に入れるなら、なんで幼女に入ってたんだ。
・大天使があんなに凄いんなら、なんで最初からリリスを殺っちゃわないんだ。
・それがスパナチュワールド。
・ザカリアおじさん。天使なのにアラステアおじさんと同じ匂ひ(^_^;)

なんかもう。壮大なんだか、荒唐無稽なんだか、萌えなんだかネタなんだかわからん展開になってきましたよ(笑)

それとさ。ほんとこれ汗でた。
海外のファンは、日本よりあからさまです。自分が書いた小説やイラストを俳優や監督に送ったり、ファンイベントで見せたりするからね。
だから俳優や制作スタッフもそこら辺手慣れた対応するんですよ。目を光らせてるのは、配給元だけだったり(この場合、罠兄弟)。しかし、それをネタにするスパナチュ制作陣。毎度の手腕。
ロード・オブ・ザ・リングの頃も、イライジャ・ウッドなんかよくあるよーとか言ってたし、びごは「中にはいいストーリーもあった」なんて言う。読んでんのか。ぎゃー。


(2009.11.2)



☆スカパー視聴後(いつだかわかりませんぜ)

スパナチュのリーマンセレブディンとプリンタサポートサービスサムの回。
この回、いちいち突っ込むのもおかしいくらい、恐るべき公式二次創作。もはやお手上げ。
そして、記憶操作で人格も嗜好も変わるなら、人間の核にあるのは『やりたいと思う』ことの差ってことなんだろうか。
という深遠なテーマをも考えてしまうわけで。
兄貴の再選択においても弟は必需品なわけで。いや常に必需品だけど。
付き合わされて別設定の人生に放り込まれたけれど、ディーンのように別人ではなく性格は変わってない。
兄貴が自分と一緒にやろうというと、『僕には僕の人生がある』とか拒否るくせに、自分が兄貴に誘うときはお願い光線、運命光線出しまくり。

ザッツ・弟クオリティ

生まれ変わるなら、私は弟になりたい。


でもね。弟擁護もしてあげたくなることもある。

HDDにスパナチュがシーズン1から只今スパドラで放映中のシーズン4まで、全部ぶちこんでありまして(^_^;)
さすがに残量が無くなってきたんで、消す前に、1から流してる。
今シーズン2後半なんですが、『復讐の天使』という回を見ると、ああこの頃サムは天使を信じて、神に毎日救いを祈ってたんだよね。と、哀しくなります。2は兄貴の自己犠牲と苦悩が表面化していったけれど、弟は段々変らざるを得なくなりつつありながら、まだ純で良心を大事にしてる。
シーズン4では天使に突っかかり、目の前で悪魔をひねり殺すようになったサミたんですが(~_~;)
それまでには周囲の人々はどんどん死んでゆき、自分も兄も一死一黄泉還りしてるという壮絶さなんでな。価値観変えるしかなかったのも無理はない。別にサムと悪魔の繋がりがどうのじゃないよ。こんな人生じゃあね。
そして4で登場した天使たちは、あのザマだし(苦笑)

でもサムが強くなりたいと必死になってやってることは、間違った方向というより仕組まれた運命でもある。
しかしそこで発動される弟クオリティの方が、むしろ兄ちゃんにドパンチを喰らわせていることに気がつかないサミ。

『復讐の天使』で神父さまが霊になった若い神父に秘蹟を与えると、白い美しい光に包まれ天に召されたシーンがある。
人間の神父にそれができるのに、いまや何やっとんのかわかんねえ天使どもにまとわりつかれてるんじゃ気もふさぐよな。
大天使が神の戦士という話や、ミカエルの絵など、現在シーズン5に繋がるポイントもあって、スパナチュって強引な流れのようでいて、ちゃんと伏線を張ってるなあと思う。ママの言葉とかもね。
普通の海外ドラマは、シーズンごとに継続されたらつなげる感じがありありだけど、そこはクリプキ先生がほぼストーリーを創り上げてあるだけのことはある。
だから、これから見る人は、やっぱり1から時間をかけて見てねv



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