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「子育て・子育ちを地域で応援!」NPO法人こどもステーションのブログ
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設立趣旨(設立趣意書)

2010年08月20日 | 任意団体「こどもステーション」
 設立趣旨

 日本の子どもたちの幸せを計るデータには、3人に1人の子どもが孤独を感じている(ユニセフ調査2007年)、3日に1人の子どもが虐待死している(厚生労働省調査2006年)、毎日1.4人の子どもが自殺している(警察庁統計資料2007年)という、悲惨な状況が現れています。親子の問題・家庭の問題として捉えられがちなこの状況を社会全体の問題として捉え直し、子どもの人権が尊重され子どもを取り巻く豊かな環境を再生する努力をしなくてはなりません。しかし、子どもを取り巻く社会の最小単位は「家庭」です。家庭の幸せ無くして、子どもたちの幸せは実現できないと言っても過言ではないでしょう。そしてその家庭が幸せであるために、家庭を取り巻く単位である「地域」において、有効な支援を確立することが求められています。そのためには、性別役割分業や三歳児神話を脱し、男女が共に育児にかかわれる社会、地域で子どもを育てあい、親を支えあう力を地域に取り戻すことが緊急な課題です。
  私たちは、子育てしやすい、子どもが生き生きと暮らせる地域づくりを目的として、2005年1月に「こどもステーション」を発足しました。以降、町内3箇所の公民館を借りて親子の安心できる居場所作り、身近で役立つ子育て情報の提供、親が自己信頼を回復するための学習会の実施、子どもの表現活動の場の実現など、子どもたちや子育て中の親に寄り添いながら、子育て・子育ちを支援してきました。
  今般、その子育ての経験や子育て当事者の視点を生かし、「子どもが生き生きと暮らせるまち」「子育てが楽しいと思えるまち」「地域の誰もが子育てを応援できるまち」を子どもや子どもに関わる地域の人々と共につくっていきます。その取組みが、子どもの人権を尊重し、子どもを取り巻く豊かな環境となって地域の活力を高めていくことにつながると信じています。
  そこで、子どもや子育て中の親子また子どもに関わろうとする地域の人たちがいつでも安心して自由に集い語り合える場所をつくろうと考えました。そのためには、地域の支援者や行政、企業が連携していくことが不可欠であると考え、NPO法に基づく法人格を取得することとし、特定非営利活動法人こどもステーションとして設立することといたしました。
  法人格取得後は、行政・企業との連携を進め、地域に支援者を増やして、子育てしやすい、子どもが生き生きと暮らせる地域社会づくりに貢献し、社会に開かれた公共の福祉としての自覚と誇りをもって活動していきます。

2010年7月15日 

特定非営利活動(NPO)法人   
こどもステーション設立発起人会

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