古布・和布・ちりめん細工と和の暮らし

縮緬細工をはじめ、和布、古布を使った小物作品の紹介。
着物、和の暮らし、鳥にまつわる生活雑感をつづる。

七草の歌・七草囃子

2006-01-05 23:22:21 | 暮らし
1月7日は人日の節句で七草粥の日。1年の無病息災を祈って七草(古くは七種の穀物)粥を頂きます。
春の七草の歌というと、有名なのは「芹 なずな 御形 はこべら 仏の座 すずな すずしろ これぞ七草」ですが、この歌でなく、次のような歌をご存知ですか?
「七草なずな 唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に 七草なずなで すととんとんとん…」
この歌は、七草粥を作りながらよく母が口ずさんでいたもので、私はてっきり母の創作だと思っていたのですが、数年前、京都文化博物館の「京の五節句展」で同じような歌がテープで流れていて、びっくりしました。七草ばやしというのだそうです。歌いながら包丁で1種につき7回ずつ計49回叩いていきます。メロディー・歌詞は少々あやふやですが一応五線譜に書き出してみました。この歌詞をじっくり読んでみると、鳥インフルエンザの世界規模での流行が危ぶまれている昨今の様相にも似ているような気がしませんか?すなわち、寒くてインフルエンザの流行するこの季節、唐土の鳥(疫病を運ぶ鳥)がこないうちに青菜(ビタミン)をしっかり摂って体力をつけて病気に罹らないように…と。

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2 コメント

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七草 (ななぼう)
2006-01-07 18:43:21
七草がゆに歌があるなんてはじめて聞きました。へぇー!

最近みどりの葉っぱの野菜がいやに高い

きょうは小松菜をかってきました。みどりの葉っぱをいっぱい食べてかぜを寄せ付けない身体にしようと思ったのですが、こうも野菜が高いと参ってしまいます。おたがいに頑張りましょう。
七草囃子 (瑞香)
2006-01-08 23:48:34
七草囃子、京都以外にも各地にあるみたいです。歌詞やメロディーは微妙に違っていますが。

こんなに寒くて雪が多くては葉物は当分高値のようですね。鳥たち用に小松菜は一年中切らさないよう買っているのですが、こんなに高くては葉っぱ1枚たりとも無駄にできませんね。

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