工房便り

工房赤松からの出来事をお知らせします。

スプロケット固定工具

2011-09-28 10:04:36 | 工具
今朝、いつものように下里町にサイクリングに出かけました。
左のブラインドコーナーで高校生が正面に現れました。
私は、思わず道の中央に避けたのですが、そこに前から車が来ました。
狭い道でしたが、道のさらに右端に避けて事故らずにすみました。

自転車で道路の右端を走っている奴をよく見かけます。
本人は何とも思っていないと思いますが、本当に迷惑ですね。

犬殺しを作りました。
リヤホィールのリヤスプロケットを外す時にスプロケットを固定する工具です。
作ったものは、サンツアーが作っていたものと同じものです。
サンツアーの正式名称は、スプロケット外し でした。



何故スプロケット外しと呼んでいたかと言うと、昔昔フリーとスプロケットが回転する
品物がありハブにネジ込んで使っていました。
昔昔と言いましたが、今もフリーを使った自転車はあります。

そのフリーのギヤを本体から外す時に使っていたので、スプロケット外しと
呼んでいました。
現在の使い方からはスプロケット固定工具ですね。
パークツールの名称は、スプロケットリムーバーです。
ちょっと時世にに合っていませんね。

サンツアーでは、この工具を俗称 犬殺しと呼んでいました。
その呼び名で通じていましたね。
この工具は犬でも殺せると言う意味があったのではないでしょうか。


この工具と弊社製作のシマノのロックリング締め付け工具に柄を付けた工具があれば、
スプロケットを外すのが的確に行えます。




スプロケット固定工具  ¥3,800
シマノ用カセットコグロックリング工具 ¥3,150

インソール

2011-09-27 13:38:33 | その他
の月曜日は、朝からねーべの富沢さんにシューズのインソールを作ってもらいに行きました。
約3年前に作ってもらったものが、へたって来て少し破れて来ました。
寿命と思い新調することにしました。

1つは、以前と同じものを作ってもらいました。
さらに、通常使っているものと、以前に作ってもらった硬いものの間ぐらいの柔らかさの
物をもうひとつ作ってもらいました。

通常気に入って使っているものでも、少し違和感を感じることがあります。
そのような場合は、違うタイプのインソールを使います。
それで、違和感は結構解消します。

私は、コンクリートの上で1日中立ちっぱなしで働くことが多く、足の裏が炎症を起こして立ってられないぐらいになります。
そのようになると仕事も出来ません。
今では、作ってもらったインソールなしに仕事が出来なくなりました。





折角の休みも、また、雨が降りやりたいことが出来ませんでした。
また、休養をとってしまいました。


手羽先ツアー

2011-09-21 08:55:21 | 休日
この月曜日は、朝からりんちゃんと名古屋に手羽先を食べに行きました。
お付き合いのある自転車屋さんにも、ちょっと寄って来ました。
お父さんの部屋なるものに寄りました。
オールドパーツが山積みされていました。
お父さんもおられてお話も出来て良かったです。


昼食に手羽先を食べようとお勧めのところを尋ねました。
何と???全て夕方の5時からの営業!!!
せっかく手羽先食べに来たのに。
名古屋の人は、昼食で手羽先を食べないのか?

これもそれも名古屋にいる湯浅君と手羽先を食べるツアーを
計画したのですが、
湯浅君の仕事が終わるのが9時過ぎとのこと、
良い子は早寝早起きですからね。
このツアーは中止となり、朝からの出発となりました。

次に名古屋城に行きました。
行ってみて驚き、、、駐車場もほぼ満車、
こんなに人が来ているとは?
大勢の人が来ているのに驚きました。
これも大河ドラマの影響なのか?
私もその一人ですが。



火曜日は、朝から散髪をしてホームセンター、上新電機、ユニクロなどに
行き雑用を済ませました。
雨の為、やりたいことがあったのですが止めてテレビを見て昼寝をしました。
休養十分。

『舞洲クリテリウム』 9月18日(日) 晴

2011-09-21 07:47:16 | サイクリング・レース・エクササイズ

 E2クラス、予選 1周880㍍、10分+2周。決勝 25周。

腰を痛めてから、日頃の走りもギヤも1 ~2枚落とし、食事も控えめにして体重を落とそうと無理せずボチボチ走ってます。腰の痛みも良くなってきたが大事をとって先週の加東レースはパスして今回は距離も短いんで腰の調子を見るため出ることにした。

予選(9:10)・・・ 1周が1分10秒前後。スタートして10分経ってゴールライン超えて、後2周。この計算で行くと11周でゴールか。今1番の不安は、レースに付いていけるかどうか、腰が痛くならないか、落車の危険性もあるし、アカン、アカン、考えるのはマイナスばっかり。レースにビビッている。ここは無になろう。何も考えないようにしょう。 ・ ・ ・無。

コースの第1、第2コーナーには昨日の雨で水溜りが出来ている。スタートしてここまではニュートラル走行。レースが始まれば、やっぱりからだが覚えている。腰も調子が良い。それでも無理せず集団の後でじーっとする。残り2周となった。じわじわ前に上がる。最終周回4コーナー、5番手ぐらいで抜ける。少しもがいて2位で予選通過。

決勝まで昼を挟んで7時間以上ある。食事とアップ以外は、半分眠りながらレース観戦。

決勝(16:25)・・・ いよいよこれから、レースが始まる。気持ちも落ち着いてきた。コース上の水溜りもなくなっていた。

レース展開は数人が逃げて集団が吸収、この繰り返しで、この間、私は集団後方に付いていくだけ。

最終周回、一塊で第1コーナーに入る。私の位置は20~30番手。ここまで落車がなかったが私の一車身前でこけようとしている。踏む力が無意識にゆるむ。1人がこけた!もう1人が巻き添え。2人が2コーナーからコース外側へ。私はその内側を回ってクリア。バックホームでスピードを上げて前に上がる。最終4コーナー、15番手ぐらいか?。腰を上げてもがく。10位。

久しぶりに、もがいたのでゴール後のニュートラル走行で、足にも手にも力が入らない。自転車に乗っけてもらっている感じでコースを回りながら自分の車まで帰ってきた。ほんま、疲れた。腰は?大丈夫みたい?

明日からは、少しは楽しく走りに行けそう。

                    あらきひろいち(1959、4生まれ)

シマノの新製品

2011-09-16 08:25:28 | 自転車
昨日は、シマノフェスティバルに行ってきました。
昼過ぎに会場に行きましたが、午前の部が終了したところで、すごく大勢の人が
来ていました。

シマノの新製品としては、やはりULTEGRA Di2 電動変速システムですね。
既に実績済みのDURA-ACEとはバッテリーと充電機のみ互換性がありますが、コード類を含めて全て新設計で互換性がありません。

Tiagraが10S化されました。
入門モデルとしてクランクは、普通のロードクランク52*39、コンパクトの50*34、
トリプルの50*39*30の3種類が用意されています。
変速レバーは、STIとフラットハンドル用仕様があります。

105、Tiagraのリヤ変速機がLow30T対応になっています。
Tiagraでカセットが12-30が発売されました。
ロードに30Tを付けるイレギュラーな改造をしていましたが、そんなことしなくて
良くなりましたね。
MTBも36T仕様もあり、リヤスプロケットのLowギヤが大きくなっていますね。

シクロクロス用も新規一新しています。
カンチブレーキ、クランクが新しくなっています。

その他細かいマイナーチェンジもいっぱいされています。
選択肢が増えて楽しみですね。

朝サイクリング

2011-09-10 08:53:08 | サイクリング・レース・エクササイズ
今朝は、滝畑ダム方面にサイクリングして来ました。
日野地区境目の電光掲示板は21℃を表示していました。

この辺から登りが少しきつくなります。
でも、杉林の中を走るので涼しいです。
ダムの手前が、杉林もなく直射日光を浴びて暑いです。
サイクルスポーツセンターまで登りです。

下里町経由で工房に帰って来ました。
工房の事務所の温度計は30℃です。

着替えても、暑い。。。汗が止まりません。

今年も咲いています。


休日

2011-09-08 09:06:19 | 休日
今朝も下里町をサイクリングして来ました。
思わず、寒ーーーと思いました。
先週は、まだ、暑い暑いと思いながら走ったように思うのですが。
空もすんだ秋空ですね。

1年で今ほど良い季節はないですね。
良い季節はあっと言う間に過ぎ去ってしまいます。
すぐに寒い寒いと言わなければなりませんね。

休日は、病院に行きました。
血圧も薬の力をかりてまあまあ落ち着いています。
薬飲まずに落ち着きたいのですが。

久しぶりに庭の野菜畑で収穫をしました。
台風の雨で残り少ないトマトも傷んでしまっています。



手前からししとう、みょうが、ピーマン、とまと、にら、ゴウヤといっぱい採れました。
にらとピーマンと豚肉を炒めて昼飯のつまみにしました。
つまみと言えばビールを飲んで、、、
貯めとりをしておいたDVDを一気にみました。

全日本マウンテンサイクリングイン乗鞍&宝島トライアスロンイン宇久?

2011-09-04 08:17:23 | サイクリング・レース・エクササイズ
今年も抽選による参加申込をクリアして乗鞍に来ることができた。
実は昨年、家の事情で出場をキャンセルしなければならなかったため、2年ぶりの参加となる。
例年は赤松さんをはじめとする「チーム・アカマツ」と合同で参加していたのだが、今年は赤松さん一行が不参加ということで大泉愛輪会だけでの参加となった。

7時に大阪を出発し、乗鞍へ向かう。
高速道路1,000円の制度が廃止となったせいかはわからないが、夏休み最後の週末なのに渋滞もなくスムースにたどり着くことができた。(ちょっとだけ道を間違えたが・・・)
天候は曇りで、山頂は雲で隠れていて見えなかった。
受付の時に少し雨が降ってきたが、当日の天気は何とかもちそうな感じ・・・
定宿「アルパイン・ミズシロ」恒例の天気予報解説でも「競技中は何とか大丈夫で、終わってから降るかも?」とのことだった。
少し安心したのと夕食時のビールが効いたのとで、早くも21時半ごろには眠りに着いた。

翌朝4時半・・・いつものレースよりもかなり早い時間帯にもかかわらずスッキリと目が覚めた。
夜中に降っていたであろう雨はもう上がっていた。
去年は天気が良い分暑かったというが、今年はやはり涼しくて気持ち良い。
6時には宿を出て集合地点に向かう。

集合時間は6時であるが、前列の良い位置取りをするために多くの選手がすでに集まってきている。
もう会場の半分くらいに列が出来上がっていた。
幸い出来始めの列に入ることができたので比較的前のほうに自転車を置くことができた。



さて・・・ここからである。
現在6時10分くらいでスタートは8時2分で、まだ2時間近くある。
その間アップもできないでスタートを待っていたために、一昨年の参加時にはスタート後すぐ飛び出せたもののすぐに失速してかなり辛い思いをした。
なので今回は下山時の荷物と一緒にランニングシューズを持ってきた。
6時半から7時までの間に荷物を預ければよいとのことだったので十分にアップすることができる。

アップに出かける前にお手洗いでも・・・とトイレの前の列に並んだときだった。

「下山時の荷物の受付をまもなく終了します。」

???
時計を見ると6時15分である。
トイレの順番が回ってきて、用を済ませて出てくるともう6時20分である。
少ししか走ることができない。

申し訳程度に走ってから急いで荷物をバスに預けた。
なぜか妙に焦ってしまったために、もう少しで予備チューブや補給食を取り出さずに預けるところだったがすぐに気づいて事なきを得る。
パンフレットには6時半から7時って書いてあったのに・・・7時にチャンピオンクラスのスタートだったのでおかしいなとは思っていたが・・・

列に戻って待っているとしばらくしてからアナウンスがある。

「荷物を預けることができなかった選手のために7時15分までの受付でバスを用意しましたので・・・」

?????
もう預けたって・・・
事前と違うことしていたので抗議が入ったのだろうか?
いずれにしてもまだ1時間近く待たなければならなかった。
いきなり作戦失敗・・・来年は無くなってもいいようなシューズを持ってこよう・・・

7時のチャンピオンクラスから始まり、8時2分にようやく僕らのクラスがスタートだ。
集合場所からスタート地点に誘導されるときに少しだけ前に詰める。
スタートラインについたころには前から5列目ぐらいになっていた。

一昨年に続いて好位置でのスタートである。
だがアップも十分でない上に、実はシーズン前半の疲れが出たのか8月は絶不調である。
なので飛び出すつもりはさらさらなかったが、スタート直後に道路工事のため道幅が狭くなっているところがあって、そこでの混雑は避けたかった。
ゆっくりめの滑り出しだったがしばらくしてすぐに少しギアを上げる。
問題の箇所はスムースにクリアしてまたペースを落ち着かせた。

前述のとおり8月は久しぶりに経験する体の重さが続いていた。
土曜日の大泉練習会の前に参加する十三峠のタイムトライアルも20分を少し切るくらいからなかなかタイムが伸びなかった。
その上メインの練習では早々に脱落・・・当然スイムやランも調子が上がらず、距離だけをこなしているだけという感じだった。
もちろん日常生活で歩くのもしんどく、たまに足が上がっていなくて何もないところでつまづく。

後から選手がどんどん追い抜いていっても気にせず自分のペースを守る。
いつもより1~2km/hぐらい遅い感じか?
なので体の重さもあまり感じずに走ることができた。

第1チェックポイントを過ぎて3本滝のあたりでは少し平坦になるところでギアを上げる余裕も出てきた。
10km過ぎの中間点でタイムを見る。
39分ちょっと・・・一昨年のタイムは覚えていなかったが明らかに遅い。
3分以上遅いかも?
もう少し行くと勾配がきつくなる箇所があって、そこから毎年辛いのでここで補給を取ることにした。
ここのところ毎回お世話になっている梅丹のサイクルチャージだ。
ポケットから取り出して・・・と思った瞬間だった。
袋の角が引っかかったのか手から滑り落ちてしまう。

「あ~~~~!!」

後半の集中力を保つために頼りにしていただけにショックは大きかった。
後続の選手も上ってくるし、マイペースとはいえ止まる時間は惜しい。
とりあえず予備にサイクルチャージのラムネが一粒入っていたのでそれを口に含んだ。
またまた作戦失敗・・・

気を取り直してそこからしばらく走るとつづら折れの勾配が急にきつくなる部分に出てきた。
以前はコンクリートに無数の「○」が刻まれていて上りにくいところだったが、数年前からきれいに舗装されている。
といっても勾配のきつさは変わらない。
毎年このあたりから失速するので少し意識しながらマイペースで上る。

決して軽くはなかったが少しは集中力が保てているような気がする。
カーブできつくなるところは少しがんばって、ゆるくなったところで休む。
それを繰り返すうちにリズムがつかめてきたようだ。
また、距離表示の代わりにカーブごとに番号が掲示されている。
この番号は序盤のNo45ぐらいから気づき、段々数字が小さくなっていく。
カウントダウンのようで少し気がまぎれた。

残り3kmの表示が出るころには森林限界を超えて、周りには潅木などの背の低い植物しか見えなくなってきていた。
これから上って行く道や大雪渓、ゴール付近が見えてくる。
例年ここからが辛くとても長く感じていたのだが、今年は少し余裕がある。
タイムを見ると残念ながら1時間20分を切ることはできなさそうだったが、このまま行くと一昨年と同じくらいかもしれなかった。



残り1kmになってようやく最後に追い込もうという気になってきた。
ここからは下山する選手たちとすれ違うので右側に出過ぎないようにスピードを上げる。
残り500m・・・300m・・・200m・・・100m・・・十三峠の最後の勾配を思い出しながらゴール!
1時間22分57秒と一昨年の記録を30秒あまり更新することができた。
今回、自分の現在の調子と前半の遅いペースからすると1時間30分も切れないのではないかと思ったが、思いのほか後半の落ち込みが少なかったようだ。




山頂はやはり少し冷え込んできていたので、さっさと荷物を引き取って下山することにする。
下山時の事故には毎年主催者も神経をとがらせていて、今回は下山する人数を細かく分けた上に途中で3回ほど休憩が入った。
実は下山時に途中で落としたサイクルチャージを回収してやろうと目論んでいた。
落としたのはスタートから10km地点過ぎ・・・メーターをチェックしながら下っていく。
そろそろこのあたり・・・というところで探していると、本当に落ちていた!
後続の下山する選手に追突されないようにゆっくりと停車して落ち着いて拾う。
度重なる作戦失敗からは少し救われた気がした。

スタート地点まで下山するともう11時前になっていた。
計測チップを返してサービスのスイカをほおばる。
先日の長崎大島での暑さの中で食べたスイカとはまた違った美味しさだった。

宿に戻って風呂と昼食を済ませて表彰式へ向かう。
もちろん僕のではないが・・・今年は仲間が3人表彰された。

まずは大泉のエース井原さん。
東北でのレース後に1,000km以上を自走で帰ってきた疲れも見せず、今年も見事な入賞だ。

続いて最近ますます力をつけた松本さん。
1時間20分を切るタイムで堂々の入賞だ。

そして大泉のメンバーではないが、今回同行することになった石川さんの古い友人の娘さんである合田さん。
実は松本さんとどちらが勝つか?とチーム内では話題となっていた。
結局、松本さんには及ばなかったもののこちらも堂々の入賞だ。
(松本・合田の両名には見事に負けてしまった・・・)

今回は度重なる作戦失敗もあったが、調子が良くない割には走れたほうかもしれない。
来年こそは少なくとも1時間20分は切れるようにしっかり調整して臨みたい。
そして次の週はいよいよ今年のトライアスロン最終戦、五島列島の宇久でのレースだ。
あと一週間でどこまで疲れが抜けるかはわからないが、40歳代になって年代別表彰が狙えるレースなので何とか踏ん張りたい。

・・・と思って臨むレースは今回第4回となる「宝島トライアスロンイン宇久」である。
第4回といっても昨年は口蹄疫の影響で募集前から早々に中止となったので、3回目で2年ぶりの出場である。
一昨年は五島市の樋口君とバイクでデッドヒートをすることができ、非常に充実した内容のレースだった。
そのとき樋口君は30歳代の年代別3位に入賞していた。
今年は40歳になったので彼とは年代が違う。
1位は無理でも入賞は十分に狙えるのだが・・・

前週の乗鞍と同様に調子はあまり良くない。
スイムもランもタイムトライアルでは全然タイムが伸びなかった。
いや・・・それ以上の敵が迫ってきていた・・・

それは台風12号である。
当初関東地方をかすめると思われていたこの台風は、なかなか近づいて来ない上に徐々に西よりに進路を変えてきている。
このままでは近畿地方直撃か?そして九州では影響なし?
週間天気予報では段々とその様相を呈していた。
大会自体が中止なら諦めもつくが、DNSは勘弁だ。

予定では金曜日、佐世保に入って土曜日午前中のフェリーで現地入りするつもりだった。
しかしこのままでは金曜日には職場から待機命令が出る可能性が高い。
代わってもらうこともできたが、大きな台風の直撃で被害が大きくなるかもしれないのでそうも言っていられない。
なのであらゆるケースを想定して電車の時刻表を細かく調べた。

結果、3つの手段を用意した。

①金曜日の出発をギリギリまで遅らせて最終電車で佐世保に入る。
②土曜日の午前中に出発して夕方のフェリーに乗る。
③土曜日の夕方に出発して博多から宇久に向かうフェリーに乗り、大会当日に現地に入る。

木曜日、大会事務局に当日でも受け付けてもらえるように確認を取る。
話を聞くと、現地では今のところ台風の影響はないようだった。

台風の状況を見ると・・・なかなか近づいて来ない。
とりあえず①は消えたので切符を払い戻して佐世保での宿もキャンセルした。

金曜日の朝、台風は相変わらずである。
②も消えて、③の強硬手段しかないと思いながらフェリーの運行状況を調べると・・・
佐世保から宇久に向かうフェリーも博多から宇久へ向かうフェリーも欠航になっていた。
土曜日になっても台風が過ぎない限り運行されることは考えられない。
諦めかけていると大会事務局からの電話が鳴った。

「フェリーのほうが全便欠航となっていますので中止とします。」

あっけなく今年最後のトライアスロンシーズンが終わってしまった。
とても残念だったが、正直なところ少しほっとする気持ちもあった。
DNSにならずに済んだことと、この調子のままレースを迎えずに済んだことの両方だった。

土曜日の朝、職場からの電話が鳴る。
職場での待機命令だ。
幸い風雨ともにそれほどひどくはなく、警報も解除されたので夕方には家に帰ってきた。
もしフェリーの欠航がなかったら③の強硬手段で行くことになっただろうが、そうなったらネタにはなってもレースの結果は散々になったかもしれない。
以前は前日の寝台列車に乗って当日の朝に到着、レースを走ってその日のうちに帰ってくるなどということをやっていたがさすがに今は無理だ。

シーズンもこれで一段落・・・ということで最近の不調の原因を少し考えてみる。
一番の原因は6月から7月のレース間隔が回復と調整には中途半端だったのと入梅で雨続きだったことで、回復もできない上に練習も不足しているという状態に陥ったことがある。
また、ピークを持っていくのが少し早すぎて連戦が始まるころには調子が落ち始めてきたことも原因のひとつだ。
長崎大島では無理矢理に調整して、少し盛り返した感じがあったが根本的な解決には至らなかった。

今はレース前の休養とレースが無くなったのとで珍しく休養期間が長い。
この際少し休んでリフレッシュしてからシーズン終盤に臨みたいと思う。

坂口晃一