工房便り

工房赤松からの出来事をお知らせします。

コンパス

2007-06-30 09:15:51 | 工具
今日も梅雨の合間の晴れ日です。
自転車で快適に来ました。
暑くなって、汗をかくのも気持ち良いですね。

このコンパスも良く使う工具です。
円を描くことは、ほとんどありません。
スケールで先端寸法を決めておきケガキます。

エンドの差込口の寸法をけがいたりします。
同じ寸法でたくさんケガクのに便利です。

良く使うのは、右下の物です。
二股の上の部分でけがきます。
市販の物は、普通の鉄に少し焼を入れてあるだけで、直ぐにへたります。
私の使っているものは、ケガキをする先端部をハイス鋼に付け替えています。
なかなか、優れものです。



DHバー

2007-06-29 07:26:13 | 自転車
坂口さんに作りましたDHバー?の使用感が届いたので掲載します。
ステムの前方に角を取り付け、角にバーエンドを取り付けています。
不要な時は、角を外し通常のステムに戻ります。

坂口さんのコメント
作ってもらったDHバーにアームパッドもなんとか取り付けて走ってきました。
もちろん重量も軽いのですが、何よりコンパクトなのでさほど重さも感じずに走ることができました。
パッドの高さも心配していたほど高くならずポジションはほとんど変わりませんでした。
パッドなしでも走れると思いますがやはりあったほうがかなり楽です。



スコヤ

2007-06-28 08:36:27 | 工具
昨日は、暑かったな。ここ河内長野も真夏のような暑さだった。
自転車で来ていたので、川沿いの蛍の名所で蛍を探したが、全く見つからなかった。
季節が過ぎたか?暑過ぎるので見当たらなかったのか?


このスコヤと直角定規も良く使う道具です。

スコヤは、フレームを定盤に固定してチェンステーやシートステーの位置がズレテいないか、
定盤と直角の度合いを目測でチェックします。人間慣れれば目測って恐ろしいほど
正確になるものですね。

スコヤは、定盤上で寸法測定の基準に使います。

直角定規は、フライス盤の刃物を直角に合わせる時に良く使います。
また、冶具がないものを溶接するのに直角を合わせるのに良く使います。
一番小さいのは、冶具を作る時に重宝します。


ヒルクライム初参戦

2007-06-27 07:34:24 | サイクリング・レース・エクササイズ
ヒルクライム初参戦

美ヶ原のヒルクライムにいってまいりました。
上りは完全に初心者のぼくはだいぶ不安で逃亡しそうになってたのですが無事走り終えました。

23日朝、大阪市内で松尾さん、宮田さんと集合し自転車を積んでいざ出発。
     ぼくの自転車だけMTBです。
     松尾さんのとてもいかす車にのせてもらい快晴の中を快調に進む。
     到着し、受付を済ませた後かるく試走。序盤の一番きついといわれる
     坂の上の湖まで、3,4キロ。その時点でぼくは松尾さん宮田さんにはついて     
     いけず、一人だけハードな試走に。景色がいいので、気分だけはよかった。

     晩は宮田さんのとってくださった宿で、温泉とうまい料理。久々で最高。
     馬刺し食べました。

当日  ものすごい数のチャリンコ乗りたち。びっくりしました。
     カテゴリー別にスタートするので、最初にスタートしたチャンピオンクラスの  
     選手から1時間遅れでMTBクラスはスタートする。おかげでいろんな人の
     自転車やスタート時の様子が見れて楽しかった。キッズも、けっこう年配の
     方も女性も外国の人も、リカンベントもタンデムもランドナーもでていた。

     スタート。坂にへばりつくように静かにひたすら上っていく人を見ながら自分も
     ひたすら漕ぐ。参加選手がおおいので、レース中終止まわりに数人の選手が
     走っていた。そのときどきで、ライバルを設定したり追い抜いたり抜かれたり
     しながら走るのはとてもおもしろい。抜かれるのはあまりだが。
     終盤がちかずくと、ツツジやキキョウが路肩にちらほらしてきた。
     ぼくはもちろんへろへろしていた。
     景色がひらけて牧場とツツジの群生地をはしりぬけてゴール。くたくた
     だったが全力を出し尽くすというのが難しいということがわかりました。
     それは練習が足りないのだというのもまたわかりましたが。
     スタッフの方が配ってくれているトマトを2ついただき下山。

     結果は、MTB男子クラス78位、1:52。
     宮田さんは1:15でロード男子Dクラス14位。
     松尾さんは同クラス、1:34、162位。
     一番若いのはぼくなんですが・・。もっとがんばります。
     
     
めっちゃおもしろかったです。最後のほう雨が降ったりしましたが、走りはともか
くとして初参戦楽しむことができました。達成感もありますがあんなに大勢の自転
車、選手とはしることや、景色など非日常だらけでそのなかで自転車にのりまくる
ってことで、自転車っておもろいなーとあらためて感じました。

レース自体も、ゴール後のおいしい地場産トマトなどイベントとして地元の方々が
盛り上げてるようなところがあり、雰囲気がよかったです。
またいきたいです。
松尾さん宮田さんといろんな話ができたのもかなりたのしかったです。ありがとう
ございました。


写真は、チャンピオンクラスのスタート。応援の方もたくさんいました。
もう一枚は終了後の帰路。コース終盤のツツジ。


尾崎





休日

2007-06-26 07:50:22 | 休日
昨日は、半休でした。
午前中は、急ぎ物をやっつけて、打ち合わせに出かけた。
自転車に関係ないが、ダイカストマシーンの安全カバーを頼まれ採寸に出かけた。
頼まれ、出来るものは、何でも受けるから?

昼には、帰宅して庭の手入れ、プチ農園は、雨の為草が大きく育っているので
抜き取った。途中で疲れた為、まだ、残ったままです。プチ農園は、今年は、
上出来と思っていたら、きゅうりが6本中4本枯れてしまった。なすびも、最近
今一状態。出来の良いのは、トマトだけです。

ふきも育っているので、今年3度目の収穫。

梅雨のうっとうしい時期に綺麗に咲くあじさいが好きです。
我が家の表と裏に植えています。
自分で同じ木から取って挿し木をして育てました。

面白いのが表に植えているのがピンク色に咲きます。
裏に植えているのが青に咲きます。
土壌がアルカリの場合は、ピンクになり酸性の場合は、青になるらしい。

夕方からジェットと長距離散歩をしました。加賀田神社でボール遊びをしようと
ボールを持参しましたが、先客がいて出来ませんでした。近所の子供がサッカーの
練習をしていました。
約1時間30分早歩きで、疲れました。





西日本実業団ロード

2007-06-24 07:13:50 | サイクリング・レース・エクササイズ
「6月17日(日)曇)」 広島森林公園(BR-3、12.3km×3周)

朝5時過ぎに出発。9時までに着。

BR-3のスタートが、BR-2スタート3分後の12時43分。BR-1が9時30分。
受け付けに行き、時間はたっぷりあるので帰りにシマノによる。BR-1はスタートしたところ。
坂東さんと今西くんがいた。4周目から補給なのでゆったりしている。
今西くんとは選手時代は挨拶を交わす程度。坂東さんもそう。選手を辞めてからリラックスして話ができる。

だから今西くんと話をするのは今回が初めて。
それに相手はシマノレーシングチーム。私はただの自転車乗り。
今西くんが知らんと言えばそれまでだが、挨拶したら知っていてくれた。
(大阪では、大きな顔して長年走っているからなあ。)

むこうでも走れる時間はあるらしい。(夜は10時すぎても明るい。)
そして走っている人数がはんぱじゃないらしい。
レースのごとく集団が走ってきたと思えば、また集団が来る。そしてまた来る。
そのなかにはおじいさん、おばあさんもしっかりいる。
食事は自炊もするし、近くに中華料理屋があると。

そんな話しをしているうちに補給のできる周回がきて今西くんはスタートゴールの方へ移動。
私は、坂東さんの近くでレース観戦。

今回シマノは、補給食はなく、スポーツドリンクとコーラ。
コーラは、ダイエットやノンカロリーじゃなく、クラシック。
私がレースやり始めたころや、坂東さんが選手のころから、これ。
フレーム、機材、ウエアーが時代とともに変わっても、夏の暑い日には、これ。
他の炭酸飲料じゃなく、これ。

これからも、これ。

ひさしぶりに、昔を思い出し、広島まで来た甲斐があった。
今日は、これで満足。レースのほうは勝負に関係なく走れる。
《ここでの勝負と言うのは順位じゃなく、完走かリタイヤか、の意味です。》
よって、アップする気もない。それでも軽量化(?)のためボトルもなし。

レースが始まり、コースの前半は下りなのでどんどん追い越していく。
上りに差し掛かりフロントギヤーをアウターからインナーへ。インナーギヤに引っかからずに落ちた。
勝負がかかっていたら、汚れを気にせず、チェンをつかんでギヤに引っ掛けるのだが
今日は、慌てない、慌てない。

まず、コースの端により、チェンジをアウターに入れ左手でサドルをつかみ後輪を浮かし
右手で左クランクを数回廻す。ギヤが入った。OK。
サドルにまたがりペダルを踏むが前に進まない。
ギヤーはアウター、コースは坂。やっぱりダメだめか。
もう1度自転車を降り、チェンジをインナーに入れ左手でサドルをつかみ後輪を浮かし
右手で左クランクを数回廻す。インナーギヤに落ちる。
そしてサドルにまたがりペダルを踏む。スタート出来た。

この間、40秒ロスしようが、50人以上抜かされようが慌てない。
三段坂の頂上付近で、知っている顔が見える。(堺や!)
タイム差と応援してくれる。こいつとも古い。25年以上になるか。

レースは、完走者133人いる中でトップ。年齢で。(順位は6分35秒差の120位)
優勝した選手の年齢は15歳!私の位置に来るまで33年かかる。

これで安心して自転車がやめられる。         うそやで、やめへんでー。

                                          あらきひろいち。

シリンダーゲージ

2007-06-23 08:42:23 | 工具
シリンダーゲージは、シリンダーの内径を測定する為の測定器です。
私は、ハブのベアリングの圧入部を測定しています。
ハブを作るのになくてはならない測定器の一つです。

私の持っているものは、15~25mmまで測定出来ます。
測定範囲は、1mm以内です。

使ったことのない人には、理解しにく物ですね。
20mmを測定しようとすると、まず、20mm用に測定端子(アンビル)を交換
して、ゲージブロック、マイクロ等で20mmに設定します。
測定は、2点測定です。
それから、測定物を測定します。測定値は、ダイアルゲージの数値で+-します。

使用には、少し熟練が必要になります。
ちょっとマニアックな測定器ですね。



ピスト用チェーン引き

2007-06-22 07:52:42 | パーツ
最近アルミフレームが増えているが、市販のチェーン引きが使えず困っている人が
多くいます。
以前から作って欲しいと要望がありましたが、作れずに年数が経ってしまいました。
先日、ALフレームにチェーン引きを付けて欲しいと依頼され、付けてみたところ
これは作らなければならないと実感。

これもまた、数年越しでやっと完成しました。
作ってみたら、そうたいしたことないですが、これで、ピストのチェーン張りが
スムーズに行えます。

ピストでチェーン引きを使わない人が多いですが、チェーン引きは、必要なもの
なんです。
一般的にピストハブは、クイックレリーズでなくママチャリと同じ構造のナットで
締め付けます。
このナットで締め付けるのが大変難しいものです。

と言うのは、締め付けると必ずと言ってよいほど、締めたいところからずれます。
尚、緩まないか、車輪が滑らないか心配で必要以上の力で締め付けます。
力強く締め付けたり、緩めたりしている内に、ハブのナットも緩んで、玉当たり
調整も狂ってしまいます。また、長年繰り返していると、エンドが削れてしまい
いくらずらそうとしても、その削れた部分に落ち着いてしまい煮調整が出来なく
なります。
最悪の場合、エンドが開いてしまいます。

そのような不具合を防ぐ為にも、チェーン引きを取り付け、適した締め付けを
すれば、
決してずれたりしません。
チェーン引きを使う事は、ハブの為にも、エンドの為にも良い事になります。



カッティングマシーン

2007-06-21 09:03:34 | 工具
フレームのステッカーは、操業当初、マーク屋さんで作りそれを貼っていました。
しかし、フレームのパイプの形状、太さも大きく変わってきました。
おまけに種類も増えました。マークの大きさもそれに合わす為、いろんなサイズが
必要になり、当初作ったマークも合わなくなってしまいました。

何でも自分で作りたがり屋の私としては、カッティングマシーンが欲しくて仕方なく、
ひょんな縁で中古を入手しました。MACからの出力で、Windowsを使用の私には、やっかいな
代物でした。

付属していたMACがPowerMacintosh8100と言うかなり古いモデルで
何かすると固まってしまいました。そこで、MAC先生に頼んで、G3と言うモデルに
Power UPしたのですが、これまた、何かあるとどうしようもありません。
先生は、大阪から滋賀に転居。MACに詳しい人が近くにいません。

仕方なく、自分でやるしかなく、Rolandのホームページを確認したところ
Windowsでカットする方法が懇切丁寧に掲載されていました。
この際、Windowsで動かすしかないと、やり始めましたが、敵もなかなかの者で
そう簡単に言う事を聞いてくれません。

私の使っているIllustratorCSの詳細が掲載されていませんでした。
Rolandにメールを送り詳細を聞いて、その通りにやれば、
ついにカット完成。。。万歳、、、ああー疲れた。。。



ハイトゲージ

2007-06-20 10:01:37 | 工具
ハイトゲージも私の製造には、なくてはならない測定器の一つです。
名前の通り高さを測定する測定器です。
下面から測定端の間の寸法を測定します。

左から主にケガキをするのに良く使います。フレーム作りでは、ボトルケージの穴位置のケガキ、
冶具を作る時のケガキ等に使います。

中央のものが、これまた優れもので、小さいので扱い安く大活躍です。
フレームの芯確認、芯取り作業、旋盤のバイトの高さ調整等々に使います。
知人から結婚祝いに頂いた物です。既に26年経ちました。
よくもったな???嫁さんか?ハイトゲージか意味不明ですが?

右のものは、デジタルで主に精密な測定する時にのみ使っています。
インデックスが使えるので便利です。どこでも0に設定出来、そこからの寸法を
測定出来ます。