工房便り

工房赤松からの出来事をお知らせします。

休日

2009-06-30 09:35:51 | 休日
昨日は、梅雨で大雨を予測していたが、朝は、雨が降っておらず、庭でアジサイの挿し木をしたり、ランの植え替えをしました。
いつもの様にジェットに大邪魔されながらでした。



この日曜日(6/28)に第12全日本自転車競技選手権大会ロードレースが行なわれました。この大会は2009年ロード世界選手権自転車競技大会代表候補選手選考会を兼ねているロードレーサーにとって重要な大会です。

先週行なわれた西日本実業団ロードレースが行なわれた広島県・中央森林公園 です。先週のレースでは、荒木選手は、3週でリタイアだったそうです。

日本選手権は、196.8km(12.3km×16周)での戦いです。

新城選手がツールに参加が決まっての国内レース参戦とあって大きな期待があったと思います。
しかし、国内チームもチームプレーで阻止したようですね。
優勝は、PINARELLOに乗る愛三の西谷君が優勝。
ご近所の昨年のチャンピオンの野寺君は3位入賞。

1位 西谷 泰治 愛三工業 5時間22分42秒
2位 宮澤 崇史 アミーカチップス 5時間22分43秒
3位 野寺 秀徳 シマノ 5時間22分43秒
4位 新城 幸也 Bbox Bouygues Telecom 5時間22分43秒
5位 鈴木 真理 シマノ 5時間22分43秒
6位 土井 雪広 スキルシマノ 5時間22分45秒

新型トレンクル

2009-06-26 09:30:26 | トレンクル
今日は、久し振りに自転車でやって来ました。
2週間ほど自転車に乗っていなかったので、朝から激坂が辛かった。。。

新型トレンクルの改造をしました。
少しずつ変更がされています。

まず、大きく変更があったのがフロントホークですね。
カーボンホークに変わっています。
重量は、約290gです。アルミのアンカー小物がステカンの中にある状態で測定しています。
ハイテンホーク(7500用)が615g、
チタン(6500用)が350gと比較すると、やはりカーボンホークは、
軽いですね。

しかし、カーボンホークは、輪行時に傷が付き安いですね。
ステカンもカーボンになっているので、ステムの締め付けを十分気を付けなければ、割れるでしょうね。
チタンのステカンがだ円になるぐらい締め付けているものを、たくさん見ています。あれぐらい締めると間違いなくカーボンのステカンは、割れるでしょう。

それから、股下寸法が短くなって、泥除けが付かなくなっています。





旧トレンクルのBBSHELLは、チタンの内部にアルミのネジを切ったカラーをはめ込んでありましたが、新型はアルミカラーをなくしてチタンにネジを切ってあります。




エンドは相も変わらずプレスで抜いただけです。
価格に見合うものにして欲しいものです。
弊社では、改造時にバリ取りを兼ねてバブで仕上ています。



『自転車あぜ道』(14)<半分仕事・半分自転車>

2009-06-25 08:31:18 | サイクリング・レース・エクササイズ
『自転車あぜ道』(14)<半分仕事・半分自転車>

もっと昼間走る時間がほしくて仕事を変わることにした。
昼間の時間を確保するには、夜中か、朝早いか、夕方からの仕事を探して
見つけたのが、松原市にある東洋食品工業。

仕事の内容は、保冷トラックでスーパーなどに豆腐、揚げ類を納品。
時間は、朝5時から11時半ごろまで。

住む所も堺市三原台にある単身者住宅に、"三木"で働いている時に入った。
名前は『ヤングタウン』で家賃が4000円ちょっと、
共益費が3000円ちょっと、で合わせて7000円ちょっと。

当時でも安いけど、入居率は半分ぐらい。
私の入った棟は、12階建の2階で部屋数は22あった。
そんな棟が4つ有り、その1つは、女子専用。

部屋は、和室と洋室が有り、広さは畳4畳分に、広さ半畳分の押入れ、
広さ半畳分の玄関。水道、ガスは共同炊事場。
風呂は、敷地内に銭湯並みの大きいのが1つ有る。
喫茶店、食堂、体育館もあり、サークル活動もある。

人気のないのは、部屋の狭さか?
冬には、暖かい空気が出てくる。共益費が高いのは、これと風呂代か?

午前中、仕事から帰り昼ごはんを食べ、眠気があれば一眠りして自転車に乗る。
ホームコースは、金剛トンネルまで往復。約3時間ぐらいか。
日曜日は、レースか、なければKCSCでバンク練習。

2年間、こうゆう生活を送りナカガワサイクルワークスに、移る。

             〔あらきひろいち〕(59、4生)

虹ノ松原トライアスロンイン唐津

2009-06-24 08:29:46 | サイクリング・レース・エクササイズ
先日の上五島から始まった九州(ほとんど長崎)転戦シリーズの第2戦として、かねてから参加しようと思っていた虹ノ松原トライアスロンイン唐津に参加してきた。
このレースは長崎大島のレースで何度かご一緒させていただいたKさんが大会会長を務める大会で、九州の知った顔がたくさん参加する。
Kさんからも「うちの大会にもおいでよ!」とお誘いを受けていて以前から参加したいな~とは思っていたのだが、前後のレース日程の関係や体調の問題でなかなか参加できないでいた。
今年は上五島の大会から2週間後であったのと調子も良いことから、念願叶ってやっと参加できることとなったのである。

入梅してから晴れ続きでこのまま当日までもってくれれば・・・との淡い希望も叶わず当日は早朝から雨が降っていた。
それでも暑いよりはまだマシと気持ちを切り替えてアップする。
上五島の大会から2週間が経って、疲れの抜け具合が気になっていたが足は軽い・・・というか久々に気持ちよくアップで走ることができていた。
参加人数も多く、コース的にも入賞は厳しかったが行けるところまで行ってやろうと思った。

ここのコースは名前のとおり虹ノ松原を走るコースである。
スイムは国民宿舎前の海岸を750m2周回泳ぎ、バイクは防風林となっている松林の中の道路を4km往復で5周回、ランはそばを流れる松浦川沿いを中心に5km往復を走る・・・という僕が最も苦手とするほぼ平坦なレイアウトとなっている。
最近はアップダウンのあるコースレイアウトのレースばかり出ているため、このようなコースは10年近く走っていないような気がする。

午前8時、いつもよりも早い時間帯にスイムをスタートする。
今まで泳いだ中で一番静かではないか?と思えるくらい海は穏やかだった。
250人以上の選手が一斉にスタートするので最初はバトルもあったがすぐに抜けることができた。
また、そばに絶えず誰かが泳いでいるので位置確認には苦労しなかった。
比較的スムースに1周目が終了し浜に上がってタイム確認・・・14分40秒弱・・・まあまあかな?このペースが維持できれば御の字である。
2周目・・・相変わらず泳ぎやすいしペースも落ちていないようだ。
浜に上がってタイムを見ると29分20秒弱!
なんとほぼ同じペースで泳ぐことができた・・・と喜ぶようなタイムではないが・・・久々に1.5kmのスイムで30分を切るラップが記録されそうだ。





トランジットにバイクをセットするときに今回、久々にあることをやってみた。
それはトランジットタイムを少しでも短縮するために、バイクシューズをあらかじめペダルにセットしておくことだった。
いまいち得意ではないのと、トランジットエリアがそう広くない場合は大して意味もないと思っていたのとで最近はやっていなかったのだが、ここのトランジットエリアは乗車ラインまで少し距離がある。
また、いきなり上りとかではないのでシューズを履きながらスタートしても問題ないだろうと考えて今回はやってみることにした。




ウェットスーツを脱いで、サングラスをかけて、ヘルメットをかぶって、補給を少し取って・・・・バイクをラックから取り出し乗車ラインへ向かう。
さすがに裸足で走っていくと速い。
さあ乗ってシューズを履いて・・・と思ったときにハンドルに何かヒラヒラ・・・???・・・あ・・・ゼッケンベルトを体につけるのを忘れていた。
ハンドルにかけたままになっていたのである。
さすがにこのままでは邪魔になるので止まってゼッケンをつける。
そしてまたシューズを履きながら漕ぎ出した。
実はレース用ウェアを新調してからゼッケンベルトを使用するようになったのだが、まだ慣れていないせいかトランジットの手順から完全に抜けてしまっていた。
その上久々にやる乗車しながらシューズを履く行為・・・慣れないことはいきなりやらないようにしよう・・・結局時間のロスだった。

海が静かだったので当然にバイクでも風はなかった。
というか防風林となっているので普段から風の影響を受けることは少ないのだそうだ。
少しづつ曲がってはいるがほぼまっすぐな道が続いていく。
メーターはいきなり40km/hを超えていた。
すこぶる快調・・・な訳ではなかった。
前述のようにずっと平坦なコースレイアウトを走るのは久しぶりである。
加えて多くの選手がスピードを上げて走っていく。
久々の感覚にいつものレース感が狂ったのかペースを上げすぎているようだった。
しばらく走ると35km/h前後に落ち着いてきたが2周目までは呼吸も苦しく、太ももの裏の筋肉が辛かった。

感覚の違いに戸惑いながらも何とか自分のペースを作りたいと思っていたところに救いの神が現れた。
2周目の終わりごろに一人僕を追い抜いていく人がいた。
もちろんドラフティング(今大会は前車先端から7mはまでの範囲は追従走行してはいけない)禁止なので十分に間隔を空けて追従する。
と、どうやらペースが同じような感じだった。
折り返しで一旦減速し、また加速していく。
このときに僕が先行したがしばらく走るとまた追い抜いていき、僕が追従する。
そのうちにメンバーがもう一人増えて3人が暗黙の了解のうちに先頭を交代して走行していた。
もちろんドラフティングにならない範囲で追従する。
そうしているうちにペースも安定し、いつのまにか辛さも消えてしまっていた。
ラスト2km程で最初に抜いていった人と少し言葉を交わしてトランジットに向かった。
降車時にはいつもバイクシューズを乗車中に脱いでおくのでここは無難にクリアし、ランへと移る。

実はバイクの途中でサングラスが邪魔になったのではずしてウェアの後ポケットに入れていた。
さすがにランでは邪魔になりそうだったのでトランジットにおくか、かけるかしようと思っていた。
そして後ポケットに手をやる・・・????・・・ない???・・・落とした???
かけていたサングラスはオークリーのハーフジャケットで、僕が持っている一番安いものでも18,000円はする。
「あぁ~また(一度交通事故のときに紛失)買いに行かなアカンのかぁ;」
ショックだったがまだレースの途中である。
気を取り直して走り出した。

アップの時に軽く走れる感覚があったがそこまでは走れていない印象だった。
やはり平坦なバイクコースで、ある意味休憩できないのが少し効いているのか足は少し重い。
しかし前に選手が近づくのが見えると集中力が高まってくる。
なかなかペースがつかめないが確実に前の選手を捉えていった。
2人に抜かれたが4人は抜いた。
が、折り返しを過ぎてもペースは上がらない。
初めてのコースというのも手伝ってなかなか思い切って仕掛けることができなかった。
前の選手もはるかむこうに見える。
「このままの順位でいいか・・・」
そう思ってしまったところで後からの気配に気づくのが遅れてしまった。
ラスト1kmを切り、フィニッシュ地点が見えてきたところで快調な足音が聞こえてきた。
不覚にも上五島に引き続き最後の最後で順位を落とす結果となってしまった。
前回ほどの実力差ではないにしろ、もうついていくこともできなかった。
終盤での気の緩み、あと・・・サングラスの件??が影響したのだろうか?
結局2時間23分ちょうど、エイジの部24位でフィニッシュした。
しばらくしてすぐに、折り返し過ぎで会った山口のTさんや長崎のOさんがフィニッシュしてきた。
危ないところだった。

表彰式では地元歌手のミニコンサートやマジックショー(素人だといっていたがかなり高度!)などが行われ、地元名産の唐津焼などの景品(釜山ペア旅行券も!)が当たる抽選会も開かれた。
そしてすべて終了した頃にサプライズが・・・それは今回第10回を迎える大会にふさわしく、大会会長であるKさんと実行委員長Hさんへの花束贈呈だった。
もちろん本人たちには(たぶん)知らされておらず、奥様とともに壇上で涙ぐむ二人!
年をとって涙腺がゆるくなったのか僕も思わず涙が出そうになってしまった。
そして・・・個人的にほっとしたのは・・・なくしたと思っていたサングラスが落し物として届けられていたことだった。
ランスタート時に落としたらしく「ランスタート 42(僕のゼッケン番号)」と書かれた紙が貼ってあった。
間違いなく僕のものである。
実は抽選会で唐津焼のタンブラーが当たったので余計にうれしかった。
レース結果は今一歩だったが終わりよければすべてよし!自分の力を見つめなおす良い機会にもなったので本当に参加してよかったと思う。
また来年も参加したい。

坂口晃一




休日

2009-06-16 09:57:29 | 休日
昨日、休日は朝から庭の手入れをしました。
大きく成り過ぎた木を切ったり、溝を掃除したりしました。
ずーーーとジェットに邪魔されていました。

めだかのカメも掃除しました。
水を抜き掃除をして、太陽消毒をしました。




水を入れてカルキ抜きをしている間、めだかはポリバケツに引越ししています。
ポリバケツには、ジェットが水を飲むので網をかぶせています。
ばかジェットは、バケツに綺麗な水を入れてやっているのに、汚いカメの水を
飲みたがります???




昼から長距離散歩に出かけました。
暑かったですね。
でも、新緑を見ながらの散歩は目、心の保養になります。




『自転車あぜ道』(13)<初入社・初骨折・初入院>

2009-06-10 06:37:38 | サイクリング・レース・エクササイズ
『自転車あぜ道』(13)<初入社・初骨折・初入院>

80年3月。友人の紹介で、三木フレームの三木製作所に入社。
本社は、今池町にありフレームの塗装を、遠里小野(おりおの)工場では
塗装前(生地)のフレームを作っている。

従業人は、全員で50人ぐらいだったかな?私の知っている競技用のフレームを
作っているのは、その中で5人程。
私の仕事は、遠里小野工場で生地のフレームの検査・出荷。材料の調達など。

通勤は自転車、時間は40分ぐらい。
8:00出勤。12:00-12:45昼休み。4:45定時。日祝日休み。
定時で終わるのは、土曜日ぐらいで、残業が1時間か2時間。

贅沢するのは、月1回の給料日の夜。
ファミレスでメインに肉料理を注文し、シメはデザート。

そんなサラリーマン生活が半年が過ぎた10月か11月ごろ。
日にちは、思い出せないが、通勤にウインドブレーカーを着ていたので、
そのころだと思う。

目が覚めると寝ていて、両親が居た。まわりを見渡して、ここが病院だと気づいた。
起きようとしたけど、身体が全然動かない。痛みは感じなかった。
この状況から、とうとう事故った、と感じとった。

事故の事は、まったく思い出せない。それどころか、その日1日の事が思い出せない。
ケガは、右小指脱臼、右膝骨折(ヒビ)、そして全身打撲。
1週間ぐらいで1人でトイレに行けるようになると、病院がイヤで2週間で退院して、
実家で療養した。

4週間目で右脚のギブスを外す。4週間、膝を曲げずにいると自力では曲がらない。
風呂に入り、暖めながら両手を使って徐々に曲げる。
一晩寝ると、また脚が硬直。起き上がるのに30分以上かかった。
日々、そんな事の繰り返しだが、起き上がる時間は、短くなって行った。

もちろん、リハビリには自転車を、積極的に使わせてもらいました。

8週間目でレントゲンで再検査。まだヒビが見えるので安静するよう言われたが
普通に自転車で通勤して、普通に残業していた。

歩けるようになってから、警察に行き調書を取り、事故の事を聞いた。
私が、直進で相手の車(小型ダンプカー)が右折で正面衝突。
写真を見せてもらうと、小型ダンプカーの正面がベコっとへこんでいた。

自転車は、トップチューブとダウンチューブがくの字に曲がり、前後の車輪もグリャり。

冬も無事乗り越え、春になり、夏になる頃には身体は
事故前の体力を取り戻していた。

この年の12月、退社。(1年9ヶ月勤務)

              〔あらきひろいち〕(59、4生)

第20回トライアスロンイン上五島

2009-06-09 07:48:02 | サイクリング・レース・エクササイズ
長崎県で最初に開催された(記憶に間違いがなければ)トライアスロンであるこの大会も、市町村合併に伴う存続の危機、民間開催への移行、参加者の減少・・・いろんな苦難を乗り越えて今年で第20回の記念大会として開催されることとなった。
僕は第12回大会から参加させてもらっているがレースそのものはもちろんのこと、五島の人たちや毎年集う参加者の皆さんとの再会が楽しみで絶対にはずせない年中行事となっている。

今年の目標は昨年2年ぶりに逃した表彰台!
しかし事前に送られてきていたメンバー表を見ると、過去の実績からしてどうがんばっても勝てないであろう人が5名ほど名を連ねていた。
この大会の表彰は総合3位までと各年代別表彰が1位のみとなる。
僕らの年代は20~30歳代で前述の5名もみな30歳代だ。
総合に名を連ねるのは間違いないと思われるので、最低でも4位にならないと表彰台には上がることができない。(昨年も同じことを書いているような・・・)
他人を気にしても仕方ないので・・・自分の調子はというと、ここ数年では一番調子が良いと思えるくらいには仕上がっていた。
少なくとも3年半前の交通事故に遭う前の状態までは戻ってきている。
とにかく自分の力を出し切れば結果はついてくると信じてまずはレースを楽しむことにした。

レース当日の朝、風が強く少し肌寒いくらいだったが不思議と波が少なく海は静かだった。
30分前に少し泳いでみたが水温は低いものの、かなり泳ぎやすい。
また、透明度もいつもより高く感じた。
調子は上がっているが、実はスイムだけは相変わらず・・・とりあえずは現状維持という状態だったので「これはいけるかも?」と少し期待が高まる。

9時ちょうどにスタート。
人数が少ないのでバトルもなく、また試泳で感じたとおり泳ぎやすい。
ほぼ同じペースで泳いでいる人がいて、ずっとその人と一緒に泳いでいたせいか前方確認でヘッドアップすることもあまりなく快調に泳げているように感じた。
スイム2kmは660mを3周するコースで、1周ごとに浜に上がる。
ここでタイム確認・・・14分20秒・・・??・・・思ったより遅い・・・。
2周目も同じ人の後ろについて泳ぎ、しばらくするとその人が少し遅れてきたので追い抜いた。
悪い時は中盤から追い抜かれてばかりなので今回特に悪いわけではなさそうである。
2周目を終えて浜に上がってタイムを見る・・・29分・・・ペースは落ちていないので少し安心した。
3周目の真ん中で少しうねりを感じてペースも少し落ちたが自分としては余裕を持って終えることができた。
少し遅れた先ほどの人もほぼ同時にスイムフニッシュした。
トランジットに入ってはじめてわかったのだが、同じペースで泳いでいたのは有力選手の一人であるY君だった。
もちろん彼は前述の5人のうちの一人で、昨年は2位である。
前日にあまり練習できていないとは言っていたが本当に調子は良くなさそうだった。

スイムフィニッシュは45分と少し・・・決して速くはないがいつもながらここからが本番である。
ウェットスーツを脱いで・・・あれ?なんかおかしい・・・???
ふらつく、というよりも完全に目が回った状態(単純にその場でぐるぐる回って止まった直後のような状態)になってしまっていた。
とにかくなんとかしないと・・・ほんの数秒だがその場でじっとしていた。
するとすぐに回復し無事バイクに移ることができた。
あれはなんだったんだろうか?少し不安を覚えながら走り出した。

最初の坂を上り始めるとリレーで出場しているTさんが追い抜いていった。
先ほどの出来事で少しおっかなびっくり走り始めていたがTさんの走りを見て正気を取り戻した。
少し離されたが徐々に追いつく。
するとトランジットで止まっている間に先行していたY君にも追いついた。
頂上では先行し下りに入るとTさんには引き離されたが、Y君はついてこない。
まず関門は一つクリア・・・とその時は思った。

最初の坂をクリアすると入り江に沿って小刻みなアップダウンと平地が続く。
数少ない平地部分なのでDHバーはつけてこなかった。
それでも若干の追い風が手伝って程なく米山への上りに入る。
やはり調子は良いようで、時速が1~2km/hは確実に速い。
ここでも先行している数名を射程に捕らえた。
同じ大阪から参加のMさんもその中にいたので一声かけて追い抜く。
下りに入って一人ついてきていて、一時先行されたが2周目の上りに入る頃にはまた引き離した。

しばらく上っているとまた有力選手である元プロ選手のC君に追いついた。
現在指導者として活動している彼はもう3年ほどレースから遠ざかっているという。
練習ももちろんしていないらしい。
ここでまた一つ関門をクリアした。
・・・と4位以内に入るために想定していた関門は最低限クリアしたが、いつも知らない速い人が来ていたりすることがある。
しかしそうなるであろうと思われる人はバイクで追い抜いたようだったので、おそらく現在4位であるということがなんとなくわかった。

2周目の米山では一人になったが、気持ちを切らさずにクリアしてバイクフィニッシュに向かう。
トランジットに入るとバイクの数は・・・1、2、3、・・・4台・・・1台はリレーなのでやはり現在4位!
補給をしてランシューズを履いていると「今4位!F君が2分先にいるよ!バテてるみたい」と声をかけられた。
あわよくば同い年で歴代優勝者であるF君にも勝てるかも???
年代別どころか総合3位も夢ではない位置まで来たのである。
・・・とそこまで甘くはないわけだがこの調子で行けば少なくとも年代別表彰は確実だった。



ランに入っても調子が良く、足は軽かった。
墓地の前のきつい上り坂で足がつりそうになるが懸命にこらえる・・・とそのとき後のほうで確実に僕に対するものではない声援が聞こえた。
え??誰か来た?バイクで後続の気配はなかったのに・・・
後ろを振り向くとスイムを一緒に上がり、バイク序盤で引き離したはずのY君がすぐそこまで迫ってきていた。
足取りも軽そうだ。
ここは逃げるしかない・・・いや、追いつかれてもなんとか付いていってF君を抜くぐらいでないと・・・
そうするうちにY君はすぐに追いついてきた。
「死んだフリしてたな~!」
そう声をかけると彼は少しこちらに目をやって、付いていく間も与えずに一気に追い抜いていった。
こうなったらもうF君を抜くしかない。
切れそうになった気持ちをまた持ち直して先を急いだ。

ラン12kmはちょうど6kmで折り返す。
その手前の上り坂でF君とすれ違った。
かなり辛そうでいつものように目を合わせて声をかけることもなかった。
しかし差はランスタートからは開いているようだった。

しばらくは一人で走る状態が続いていたが折り返しを過ぎると後続の選手とすれ違い、差を確認することができる。
その中でひとり気になる選手がいた。
どうみても走りが別格である。
しかし1kmは離れている・・・気持ちを切らさないことに集中した。

残り3kmからきつい上りに差し掛かる。
ここをクリアすればフィニッシュまではあと少しである。
最後のエイドを越えて今度は最初に上ってきた墓地の前の坂を下る。
ここでまた後のほうで確実に僕に対するものではない声援が聞こえた。
すれ違う後続選手はしばらくいなかった・・・ということは・・・やはり!!!!!
折り返しすぎで見たあの選手だった。
またか!あと1km少しだったので思い切って逃げてみた。
しかしみるみる足音が迫ってくる。
ほんの一瞬でも付いていくことさえできずにアッサリと追い抜かれてしまった。
表彰式のときにY君に聞いたところ、つい最近まで現役バリバリのランナーだったそうで・・・Y君自信も追いつかれないか心配だったそうだ。



結局ランで2人に抜かれて6位でフィニッシュし、またしても表彰台は逃してしまった。
とはいえ久々に自分の力を出し切れたので、良いレースができたと感じた。
また、たまたま昨年の結果を見ていたら5分近くタイムを短縮できていることがわかった。
スイムは今年のほうが遅かったようで・・・引き続きの課題だ・・・

さて、この大会のもう一つのお楽しみが表彰式のパーティーだ。
今年は記念大会ということでいつも以上に豪華な料理が振舞われた。
伊勢海老、鯨をはじめとしたふんだんな魚介が並ぶ。







そしていよいよ表彰式、ここでは司会者の方の軽妙な進行によりノリの良い表彰対象者とのトークショーが繰り広げられる。




中でもF君は希望どおり某女性演歌歌手のPRをするとともにCDまで流してもらっていた。
(歌わされたのは本人も想定外だったようだが・・・)



僕も工房アカマツのPRをしようと思っていたが・・・表彰台には上れなかったので残念ながら今回はなし・・・と思っていたその時だった。
「これから抽選会のくじを引いてみたい人はいませんか?」
と言われたのでここぞとばかりに手を挙げた。
残念ながら自分自身には当たらなかったがF君や大阪のMさんに賞品が当たった。
そして最後にしっかり工房アカマツの宣伝もしてきた。
「今回のレースの模様はkobo-akamatsu.jpのブログにてお伝えする予定です!皆さん見てください!」

坂口晃一

めだかがやってくる

2009-06-04 08:32:27 | その他
工房にめだかがやって来た。
昨日、めだかを頂きました。
水槽、ぶくぶく、延長コードまで一緒に頂きました。

めだかは今朝も元気良く泳ぎまわっています。

自宅のカメのめだかは、大部分が死んでしまい、わずかになってしまっています。
今度こそ、増やしてみたいものです。




毎日、裏の竹やぶではウグイスがうるさいぐらい鳴いています。
うるさいなんて贅沢ですね。

昨晩、蛍を見つけました。
それもたくさんの蛍です。
近所の人に蛍がいますよと言われて、うそーーーと言って見に行ったら、
いるわいるわ!!!感激ーーー


世界にはいろんな人がいるもんです。

ジェットエンジン付自転車