こう(立憲パートナーズ)ブログ

政治についてあれやこれや語るブログです。

安倍総理辞任 - 日本政治の再構築へ。

2020-08-30 17:57:15 | #政局
 8月28日金曜日、総理記者会見の前の14時。メディア各社が「安倍総理辞任」と速報を打ちました。

 安倍総理はこの日17時から会見を開く予定で、自身の病状の説明とコロナ対策の発表を行う予定でした。
 17時というのは株式市場が閉じてから。つまり自身の辞任が週末の株式に極力影響が出ないように配慮していたのでしょう。
 ここら辺の勘というのはさすが安倍官邸、という感じでしたが、やはり情報は洩れますね。しっかりリークされてしまいました。

 歴代最長政権記録樹立の当日に辞意を固めたという安倍総理。
 彼の辞任に対して、いろんな意見を俯瞰して聞いたりしていましたが、第一次政権時の「丸投げ」よりは比較的批判は弱く感じます。
 そのために2回の通院をメディアに報じさせ、様々な関係者が彼の体調について言及し休憩を促してきたわけです。
 とても用意周到に「同情」を狙った作戦を練っていたという事でしょう。
 twitterやネットなどでは、彼の二度目の投げ出しに批判的な声は「人道的に」最低だとされる向きが強く出ており、
 彼の病状や体調を気遣ったり、労をねぎらうコメントが多く見られます。
 確かに一人の人間としてはそうです。ぜひ休んでいただきたい。
 ですが、私個人としては総理大臣安倍晋三に対して、ねぎらう言葉などは持ち合わせていません。
 特段罵倒するつもりもありませんが、ここまで日本政治を破壊してきた総理大臣は日本のために早々に退散してもらいたい。
 遅すぎる判断、よく辞めてくれましたありがとう、と申し上げたいと思います。

 七年半も総理大臣を務めるのは並大抵の事ではないと思います。ストレスもすごい。それはわかっています。
 ただし、彼は辞任会見でも「二度目の体調不良による任期途中の辞任」に関しては謝罪をしましたが、
 各種政策に関しては一切反省の弁を述べていません。
 まるで、自分のやってきた事はすべて正しく、道半ばではあるが、それは私だけの責任ではなく自民党としての責任であり
 これは引き継がれるものだから、引き続き後継に託していきたい。と綺麗にまとめるのです。
 アベノミクスの功罪・政権の私物化・拉致問題解決や北方領土問題などの外交交渉、復興、コロナ対策、すべて反省の弁はありませんでした。
 止む無く体調不良で辞任するからこその道半ばであり、それが「痛恨の極み」だと言うわけです。
 彼によって憲法は破壊され、法の秩序は権力の前に力を失い、身内のための政治を強要したため公文書は破棄・改ざんされ、統計は不正に偽造され、
 あまつさえ、罪の意識にさいなまれた近畿財務局の職員は自殺をされました。
 これらに対する安倍総理の弁は、今まで解決できなかった課題に私は取り組んだ、私だけ出来ないと責められる謂れは無い。
 ましてや政権の私物化などしていない。私は正しい。ただ、説明不足の点があればお詫びしたい。というものでした。

 最低の総理大臣だと心から思います。
 そして更に、「国政選挙によって支持をしていただいた国民の皆様に心からお礼を申し上げます」と、自身を支持した国民にのみお礼をしたのです。
 ここに彼の人間性が垣間見れます。「こんな人たち」と指を差し、同じく志半ばで政権が倒れた民主党に対して「悪夢の政権」と吐き捨てる、
 そんな安倍晋三という人間の浅ましさがここに顕著に出ています。最後の最後まで自分自身のプライドを優先させた会見だっといえるでしょう。

 彼によって破壊された、憲法・法律・規範・秩序・公正・公平・矜持・道徳。
 そのすべてをこれから我々は覚悟をもって再構築していかなねばならないと考えます。
 歴史上最低の総理大臣安倍晋三の後始末を、未来に希望を持てる・日本に誇りを持てる形で構築していく必要があるのです。

 ここから次のフェーズに移り、盤面が変わりました。昨日まで言っていた事・やっていた事を、安倍総理辞任のという盤面に置き換えなければいけません。
 我々がやるべきは、モタモタとした野党再編ではなく、すぐさま次の自民党政権に対する大方針を掲げて次期総選挙に臨む必要があります。
 私も考えを一気に切り替えました。今まで言っていた事など、「どうでもいい」。
 新しく動き始めた時代に適応するための行動や提言を行っていきたいと考えています。
 これすべて、安倍総理によって破壊された日本政治の再構築のために。

合流新党は共同会派を解散せよ。

2020-08-17 20:10:02 | #立憲ボイス
 ■合流新党は共同会派を解散せよ。
 現在、立憲民主党・国民民主党・社会民主党・社保の皆さんで共同会派を組んでいます。
 基本的な理念と政策が「ある程度一致する」ので、会派を組んで国会に臨めると判断されたためです。
 実際に共同会派コロナ対策などで大きな成果を上げていますし、きちんと大きな声で政権の不正を追及する事も出来ています。
 この共同会派を、合流新党は解散させるべきだと考えます。
 単純に合流すれば12,30名を超える政党になる事も大きな理由ですが、分党される玉木さん方はこう申されています。
 「基本的な理念や政策が一致しない政党と一緒になるのは国民の理解を得られない」
 基本的な理念や政策が、ある程度一致でき、共闘できると考えられたから会派を組んだわけですが、そこを否定されています。
 完全な理念や政策の一致は、議員も人間であるが故、不可能です。自民党でも多様な考え方があります。
 それに対し、理念や政策の完全一致を求めておられる以上、同じ会派でやっていけるわけがないし、必要がないとも思います。
 合流新党は共同会派を解散し、単独で政権に相対するべきです。そして玉木分党は自らが言った通り、理念と政策が一致する方々と共に
 政権に向けてチャレンジをされていけばいいと思います。
 それが、理念や政策が違うから、という理由で分党を決めた、玉木さんの覚悟と責任だと考えます。
 もしや、会派だけは一緒にやりたい、というわけの分からない事をよもや言うわけないと思いますが、言いませんよ。自分なら言えません。
 あえていうと、理念や政策が違う玉木分党の議員がいる選挙区に、しっかりと対抗馬を立てていく事も必要です。
 だって、理念や政策が違うのですから。野党第一党として、選択肢を国民に示す必要があるでしょう。
 玉木さん、そこまでの覚悟があるんでしょうか。あまり見縊らないでもらいたいです。

新綱領と、合流の現状

2020-08-13 10:22:00 | #立憲ボイス
 ■新綱領
 党員パートナーズあてに、昨日新綱領の骨子が逢坂政調会長から送られてきました。
 まず、作成過程で党員パートナーズの意見を仰げない現状に対しての謝罪がありました。
 評価します。
 まずは、今回のすべての過程において、党員パートナーズや地方議員、候補予定者に対して
 一切関与のしようがなかった独善的なふるまいが執行部にあった事を強く批難したいと思います。
 猛省を促します。
 そのうえで、骨子を抜粋したいと思います。

 ・新党は「自由」と「多様性」を尊重し、支えあい、人間が基軸となる共生社会をつくり、
  国際協調をめざし、未来への責任を果たすことを基本理念とします。

 ・立憲主義と熟議を重んずる民主政治を守り育て、人間の命とくらしを守る、国民が主役の政党です。

 ー目指すものー
 ・立憲主義に基づく民主政治
 ・人権を尊重した自由な社会
 ・多様性を認め合いお互い様に支えあう共生社会 <原発ゼロを明記>
 ・人を大切にした幸福を実感できる経済
 ・持続可能で安心できる社会保障
 ・危機に強く信頼できる政府
 ・世界の平和と繁栄への貢献 <開かれた国益を明記>

 以上が骨子であり、概要です。
 トータルで見て、立憲民主党の基本理念をベースとしつつ、国民民主党の多様な考え方が上乗せされた、
 なかなかバランスの取れた新しい骨子であると評価できます。熟議のうえでの骨子でしょう。
 ここから、さらに時の代表や執行部によって具体的政策が時代に合わせて変わっていく。
 いいじゃありませんか。
 ここに憲法をどうするかを書き込む必要はないし、消費税減税を書き込むなど幅の狭い具体案を入れる必要はありません。
 国民民主党の多くの議員にも通ずる内容になっていると思います。
 これを受け入れられないのであれば、それって維新や自民党へ行った方がいいんじゃないでしょうか。


 ■合流の現状
 珍しく読売新聞が、国民民主党の議員に聞き取り調査を行い、合流判断について参加・不参加の数字を出しています。

 ・合流希望者 15名 (衆院13名、参院2名)
 ・合流否定者  8名 (衆院 5名、参院3名)
 ・態度保留者 26名 (衆院13名、参院13名)

 意外に態度保留者が多い印象です。
 連合が、合流新党への支援を決定したので、保留者の態度は週明けにも明らかになってくると思いますが、
 否定者もまあまあ多いな、という感じを受けました。最終的に15名ほどは参加しなくなるでしょう。
 ただ、ごめんなさい。15名で一体何ができるというのでしょうか。
 主力を失った国民民主党の議員は、小選挙区では勝てるかもしれませんが、支持率は上がらないですし
 その人数ではだれからも相手にされません。いかに数が少なくて無力なのかは、2012年以降、民主党は痛感してるはずです。
 果ては維新との合流か、自民党と協力かー・・・・。
 本当に堕ちるところまで堕ちたな、という感じです。
 脅すつもりはありませんが、今ならまだ間に合います。具体的政策は党内で議論を重ねたらいい。排除しません。こちらに来なさい。

 無所属議員の数は、野田さん・岡田さんのグループを合わせると、衆議院約20名。
 国民から約35名参加するとなると、約55名合流新党に参加する事になりますね。
 約85名の立憲所属議員に加えると、約120名の野党第一党が誕生します。

 やるなら、まとまれ。まとまれないなら、やるな。

 合流に対する私の理念ですが(笑)やるからには絶対にまとまるぞ、と各議員が心に刻む必要があります。
 昨日も書きましたが、各議員に徹底するよう、私は嘆願書を党に出したいと考えています。
 これ以上、支持者や候補予定者、地方議員のみんなが傷つかないように。

合流新党への意見

2020-08-12 21:09:26 | #立憲ボイス
 昨日、民主党の合流協議が大きく進展しました。

 綱領や基本政策の骨子が、両党の幹事長および政調会長から正式に出された事を受けて、
 国民の玉木代表は臨時役員会を開き、これを協議。最終的に合流賛成・反対が割れた事を受けて、
 国民民主党を分党し、自身を含めた反対派の議員たちは合流をしない。という事になったようです。

 玉木代表は以上の事を記者会見で発表しましたが、すぐさま泉政調会長は「分党は了承していない」と否定。
 津村議員も「玉木さんの暴走」と突き放し、みんなが大好きな民主党の内輪もめが再び姿を現していました(笑)

 この合流新党に対する私自身の意見は、消極的賛成です。
 もはやこの流れは止まらないし、相当の議論を経て決められた結論。そして無所属議員も参加できる器になった事。
 そして、何より正式に出された綱領や基本政策の骨子をみても、立憲民主党の党員となった自分の中で
 なんとか飲み込める内容になっていると感じたから、賛成を決めました。

 だたし、消極的な賛成です。
 消極的にならざるを得ないのは、やはりプロセスに問題があったからです。
 唐突に出てきた合流構想をはじめ、党の支持者や地方議員、候補予定者を置き去りにしてきた混迷した交渉過程は
 本当に苦痛以外の何物でもなく、何より次々ハードルを上げてくる玉木代表に対する立憲の譲歩の姿勢は
 身を切り裂かれんばかりのつらさがありました。

 合流するなら反対はしない。でもやるならまとまれ。まとまれないのなら、やるな。

 これは私が当初から言ってきた事です。トップが決めた事ならば従う。ただし、まとめろ。責任を持て。という事です。
 これがどうも出来そうにないと思わされた交渉過程でした。だからこそ、破断を望みましたが形には収まったと思います。
 本当にどうしようもない人たちの集まりが民主党だと心から軽蔑をしていますが、自民党を倒せる可能性があるのも民主党だけ。
 ここが苦しいところなのです。

 私は立憲民主党を応援する党員パートナーズです。
 相容れない急進的な支持者もおられますが、候補予定者の方々を含め、支持者の中にも仲間や同志がたくさんいます。
 どうか、もう、過去の怨念と決別し、なんとか立憲の理念が残った新綱領を受け入れ、軽蔑すべき交渉過程に関しても飲みこみ、
 一緒に戦抜いていけませんでしょうか。
 もう二度と、こういうつまらない事を延々と繰り返すような事態を起こしてはいけないのです。
 そのためにも、今回は剣を鞘に納め、執行部には猛省を促したうえで、新しい体制で戦っていけないでしょうか。私はそう願います。

 ■俺はまとも、に味を〆た玉木代表。
 前の記事でも書きましたが、私はまとも。を売りにしている山尾議員と仲を深め、憲法議論や積極的な政策提案を行っている事に対して
 ネットから多くの賛辞を贈られてきた玉木代表。さずかし気持ちよかったでしょう。
 新しい答えを作る、という美名のもと、政策実現のためなら安倍政権とだってちゃんと協力する。一見格好いい姿勢です。
 違憲や違法を繰り返す安倍政権とまともな政策協議などできるはずもありませんが、玉木代表はその姿勢を貫く。
 すると、ネットでは右寄りの方や維新の支持層から絶賛される。俺はまとも、に味をしめたんですよ。
 参院選後、国民民主党は自民党や維新の会と急接近をしました。これが枝野代表が共同会派を急いだ理由の一つともいわれています。
 振り返れば、あれだけモリカケを非難してきた玉木さんが、どこかの党首会談でその話題に一切触れず、安倍首相から握手を求められ応じていました。
 お互い笑顔。それに対するネットの賛辞もすごかった。あそこらへんから玉木さんは「俺はまとも」路線のうまみを覚えたのだと思います。

 ■国民民主党とは、何者なのか。
 以前の記事でも書きました。彼らは何をしたいのかわからない。少数で相手にされない野党としてずっと政策提言に興じるのか。
 それとも、政権交代を狙っていくのか。維新と連携していくのか。自民党と組んで政策実現をしていきたいのか。よくわからないんです、最後まで。
 色んな方の意見をたくさん取り入れる人間的には素晴らしい玉木さんですが、それが政党の色に全面に出てきてしまっています。
 「何をしたいの?何者なの?」
 いまだに「国民民主党ってなに?」と世間から言われ、支持率が伸びない理由の一つです。

 ■怨念を乗り越え、進む。
 立憲民主党の理念政策は曲げない。ボトムアップの政治を作り、真に国民のための政策を実行する。
 立憲の理念は絶対に譲れません。曲げる必要なんて一切ない。 ただし、もう合流をするという事実が出来上がりました。
 次に必要なのは、この決定に文句をつける事ではなく、次に何をするかを決めることです。
 立憲の弱点はリベラルすぎる、左翼だと思われているところ、にあります。致命傷ともいえる。
 これを真ん中に寄せ、リベラルも保守も包摂できる多様性を受け入れる国民政党である事を見せることが支持を幅広く集める方法の一つです。
 簡単に言うと、立憲には参加できなかった無所属議員の無条件受け入れです。
 熱烈立憲支持者の「野田だけは嫌」とか聞く必要は一切ありません。もう怨念を抱えたまま進めるほど、立憲には体力がありませんし、
 あなた方の怨念を体現するのが立憲ではありません。
 加えると、前原さんや小沢さんなど、怨念の権化ともいうべき方々も受け入れてあげるべきです。
 許してあげよう、とは言いません。許す必要などない。ただし、彼らは選挙に強く、人脈も深い。利用しなくてどうするんですか。
 旧民主党の議員も鵺のように飲み込む自民党に対し、民主党が好き嫌いを続けていては一生勝てません。もう怨念はこりごり。
 もちろん彼らに火種はあります。ですので、彼らに二度と反旗を翻さないよう支持者として私は党に嘆願を出したいと思っています。
 ここで、2012年の大量造反から、2017年の希望の党騒動、2019年の血みどろ参院選の遺恨、2020年夏まで続いた怨念の連鎖を止めたいのです。
 もう流れは決まりました。あとは進むだけ。進むときに何をするべきか。民主党は変わるべき時です。

俺はまとも・私はまとも勢の恐怖

2020-08-02 09:44:37 | #政局
SNSが普及した事もあり、これまでは記者会見が出来て記者が集まる・メディアで放送される、
そんな政治家や専門家だけが脚光を浴びてスタンダードになっていく時代が終わりました。
誰でも炎上するし、注目されるし、一夜でヒーローにもなれれば、悪魔にもなりうる。
そんな時代が到来しました。

7年以上続く安倍政権が強固な既得権を形成していく中で、内閣情報調査室の努力もあるのでしょうが
SNSは政権側のプロモーションの場として非常に有効なツールになっています。
もちろん逆のパターンもあって、検察への人事介入の折には逆アッパーをかまされ、安倍政権は泡を吹きました。
そういうリスクもありますが、間違いなくSNSでの、いわゆるネトウヨの台頭は脅威だといえるでしょう。

私は自身の支援する立憲民主党への賛辞や応援だけではなく、SNSでは極力デマによらない批判に目を通す事にしています。
批判に意識を傾けなければ弱点を克服できないし、いつまで経っても支持の輪が広がらないからです。
そうでなくても前述したように、SNSではネトウヨが必死になってプロモーションをかけてきますので、
そのプロモーションを逆手に取るくらいの武器やセーフティネットを形成しておかなければ、ただの無策無知です。

しかしながら、それはネトウヨにおもねり、その人たちから賛辞の声を頂きたい。わけでは決してありません。

私が悪質だと思うのは、そういうネトウヨの徹底的な批判や攻撃にさらされた政治家や専門家が、
そういう人たちから自分の身を守りたいがために、これまでの主張を180度変えて、「自分はまともである」とアピールをしだしている事にあると思います。

この「俺はまとも・私はまとも」を気取る事によって、ネトウヨからの徹底的な攻撃を防ぐ事が出来ます。
「見直した」「そこは同意できる」「まともじゃないか」「支持できる」といったリプや声をもらうと、そういう人たちはうれしくなるのでしょうね。
分かります、私だって嬉しくなりますよ、褒められれば。

でも、政治家や専門家ってそういう声を受けたくてその仕事をしているのですか?

具体的な名前を挙げると、
政権与党じゃないと仕事ができない。と早々に民主党から離党した、平野達夫氏や松本剛明氏は、本当にまだマシだったでしょう。
しかし、度重なるネトウヨからの攻撃にさらされたり、そういう人たちから喝采を浴びたいがために、民進党を離れ、小池を利用しそこね、
意見を180度変えて自民党入りをした、細野豪志氏や長島昭久氏は、この「自分はまとも」と思われたい最前列に並ぶ愚者だと思います。

野党にもそういう勢はいます。寺田学氏や山尾志桜里氏。
寺田学氏は、とある団体のセクハラ被害に対して加害者をかばう発言をするなどセカンドレイプに匹敵するツイートをしていながら、
自分はバランスが取れている政治家である事をしきりにアピールしていますし、
山尾志桜里氏は、不倫という最も嫌悪感をもたれる疑惑を抱えて説明もしないまま、国の根幹である憲法に関して議論をしようという、
なんとも妖怪のような人物です。
いずれも、SNSで総叩きをされる事がないように、これまでの主義主張を変えて、「自分はまとも」をアピールしたいがために必死という印象です。

この「自分はまとも勢」の何が問題か。
物事の本質や、自分の信念を変質させ、批判をされたくない自分を演出するためだけに主義主張を行っている事にあります。

そういう場合の主張ははたから見ると、一見まともに見えますが、その実、それは大変空虚なもので中身がなく、時に間違っているし、そもそも「あなたにその資格はない」可能性もあります。

専門家は民間人なのであえて名前は出しませんが、こういうまとも勢の政治家が、SNSでの攻撃にさらされる事で自己防衛のために主義主張を変え、
ネトウヨにおもねるようになっている現状に大変憂慮しています。
それは内閣情報調査室の狙い通りだからです。
政権に対する勢力を、攻撃によって疲弊させ、どんどんこちらにおもねるようにしていく。
本当は攻撃や批判に対して怖くて仕方がなく、でも怖いと思ったり言ったりするのは恥ずかしくてプライドが許さなくて、
そんな自分を守るためにSNS上で気張って「自分はまとも」を必死にアピールする。

見ていてすっっっごくダサい人たちだと思います。こういう人たちが議席を得ている。
もはや安倍政権の中枢にいる政治家たちよりも、悪質。最下層に這いつくばっている愚者と言ってもいいでしょう。


元民主党や元民進党のノリで、執行部批判をして、自分自身は代表に名乗りも上げないし、その器量もないのにまともな振りをして仲間割れをする、
そういう人たちを「民主党仕草」「民進党仕草」と呼ぶというのを最近知ったのですが、同じようなレベルの話ですよね。
そこにあるのは、真に政党や国や国民を思う気持ちではなくて、あくまでも「自己保身」。
弱くて脆い自分自身を守るために、精いっぱい強い方へおもねる事で満足感を得ている新種の快楽。それが「自分はまとも」だと思います。

ここに名前を挙げた愚かな人たちにはぜひこの文章を読んでほしいと心から思います。
自分がこんな風に書かれていたら恥ずかしくて溜まらない。それでも「自分はまとも」を貫くでしょうね。ネトウヨの集中攻撃の方が遥かに怖いですから。