こう(立憲パートナーズ)ブログ

政治についてあれやこれや語るブログです。

立憲民主党の若手議員は堂々と胸を張れ!

2019-02-16 10:47:16 | #立憲ボイス
 twitterをやっていて、とある立憲民主党の若手地方議員候補の方と絡む機会がありました。

 彼は街頭で活動をしている際に、色々と叱咤激励を頂くそうなのですが、
 ここ最近、安倍総理の「悪夢のような民主党政権」の一件が影響しているのか、
 民主党政権の事を持ち出されて罵倒されたりしているようです。
 その方は衆議院議員秘書だったようで、民主党政権時代ももしかしたら政務に携わっておられたのかもしれません。
 しかし、直接的に議員として政権運営に当たられていたわけではない。それでも過去の事を持ち出されて罵倒されてしまう、と。

 若手の議員さんというのは特に真面目な方が多いので、こういう批判に対して素直に受け入れショックを受けてしまうんですよね。
 でもそれはとっても大事な事で、「はあ?俺は直接かんけーねーし」のような態度をとってしまった日には、それは終わりであります。
 立憲民主党の前身は間違いなく民主党であり、立憲は民主党の栄光と挫折を背負って歩んでいかなければなりません。
 若手の議員さんに言いたいのは、「堂々と胸を張れ!」です。

 安倍総理にとって、民主党政権は確かに悪夢だったでしょう。でもそんな事どうでもいいんです。
 奪われた政権、奪われた利権。根っこから変えられてしまうかもしれない苦渋の日々。それは地獄ですよ。
 現に、今野党である立憲の議員さん方も苦渋の日々を過ごされていると思います。
 そんな安倍総理の言葉にいちいち敏感になる必要はありません。
 民主党政権の失敗を糧に、なぜ次は「絶対にうまくできる!任せてくれ!」と胸を張れないんですか?
 人生はたった一度の失敗でそれで終わるのですか?ならば安倍総理や麻生財務相はどうなるのでしょう、彼らはゾンビですか?

 過去の自民党政権の過ちを、まさに厚顔無恥な態度で反省すらしない安倍総理と麻生財務相の姿を予算委員会では見せつけられました。
 あれは野党から激しく攻撃を受けたときに咄嗟に出た安倍総理の懐の浅さが露呈した瞬間です。他方、露呈しただけに過ぎない。
 安倍総理は、自らの第一次政権を大変に反省したのだと思います。
 自らのイデオロギーを全面的に出すのを封印し、官僚の離反を防ぐために内閣人事局をまず先に設置し人心を掌握し、
 内閣支持率維持のためには経済が第一だと考えを改め、様々な人たちのアイデアを結集したアベノミクスを打ち出し、
 自分ひとりでは心もとないから、麻生・菅というベテランかつ党内でも睨みの利く重鎮を内閣に配置したりしました。

 良いか悪いかは別にして、安倍総理も麻生財務相も過去の政権の失敗を自分なりに反省し改善したんですよ。
 我々からしたら悔しい結果で認める事は出来ませんが、だからこそ長期政権になった。
 立憲民主党は、彼ら以上に反省をして、次に政権を担うときはどのような方針で運営を行っていくのか、そのビジョンを立てないといけない。
 そして堂々と宣言したらいいんです。
 一度間違ったからこそ、失敗したからこそ、次こそはうまくやれる。「任せてくれ!」と。

 特に、アベノミクスはこの国を救うような経済政策になり得ませんでした。
 金融政策に大きく依存したアベノミクスは、いわゆる「人の心を金で動かす」政策です。
 金をたくさん刷れば借りやすくなるし、借りればたくさん使えるだろ?という上から目線の政策では、
 大企業はおろか、最もパイのでかい分厚い中間層に全く響きませんでしたし、#FORYouth、超現役世代が金を使う気にはなれません。

 立憲民主党の若手議員の皆さんは、こういう現場感覚のある中間層の気持ちや、超現役世代の気持ちが分かる重要な立場におられます。
 我々の気持ちが一番分かるのは、根っからの政治家一家のお坊ちゃまや大金持ちのボンボンなどではなくて、あなた方なはずです。
 もちろん政治を動かすには帝王学が必要であり、大局から物を見る目が必要になります。それは枝野代表に任せましょう。
 超現役世代のあなた方若手議員こそは、超現役世代の気持ちを代弁し、そして心を動かせる存在たりえる。私はそう思います。
 堂々と胸を張ってください。そして堂々とこの国の未来を、地域の未来を声高に語ってくださいよ。
 その姿を見ていると、次第に過去の批判なんてできなくなっていきますから。

年明けから色々と大荒れ

2019-02-16 01:01:38 | #国会
 通常国会が開かれました。

 年明けから色々と荒れに荒れている国会。
 その荒れのど真ん中にあるのは、やっぱり統計の不正問題ですね。

 正直なところ、私はこの統計不正問題について、あまり詳しくは存じ上げません。
 なんとなくは分かるのですが、そもそもそういう数値をあまり宛てにしていなかったもので
 今更あの数値が間違っておりました、誤魔化しておりました。と言われても「ああ、そうですか」と。
 ただ、政府が決める政策はそういった統計が裏付けされて決められるもの、との事ですので
 そこに不正があったとしたらそれは実に大問題。これは世界的にも「日本は嘘の発表」をしていると思われても仕方ない話。
 常識的に考えて、この問題は政府を挙げて解決していく必要があり、政府にはその責任があるわけです。
 事は民主党政権時代にもあったという事なので、野党も解決に協力していくのが筋でしょうね。

 ただ、アベノミクス偽造という事が言われています。
 賃金の統計など、アベノミクスが成功しているかの如く数値を改ざんしていた恐れがある、というのは聞き捨てなりません。
 もはや首相秘書官が、総理や政府高官のアリバイ造りのように暗躍し事を起こしているのは当たり前になってきましたが、
 国会でも参考人が続けて呼ばれ、野党の追及が続いています。
 なのに安倍政権の支持率は下がりません。なぜか。分かりにくいからです。
 最初に私もあまり詳しくは存じ上げないと申し上げました。なんだかよく分からない話なんですよ、この問題は。
 とにかく、また安倍政権がやらかした「らしい」という話。でも証拠が「また無い」話。
 野党の追及は勿論なのですが、このまま行けば安倍政権はまた逃げ切り、問題は解決しないまま終わっていくでしょう。
 参院選前にこれは止めた方がいい。

 ハッキリ言います。
 野党は国会での統計不正問題の追及をいったん止め、解決に向けて全力を挙げること。
 そして参院選後に、この問題の責任の所在と根源を突き止める事を提案します。

 なぜならば、今のままでは厚労省も官邸官僚も関係省庁も、次の参院選でも自民党が勝ち、安定政権を維持するであろうから
 怖くて証拠があっても出せないからです。メディアの追及も、絶対的与党に傾いてきちんと追及してくれません。
 だから野党はこの問題を当面は「解決のため全力を挙げる」姿勢を取り、その責任を「安倍政権」にあるとしっかり提示し、
 そして参院選を戦いぬく。責任を取らせるのは参院選で一定の勝利を上げた後に行うべきです。
 この問題に対する小川淳也議員の質問は非常に分かりやすく、そして丁寧でした。仮にやるのだとしてもああやって追及が必要。
 大串博志議員のようにかみついているだけでは、「ああ、またやってるよ」となるだけです。
 ぜひ野党は、この問題を先に解決して、そして参院選後に原因の究明に入るようお願いしたいと思います。

 もう一点、ブログにまとめておきたい事があります。
 それはロシア外交です。

 報道によると、政府は6月に行われるG20でのプーチン大統領との首脳会談において、北方領土問題を含む交渉の解決を断念し
 これを先送りにする事を決めたようです。
 2島返還に勝手に舵を切り、プーチン大統領に経済支援をちらつかせながら平和条約締結を図ろうとする安倍首相。
 その根本にあるのは、「私が首相のうちにロシア外交に一定のめどを付けて歴史に名を残したい」です。
 そう思うのは勝手にしたらいいんですけど、これをプーチン大統領には完全に見透かされてしまっています。
 個人的に波長が合うとされる安倍首相Xプーチン大統領。
 安倍首相が得意という外交において、ロシア外交は特に力を入れていると思いますが、本当に外交が得意なのであれば
 それこそ韓国との様々な問題や中国との尖閣問題に対しても同様に本腰を入れるべきなのではないですか?
 であるにも関わらず、韓国・中国との外交は進むどころか停滞またはストップ。めどすら立ちません。
 人を好き・嫌いで判断する政治家・安倍晋三の本領発揮、とも言えるでしょう。

 しかし、いくら主張が合うプーチン大統領だからといって、北方領土の2島返還を解決とするのは間違っています。
 日本の従来の考え方は4島一括返還。あるいは4島がしっかりと返ってくる事にあります。
 これを2島だけ、と決めてしまうのは安倍首相の勝手な判断と言わざるを得ず、保守層はもっと怒るべきだと思います。
 これを認めてしまう、あるいは安倍首相の判断だからそれを尊重する、みたいな事を言う人は保守ではないでしょう。
 譲れない一線があるとしたらそれは国民の命と財産を守る事にあるのではないですか?
 そしてそこには領土も含まれると思います。軽はずみに歴史に名を残すための譲歩は、売国奴と言われても仕方がない愚行です。

 プーチン大統領が以前、安倍首相にいきなり提案をした
 「先に平和条約を結ぼうよ」
 というプラン。
 私はこの話に乗るべきだった、と考えています。
 私の支持政党の立憲民主党の枝野代表は、このプーチン大統領の提案に「ハッキリとしたNO」を出していました。
 確かにほとんどの国民がこの提案にはNO、だったと思います。実際、政府もそうです。

 ただ、私の考え方としては、平和条約自体はどうでもいいんですよ。北方領土が返ってくる事、国民の財産を取り戻す事。
 ここに最も比重を置いているので、平和条約自体が優先度NO.1ではないのです。
 だから、まずは平和条約を結んで、両首脳がもっと頻繁に行き来できるような関係になって、それから領土問題を話し合えばいい。
 こう考えています。

 つまりは、今の日本の立場としたら
 1.経済協力 → 2.北方領土返還(2島のみ?2島先行?4島一括?) → 3.平和条約の締結
 を目指しているでしょう。

 でも、これを
 1.平和条約の締結 → 2.経済協力 → 3.北方領土返還(4島へ向けて)
 に転換していく。

 なぜこうすべきか。
 シンプルに、平和条約を結んでいないロシアと、同じ目線で腹を割って領土問題を話し合えないと思うからです。
 こう言っては偏見になるかもしれませんが、ロシアと言う国はドライで打算的で冷たい国だと思っています。
 「我々は仲間である」という絶対安定的基盤の上に立たない限りは、交渉に真剣に乗ってこないのではないかと思います。
 おそらく、プーチン大統領が本気になればロシア国民の反対を抑えて4島返還を実現してくるはずです。
 しかし、安倍首相には平和条約を先に結ぶ大胆さも、島を4島返せと言い続ける覚悟もありません。
 ここにギャップがある限り、ロシア外交はうまくいかないでしょう。
 安倍首相よりもプーチン大統領の方が日本との関係を色々考えていると思いますね。なぜ日本が土俵に乗ってあげないのか、意味が分かりません。

 外交は政府の専権事項です。他者が口をはさむべきレベルの問題じゃありませんが、
 外交を内閣支持率の向上に利用している安倍政権ですから、その動きは厳しく批評していきたいと思っています。
 そして願わくば、立憲民主党の議員もロシアへ訪露して欲しいです。
 北方領土を解決できる政権は、枝野政権だと思うからです。