こう(立憲パートナーズ)ブログ

政治についてあれやこれや語るブログです。

2020.7.16 転機は2019年参院選だった

2020-07-16 20:53:56 | 日記
■立憲と国民民主の合流話は波乱へ。
 本日、枝野代表が会見し、昨日突如出てきた立憲と国民民主の合流構想について説明がありました。
 私としてはこの合流は「破断になる」と改めて思っています。理由は政策の些細な違いにかこつけた「感情的憎しみ」による争いが終わっていない事にあります。

 たとえばそれはいつ起こった事なのか。
 民主党政権末期に、消費税増税反対で党を出て行った小沢一郎さんの行動なのか、
 2017年に前原元代表が希望の党との合流でやってしまった排除の論理なのか、
 立憲民主党が出来て、民進党を批判し出て行った福山幹事長や蓮舫参院幹事長の行動なのか、
 いずれも正しいとは思いますが、決定的な転機は2019年の参院選にあったと思います。

 立憲は、尖った主張を武器に党勢を拡大するため、国民民主の候補がいる選挙区にも候補を立て、
 血みどろの争いをしました。勝てると思った一手。選挙後に国民民主を吸収しよう位の事は考えていたはずです。
 ですが、「パリテ」「多様性」をブルーオーシャン戦略として主軸に据えた選挙戦略は失敗に終わりました。
 多くの国民がまずもって望んでいるのは、「信用できる政治」と「景気経済」「外交安全保障」「年金社会保障」です。
 明確にこれを主軸に据えずに臨んだ選挙戦では立憲が自爆。大きく比例票を減らしました。
 国民民主も冴えない結果でしたが、選挙にもともと強い議員は残り、さらに先鋭化。
 立憲に恨みをもった方々は、自民党に接近したり維新に接近したりしながら揺さぶりをかけてきました。
 この参院選で立憲が勝ちきれなかった事が転機になったと考えています。

 そのあと、揺さぶりを掛ける国民民主を共同会派に取り込み、一応は体裁を整えてきましたが各議員たちが自由闊達にウロウロ。
 もちろん支持率が上がりきらない立憲もじわじわと党内から不穏な動きが出て、離党者もぽんぽん出す始末です。
 2019参院選でさらに恨みの種をまいてしまった後、やらなければいけなかった事は総括と反省と改善です。
 立憲も国民民主も、それをやってきて今回の合流話にたどり着いたというのですが、結局はもめています。出来ていなかったんですよ。
 もし、総括と反省と改善が出来ていた上で、今回のゴタゴタが続いているのだとすれば、民主党の議員というのはもう終わりだと思います。

 両党に言える事は、もう好きに勝手にやってくれ、と。
 その代わり、すぐに結論を出してくれ。そしてもうゴタゴタ言うのはやめてくれ。それだけです。
 優柔不断な政治ごっこをする民主党に支持が集まるわけないじゃないですか。こんなのアホでも分かります。

 再び結論は週明けに持ち越され、無かった話になっていくのでしょうね。そして総選挙。野党は惨敗、かろうじて維新が議席を微増、でしょう。
 日本政治にとって悪夢が始まろうとしています。この国に希望はないんでしょうか。
 ならばいっそ、民主党議員よ。全員、政界から消えてくれ。

2020.7.4 前原さん

2020-07-04 12:07:55 | 日記
■前原さん、都知事選で維新候補を支援へ。
 前原誠司さんの言動が野党支持者を色めき立たせています。
 立憲主導と民主党合流に、「政策調整なく合流だけするのであれば国民の支持を得られない」と表明。
 地方分権を議論する勉強会を維新の議員たちと合同で開催し、都知事選では維新推薦の小野候補の支援に入るなど、
 国民民主党の議員としてはなかなか異例の行動をとっています。
 国民民主党の代表である玉木さんは、所属議員の言動ひとつひとつを統治していくタイプのリーダーではないので、
 前原さんは自由闊達に行動をされていらっしゃる。まあ別にいいのですが…。

 私は彼の選挙区の隣、滋賀一区に住んでおりますので地元での前原さんの評価をよく知っています。
 自民党・共産党と堂々と戦い、常にトップ。地方議員からの信頼も厚く、親分肌。いまだに朝の街頭は欠かしません。
 彼の希望の党合流での事件も、政治的に抹消されるに等しいダメージを負いながらそれを受け入れていました。
 当たり前です、多くの人を傷つけたのですから。その彼が「政策調整なく合流はありえない」というのですから言いえて妙です。
 前原さんの地元での活動を見ていると、この人は野党に絶対に必要だと思わされます。
 可能性を見たのは民進党代表戦。枝野さんとの戦いのときでした。二人の討論を見ていて、この二人が手を携える事で
 民進党は幅広いウィングを持つ政党になれると思っていたので、すべてがバラバラになっている事が非常に残念でなりません。
 右の前原に左の枝野。この二人の真ん中に玉木さんがいる。そんな形であれば、国民の多様性を包摂できる。そう思っていました。

 前原さんが維新に接近するのはある程度理解ができます。
 もともと前原さんは橋下さんと気脈を通じていました。地方分権が必要だという考え方も民主党と共通していました。
 ただ、橋下さんが立ち上げた維新は民主党をこっぴどく批判をしてきましたから、民主党と維新は手を携える事が出来ません。
 京都では地方選を含め維新が躍進をしています。大阪での影響を受けている事と、民主系の凋落が原因です。
 民主に期待していた層が棄権に下るか、維新に流れる。そんな構図が関西を中心に広がっています。
 だから、支持者のそんな期待の移り変わりを敏感に察知した前原さんが維新に急接近する事を特に不思議には思いません。

 ただし、これをきっかけに前原さんの株は野党支持者の中で急落していくでしょう。そして、前原さんも民主系から離れて行ってしまう。
 そうやってどんどん民主系は縮小していき、自民党に代わる勢力は一生できなくなってしまうのです。
 どうしたらいいんでしょうか。。。

2020.6.26 野田さん

2020-06-26 09:42:26 | 日記
■野田佳彦さん
twitterで拝見したのですが、都知事選で野田佳彦さんが宇都宮候補の支持を表明したところ、
野党支持者の一部から強烈な拒否反応があったとのこと。
たぶんその方々は前原誠司さんが支持に乗り出しても同じ反応をするでしょう。
これは特段、明確な理由があるというよりは、左派特有の拒否反応です。
つまりは、中道だから嫌という、左派の縄張り意識なんですよ。
だから逆に、一般国民からは評価を集めやすくなります。私は左派な政権はありえないし、もたないと思っていて、中道にならなければ政権をなしえないと確信しています。
だから左派的な人たちが言うことの逆を行けば絶対に効果的だと思います。
ちなみに立憲民主党は左派ではなく、中道リベラル寄り。
左に寄りすぎると、実現不可能な荒唐無稽のヒステリック集団に成り下がりますので、
是非とも野田佳彦さんには立憲入りをしてもらい、中道な政党を形作って欲しいです。

2020.6.22 安倍政権の国防の杜撰さ

2020-06-23 06:42:12 | 日記
■沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で22日、中国海警局の「海警」4隻が約3時間40分にわたり、日本の領海内を航行した。
 尖閣諸島沖での中国公船の領海侵入は6月8日以来で、今年11回目。

時事通信の記事より抜粋しました。
中国の領海侵犯が留まることを知りません。
相手側も領有権を主張しているわけですから、話し合いが平行線になることは違いありません。
ただし、民主党政権を売国奴扱いしておきながら、無策を繰り返す政府と、
安倍政権を一切責めない偽保守の皆さんはいったい何を考えているんでしょうか。
さらに、抑止力になるとまで言い切った違憲の安保法制はバリケードにすらなっていません。
安倍政権をはじめとする国内にいる偽保守の皆さんの、ただのパフォーマンスのせいで
日本の領土領海が脅かされています。
政府主催の竹島の日式典を開催するだの、尖閣に自衛隊を常駐するだの、北方領土問題を解決して平和条約を結ぶ、だの、安倍政権はどん!と公約を掲げましたが何一つ達成できていません。
選挙のために安全保障を弄ばないでください。
今回の侵犯を受けて、NSCは開いたのでしょうか?NSCできちんと今後の安全保障に関する道筋を話し合っているんでしょうか。
そもそも、イージスアシュアの杜撰さをNSCで指摘し改善できず、防衛省でしか対処できていない事実。
安倍政権として、責任をもって国防をやる意識がないと言わざるを得ません。
パフォーマンスで国防を語るな!安倍晋三!

2020.6.21 都知事選

2020-06-21 10:33:40 | 日記
 ■前置き
 ネットで話題になっている「女帝・小池百合子」を買いました。
 なかなか出だしから衝撃的な内容で、「これ自分の過去を暴かれて書かれたらたまらないな」とちょっと同情すると同時に、
 彼女の人間性が露わにになってくる事に恐怖も覚えたり。そして必ずしもこの世界では善意ばかりが勝つことなんてなくて、
 人間のエゴや悪意、あくなき欲求や執念が勝ち上がっていく、勝ち残っていくことをまざまざと見せつけられています。
 特にビジネスや政治の世界においては。
 だから政治家の中で、愚直に・自分の信念を貫いて・真っ正直に、と思っている方は上にいけず埋もれていくんだろうな、と
 こう思うわけです。自民党で言えば石破さん。野党で言うと映画で話題の小川純也さんとかね。

 ■都知事選
 立憲は宇都宮候補を支援しています。私が都民だったら宇都宮候補に投票するかどうか難しいと思っていました。
 どうしても左派のイメージが強くて、あの大都市東京をリードしていけるのかどうか不安だったからです。
 公示日を迎え、宇都宮候補の政策が発表されました。中身を見るとかなり立憲色が強い(笑)
 まさに「大きな都庁」をモデルし、社会政策の充実を図る。これまで成長戦略としてきたものをバッサリと切り、人への投資に集中する。
 なるほど、立憲ぽい。
 まあ、おおむね方向性には賛同するし、今後の日本や東京都にとって良い方向性であるのは間違いないんですが、
 多くの都民が、その政策に希望を見出す事ができるかどうか、ちょっと疑問ですね。
 夢のあるところに人は集まります。社会政策が得意なのは見て取れるのですが、もっと人を引き付けてほしい。
 そのためには、夢のあるビジョンも示してもらわないと、どことなくなんか暗いのです。
 山本太郎候補は「怒り」、小野候補は「選択肢?」 小池百合子が一番華やかで明るいイメージがあります。
 都民って、そのイメージに惹かれるんですよ、知ってました?
 立憲が支援しているので、宇都宮候補が勝ってくれたらいいなとは思いますが、自分が投票するとしたらどうか。。。
 やはり立憲には決定的なものが欠けているような気がしますね。