■まずは、人事。
枝野立憲が発足して間もないですが、初めての週末を迎え、おそらく枝野さんは人事抗争を練っておられると思います。
人事に関して枝野さんは、出演したテレビ朝日報道ステーション内において、「奇をてらわない」と発言しました。
つまりは従来の方針から逸脱するつもりはない。人気取りをすることはない。という意図だったと理解しています。
「形ではなく中身」とも仰っておられました。パフォーマンスに走るのではなく、実を重視する。行動で示す、と。
これはまあ、正論で、一見格好いい発言のように聞こえますけど、一抹の不安も感じます。
民主党は、約束したことを決して守らない。守った事の方が少ない。というイメージを国民からは持たれているからです。
「中身を見てくれ」と言って、じゃあその中身で国民の信頼を勝ち得る事が出来たかといえば、皆無です。
今まで民主党はそんな国民のわずかな期待をすら裏切り続けてきました。
いかに支持者であろうと、枝野さんがそう言われようと、その中身が伴って出てくるとはとても思えないのです。
ですからまずは、形からでもいいから、具体的にその覚悟を示してほしいという事。
分かりやすいのは、人事です。
報道によると、福山幹事長の続投が優位という話です。
これに対しては、もう辟易するばかりです。新しい政党になったばかりで多くの方が合流してきたというのに、
執行部の骨格は以前のまま。これは安倍政権を継承するという菅義偉政権と、何が違うのでしょうか?どこに希望を持てますか?
以前の立憲民主党は「枝野立て」という国民からの声を受けて結成され、野党第一党にまで跳ね上がりました。
「枝野立て」のパワーのすさまじさは、比例票1200万を獲得するまでにいたりました。すごい事です。
ですが、そこから先は支持率は下降をたどり、上昇することはありませんでした。参院選も以前なら獲れた議席も獲れなかった。
つまりは、「民主党は許さない」という負のパワーを再び増長させるような行動を立憲は取ってきてしまったのです。
行動が伴っていなかった。
それを再び払拭できるチャンスが、今回の合流です。
まさにもう一度しっかり有権者の心をつかみ、選挙に勝てるような体制を構築していかなくてはならない。
そのためには、その仕事が全うできなかった福山幹事長は交代させるべきでしょう。
■行動が伴わないと、有権者は許してくれない。
枝野立憲に求められるのは、やはり有言実行。行動が伴っているか、という事です。
まず偉そうな大仰な事をいう必要はありません。ひとつひとつ、信頼を積み重ねるしかありません。
奇しくも、菅官房長官は政権のテーマに「自助」を掲げました。自民党らしい、彼らしい、冷たく厳しいテーマです。
コロナで歴史的困窮に陥っている日本において「自助」を掲げる菅政権に対して、枝野さんは「公助」を掲げました。全くもって正しいです。
しかし、「公助」と言っても分かりにくい。つまりは、政治が国民を責任をもって守ります。という事をより明確に伝える必要があります。
そのための施策はどんなものを用意する必要があるのか。どんな法案を作らなければいけないのか。それによってどんな効果があるのか。
具体的事例を出して国民の安心を担保しなければ、「また空想話をしているな、枝野は」と思われて終いです。
政権を取らなくては検討できない事もあります。それはそのように記せばよい。出来る限り分かりやすく案を示す努力・行動が有権者の心に響きます。
それをせずに抽象的なメッセージだけを並べているようでは、有権者は立憲の覚悟を見て取れません。けっして許してはくれない。
枝野さんはじめ立憲議員は、口にした事を具体的な案として出す、その行動を常に行う事が求められます。勝つためには行動で示すしかありません。
■1年生議員は政策よりも選挙。
2017年・2019年の選挙で当選した議員たちは若く、鼻息が荒い。
立憲民主党という勢いのある看板のお陰で当選した方々は「自分の力で当選できた」と勘違いをしている場合が多いです。
彼らは主にネットを駆使しますが、そこから受けがよさそうな政策をピックアップして、自らの政策とし、正当性を主張します。
まあ、仕方がない。若いですから。浅いのは仕方がありません。
先ほどの人事の話に戻りますが、1年生議員は「次の選挙での当選」を何よりもまず優先させる事が、まず第一に大切な仕事と言えます。
政策や政局に深く足を突っ込みがちですが、一番大切なことは地域に根を張る事です。地元をだれよりも歩く。これは政府与党には出来ない事です。
この事を徹底させる事ができる、選対委員長や幹事長をぜひ選任してほしいのです。
足りない知識と経験でできる事など限られています。1年生議員にできる事は地域を歩く事。雑巾がけを強制できるだけの力を持つ幹事長の就任を望みます。
これが立憲の足腰を鍛える一つの方法です。
つづく。
枝野立憲が発足して間もないですが、初めての週末を迎え、おそらく枝野さんは人事抗争を練っておられると思います。
人事に関して枝野さんは、出演したテレビ朝日報道ステーション内において、「奇をてらわない」と発言しました。
つまりは従来の方針から逸脱するつもりはない。人気取りをすることはない。という意図だったと理解しています。
「形ではなく中身」とも仰っておられました。パフォーマンスに走るのではなく、実を重視する。行動で示す、と。
これはまあ、正論で、一見格好いい発言のように聞こえますけど、一抹の不安も感じます。
民主党は、約束したことを決して守らない。守った事の方が少ない。というイメージを国民からは持たれているからです。
「中身を見てくれ」と言って、じゃあその中身で国民の信頼を勝ち得る事が出来たかといえば、皆無です。
今まで民主党はそんな国民のわずかな期待をすら裏切り続けてきました。
いかに支持者であろうと、枝野さんがそう言われようと、その中身が伴って出てくるとはとても思えないのです。
ですからまずは、形からでもいいから、具体的にその覚悟を示してほしいという事。
分かりやすいのは、人事です。
報道によると、福山幹事長の続投が優位という話です。
これに対しては、もう辟易するばかりです。新しい政党になったばかりで多くの方が合流してきたというのに、
執行部の骨格は以前のまま。これは安倍政権を継承するという菅義偉政権と、何が違うのでしょうか?どこに希望を持てますか?
以前の立憲民主党は「枝野立て」という国民からの声を受けて結成され、野党第一党にまで跳ね上がりました。
「枝野立て」のパワーのすさまじさは、比例票1200万を獲得するまでにいたりました。すごい事です。
ですが、そこから先は支持率は下降をたどり、上昇することはありませんでした。参院選も以前なら獲れた議席も獲れなかった。
つまりは、「民主党は許さない」という負のパワーを再び増長させるような行動を立憲は取ってきてしまったのです。
行動が伴っていなかった。
それを再び払拭できるチャンスが、今回の合流です。
まさにもう一度しっかり有権者の心をつかみ、選挙に勝てるような体制を構築していかなくてはならない。
そのためには、その仕事が全うできなかった福山幹事長は交代させるべきでしょう。
■行動が伴わないと、有権者は許してくれない。
枝野立憲に求められるのは、やはり有言実行。行動が伴っているか、という事です。
まず偉そうな大仰な事をいう必要はありません。ひとつひとつ、信頼を積み重ねるしかありません。
奇しくも、菅官房長官は政権のテーマに「自助」を掲げました。自民党らしい、彼らしい、冷たく厳しいテーマです。
コロナで歴史的困窮に陥っている日本において「自助」を掲げる菅政権に対して、枝野さんは「公助」を掲げました。全くもって正しいです。
しかし、「公助」と言っても分かりにくい。つまりは、政治が国民を責任をもって守ります。という事をより明確に伝える必要があります。
そのための施策はどんなものを用意する必要があるのか。どんな法案を作らなければいけないのか。それによってどんな効果があるのか。
具体的事例を出して国民の安心を担保しなければ、「また空想話をしているな、枝野は」と思われて終いです。
政権を取らなくては検討できない事もあります。それはそのように記せばよい。出来る限り分かりやすく案を示す努力・行動が有権者の心に響きます。
それをせずに抽象的なメッセージだけを並べているようでは、有権者は立憲の覚悟を見て取れません。けっして許してはくれない。
枝野さんはじめ立憲議員は、口にした事を具体的な案として出す、その行動を常に行う事が求められます。勝つためには行動で示すしかありません。
■1年生議員は政策よりも選挙。
2017年・2019年の選挙で当選した議員たちは若く、鼻息が荒い。
立憲民主党という勢いのある看板のお陰で当選した方々は「自分の力で当選できた」と勘違いをしている場合が多いです。
彼らは主にネットを駆使しますが、そこから受けがよさそうな政策をピックアップして、自らの政策とし、正当性を主張します。
まあ、仕方がない。若いですから。浅いのは仕方がありません。
先ほどの人事の話に戻りますが、1年生議員は「次の選挙での当選」を何よりもまず優先させる事が、まず第一に大切な仕事と言えます。
政策や政局に深く足を突っ込みがちですが、一番大切なことは地域に根を張る事です。地元をだれよりも歩く。これは政府与党には出来ない事です。
この事を徹底させる事ができる、選対委員長や幹事長をぜひ選任してほしいのです。
足りない知識と経験でできる事など限られています。1年生議員にできる事は地域を歩く事。雑巾がけを強制できるだけの力を持つ幹事長の就任を望みます。
これが立憲の足腰を鍛える一つの方法です。
つづく。
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