「浅間山明鏡止水」あさまやま めいきょうしすい

「世界の大聖堂②」ノートルダム・ド・ラガルド大聖堂~写真と短歌で綴る世界文化紀行

「世界の大聖堂②」ノートルダム・ド・ラガルド大聖堂~写真と短歌で綴る世界文化紀行
 
世界には美しい大聖堂がいくつも点在しており、キリスト教徒が祈りを捧げる場としてだけでなく、観光を目的に訪れても楽しむことができます。実は、世界遺産として知られるスペインのサグラダファミリアも大聖堂の1つなんです。私たち日本人にはあまり馴染みのない存在かもしれませんが、海外では中東の一部地域を除くほとんどの国で見られます。

ヨーロッパを中心にキリスト教を信仰する国々に点在する大聖堂。世界78億人の人口のうち、全体に占めるキリスト教徒の割合は3割弱とされています。つまり、世界の約3人に1人はキリスト教徒なのです。一般的に大聖堂とは、カトリック教会では司教座が置かれている教会を指します。ロシア正教やギリシャ正教では、司教座の有無に関わらず、由緒ある教会を大聖堂とみなし、司教座制度を持たない宗派であっても、大聖堂と呼ばれるものもあります。世界各地には美しい教会が数多くありますが、大聖堂は高い格式を有する一際異なる存在です。

フランス「ノートルダム・ド・ラガルド大聖堂」
「マルセイユ陽光溢れる街並みに 仰ぎみる姿威風堂々と」


南仏の港町「マルセイユ」は、紀元前600年に、古代ギリシアのフォカイア人によって港が開かれました。その後、カルタゴと敵対したポエニ戦争後はローマ帝国の支配下に入り、10世紀にはプロヴァンス伯の支配下に、そして1481年にはフランス王国に併合されるなど、地中海の良港を巡る覇権争いの舞台となってきた歴史のある町。そのマルセイユも、今では、南フランスにおける貿易をはじめ、商・工業の中心地であり、フランス最大の港湾都市です。

標高150メートルの白い石灰質の丘の上に聳える「ノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂」は、このマルセイユを代表する観光の目玉の一つ。陽光溢れる市内のどこからも、また、海の上からもその堂々たる姿を仰ぎ見られるシンボル的存在です。地元の人々からは「ラ・ボンヌ・メール」(優しい聖母さま)と呼ばれて親しまれています。


参照
https://dokodemodoors.com/column/cathedral
https://tabichannel.com/article/1191/cathedral
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