「地球上で最も美しい島③」ギリシャ「パクシ島」~写真と短歌で綴る世界文化紀行
島といえば、まずはビーチをイメージしますが、島の中には鋭い岩の断崖があったり、山や洞窟などもあるので、海だけではなく内陸部を探検することも楽しみの一つだったりしませんか。ここで紹介する楽園に訪れることができたら、恐らく一生忘れられない絶景と自然の美しさを目にすること間違いなしです。
口語短歌
ギリシャ「パクシ島」
「ポセイドンギリシャ神話の海の神 青い洞窟いくつもあって」
パクシ島はイオニア海にある主要な7つの島の中で最も小さく、ギリシャ本土の西にあるコルフ島の約15km南に位置し、ギリシャの主要な観光地の喧騒から離れ、とても静かな環境の中でギリシャのおもてなしを提供している島です。パクシ島群は、パクシ島、アンティパクシの小島で構成されていて、伝説ではギリシャ神話の海の神ポセイドーンの妃であるアムピトリーテーと暮らすための静かな場所を見つけたいと願った際にこの島が現れたとされています。西海岸には多くの「青の洞窟」があり、透き通った青い洞窟は海の神の能力を証明しているとされています。現在パクシ島はミニチュアのエデンの園と言われていて、長さ10㎞×幅3㎞程の小さな島ですが、島には約30万本にも及ぶオリーブの木が生い茂っています。真っ白な砂浜が言葉では言い表せないような美しい海の青とのコントラストを描いていて、パクシ島とアンティパクシ島は、地中海の中でも最も美しいビーチがある島として有名です。
一般的なギリシャの観光地に比べてパクシ島はかなりのんびりしています。長さ10㎞、幅3㎞のこの島には、パッチワークのように広がる古代からのオリーブ畑、遊牧民の足跡、眩いばかりの白い小石のビーチ、そして、この長閑な港町には60軒以上もの居酒屋があります。のんびりとリラックスすること以外何もない。旅程という概念はまだパクシ島には浸透してなく、遅めの朝食から一日がはじまり、早めの寝酒で一日を締めくくる。忙しい私たち日本人には考えられないような穏やかな時間を過ごすことができる島ではないでしょうか。島内にあるガイオス、ロッゴス、ラッカという3つの村や、石畳の小道を散策したり、趣のある小さな港町でのんびりとした時間を過ごすことで自分の人生を振り返ったりしてもいいかもしれないですね。地中海の中心部にある静かな安息の地を訪れてみてはいかがでしょうか。
参照
https://www.beautyaroma217.com/entry/2020/09/30/seo-trip-world-beautiful-islands