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「世界の大聖堂⑬」ミラノのドゥオーモ~写真と短歌で綴る世界文化紀行

2024-04-04 08:00:29 | 写真と短歌で綴る「世界文化紀行」
「世界の大聖堂⑬」ミラノのドゥオーモ~写真と短歌で綴る世界文化紀行
 
世界には美しい大聖堂がいくつも点在しており、キリスト教徒が祈りを捧げる場としてだけでなく、観光を目的に訪れても楽しむことができます。実は、世界遺産として知られるスペインのサグラダファミリアも大聖堂の1つなんです。私たち日本人にはあまり馴染みのない存在かもしれませんが、海外では中東の一部地域を除くほとんどの国で見られます。

ヨーロッパを中心にキリスト教を信仰する国々に点在する大聖堂。世界78億人の人口のうち、全体に占めるキリスト教徒の割合は3割弱とされています。つまり、世界の約3人に1人はキリスト教徒なのです。一般的に大聖堂とは、カトリック教会では司教座が置かれている教会を指します。ロシア正教やギリシャ正教では、司教座の有無に関わらず、由緒ある教会を大聖堂とみなし、司教座制度を持たない宗派であっても、大聖堂と呼ばれるものもあります。世界各地には美しい教会が数多くありますが、大聖堂は高い格式を有する一際異なる存在です。


イタリア「ミラノのドゥオーモ」
「黄金に輝くマリアマドンニーナ 深い信仰愛されてこそ」


イタリア第2の都市・ミラノ中心部のドゥオモ広場に位置する大聖堂です。1386年に着工し、約500年もの歳月を経て完成した白亜の大聖堂は、現代においても同国有数の「ゴシック建築の傑作」として高い知名度を誇ります。135本の尖塔と3,500体もの彫像からなる外観は、圧巻の迫力。聖堂内部も美しいステンドグラスや彫刻など見どころ満載なので、ぜひ見学に訪れてみてください。

多くの芸術家が建築に携わったイタリアでも屈指の建造物です。バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂についで世界で2番目の大きさで約4万人収容することが出来ます。第二次世界大戦の爆撃を運よく逃れ、今でもミラノの象徴として人々に愛される場所となっています。とても高い天井や、美しい55枚のステンドグラス、白い大理石で作られた芸術性豊かな細工は、とても人間が作ったとは思えないほど素晴らしいです。階段、もしくはエレベーター(有料)で屋上に登ることができるので、そこからミラノの街を一望するのもおすすめです。また地下には聖堂と宝物庫があるのでこちらもぜひチェックしましょう!建物の外から見ると135本の尖塔がバランスよく並んでいて、中央の最も高い尖塔の上にはミラネーゼの愛郷心のシンボルと言われる黄金のマリア像「マドンニーナ」が輝いています。昔はこのマリア像より高い位置に建物を建ててはいけないとされたそうです。この像にミラノの再訪を祈ると叶うという言い伝えがあるので、訪れた際はぜひ願ってみましょう。

参照
https://dokodemodoors.com/column/cathedral
https://tabichannel.com/article/1191/cathedral
https://sekatra.com/milan-cathedral/


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (さわやか♪)
2024-04-04 08:13:46
おはようございます

大聖堂はそれぞれに趣が違って見ていて飽きませんね
こちらは小雨の朝を迎えています
雨だと、気分がのんびりするので晴れの日とは違った楽しみ
やることが尽きないのは、kenさんと違って段取がいまいちかな?
では、今日も明るくさわやかに過ごしましょうね
季節の変わり目、体調管理ガンバですよ
( ^^) _旦~~ どうぞ♪
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Unknown (knsw0805)
2024-04-04 12:57:35
さわさん、こんにちは。
素晴らしい大聖堂ですね。それにしてもお母様マリアは全世界で崇め奉られていますが、お父様のヨセフは影が薄いですね(笑)
今朝は曇天、お昼からは多少お日様が覗いていますが、家でゆっくりしています。
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