この前のブログで,現場の朝と昼をお届けしました。
続けて,この日の午後にやった,スウェーデン式サウンディング試験について報告します。
これは,けっしてネタが尽きたからではありません。
誤解されないよう,よろしくお願いします。って,もういいですか(笑)。
スウェーデン式サウンディング試験は,地面がどれくらいの重さに耐えられるかを確かめる試験です。
試験方法が比較的簡単なため,宅地地盤の評価などで使われています。
この現場では,水路を設置しますので,その重さに耐えられるかの確認に使いました。
なお,スウェーデン式サウンディング試験についての解説は,以下のurlを参照してください。
なにせ,土については詳しくないもので‥‥(笑)。
・http://www.jiban.co.jp/gyoumu/chousa/tyosa02.htm
・http://www.niceliving.net/jiban/jiban/jiban35.html
・http://www.kinki-geo.co.jp/261sue-den-omote.htm
・http://www.j-shield.co.jp/groundsys/howto.htm
とりあえず,試験方法の説明を‥
金属の棒の先端にスクリューをとりつけます。
おもりを,5㎏+10㎏+10㎏+25㎏+25㎏+25㎏と載せて,どれくら地面に刺さるか確認します。
地面に刺さっていかない場合は,ハンドルを回転させ,25㎝下がるのに何回転したかを測ります。
ただし,この場合は180°回転したら,一回転と数えます。
日本語では,半回転ですよね‥‥
基礎の地盤がとても柔らかかったら,おもりを載っけただけで沈みます。
それ以外では,固い地盤では回転数が多く,柔らかい地盤は少ない回転で沈みます。
これで,宅地の地盤の評価などができるんですね。
以下,今回の試験の状況です。
試験器具です。
今回は,地面を掘った中で試験をするので,発電機とポンプを準備しました。
まず,掘る位置に印をつけます。
掘るのは,「バックホウ」と呼ばれる機械です。
掘ってる状況です。
掘りあがったところです。
水はそれほど多くありませんでした。
ここで,土木屋さんっぽい情報をひとつ。
このように,地面を掘って作業するとき,一番困るのは水です。
そこで,作業する地面より一段深く水を集める場所を作ります。
この場所は「釜場(かまば)」と呼ばれています。
釜場に直接,水中ポンプを置くと,ごみなどで詰まったりします。
そこで,写真のように,竹かごなどでスクリーンを代用しています。
こんな感じですね。
試験の開始です。
基準となるプレートを置きます。
ロッドを立てます。
おもりを載っけます。
最初は,全部載っけなくても沈みます。
おもりだけで沈むのを「自沈(じちん)」と云います。
そのうち,おもりを全部載せても沈まなくなります。
地面が柔らかいと,少ない回転数で沈んでいきます。
固いと,何回転させても沈みません。
なんか簡単そうでしょ。
でもロッドが沈むたんびに,おもしの位置を上げます。
おもしの合計は100㎏で,50㎝ごとにおもしを載せ替えしました。
データは6.5mまで取りましたので,100㎏のおもりを13回載せ降ろししたことになります。
その作業を冷静に見ていた,セイタカアワダチソウ。
タンポポは,同情してくれてたか?
最後は,土で汚れた機材を洗って片づけです。
こうして,肉体労働的な午後は過ぎていったのです。
自分は,写真を撮ってただけですけど‥‥
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2006.11.24
おもしの載せ替えの回数について,若干修正しました。
いつでも里親募集中
続けて,この日の午後にやった,スウェーデン式サウンディング試験について報告します。
これは,けっしてネタが尽きたからではありません。
誤解されないよう,よろしくお願いします。って,もういいですか(笑)。
スウェーデン式サウンディング試験は,地面がどれくらいの重さに耐えられるかを確かめる試験です。
試験方法が比較的簡単なため,宅地地盤の評価などで使われています。
この現場では,水路を設置しますので,その重さに耐えられるかの確認に使いました。
なお,スウェーデン式サウンディング試験についての解説は,以下のurlを参照してください。
なにせ,土については詳しくないもので‥‥(笑)。
・http://www.jiban.co.jp/gyoumu/chousa/tyosa02.htm
・http://www.niceliving.net/jiban/jiban/jiban35.html
・http://www.kinki-geo.co.jp/261sue-den-omote.htm
・http://www.j-shield.co.jp/groundsys/howto.htm
とりあえず,試験方法の説明を‥
金属の棒の先端にスクリューをとりつけます。
おもりを,5㎏+10㎏+10㎏+25㎏+25㎏+25㎏と載せて,どれくら地面に刺さるか確認します。
地面に刺さっていかない場合は,ハンドルを回転させ,25㎝下がるのに何回転したかを測ります。
ただし,この場合は180°回転したら,一回転と数えます。
日本語では,半回転ですよね‥‥
基礎の地盤がとても柔らかかったら,おもりを載っけただけで沈みます。
それ以外では,固い地盤では回転数が多く,柔らかい地盤は少ない回転で沈みます。
これで,宅地の地盤の評価などができるんですね。
以下,今回の試験の状況です。
試験器具です。
今回は,地面を掘った中で試験をするので,発電機とポンプを準備しました。
まず,掘る位置に印をつけます。
掘るのは,「バックホウ」と呼ばれる機械です。
掘ってる状況です。
掘りあがったところです。
水はそれほど多くありませんでした。
ここで,土木屋さんっぽい情報をひとつ。
このように,地面を掘って作業するとき,一番困るのは水です。
そこで,作業する地面より一段深く水を集める場所を作ります。
この場所は「釜場(かまば)」と呼ばれています。
釜場に直接,水中ポンプを置くと,ごみなどで詰まったりします。
そこで,写真のように,竹かごなどでスクリーンを代用しています。
こんな感じですね。
試験の開始です。
基準となるプレートを置きます。
ロッドを立てます。
おもりを載っけます。
最初は,全部載っけなくても沈みます。
おもりだけで沈むのを「自沈(じちん)」と云います。
そのうち,おもりを全部載せても沈まなくなります。
地面が柔らかいと,少ない回転数で沈んでいきます。
固いと,何回転させても沈みません。
なんか簡単そうでしょ。
でもロッドが沈むたんびに,おもしの位置を上げます。
おもしの合計は100㎏で,50㎝ごとにおもしを載せ替えしました。
データは6.5mまで取りましたので,100㎏のおもりを13回載せ降ろししたことになります。
その作業を冷静に見ていた,セイタカアワダチソウ。
タンポポは,同情してくれてたか?
最後は,土で汚れた機材を洗って片づけです。
こうして,肉体労働的な午後は過ぎていったのです。
自分は,写真を撮ってただけですけど‥‥
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2006.11.24
おもしの載せ替えの回数について,若干修正しました。
いつでも里親募集中
それだけでも、大変そうですね。
寒いですし・・・
あの、ゴミよけのカゴ。
あんなの、消防車のホースの先にもついてました。
こんな、大事な作業にも、日本的な道具が使われてるのね、と親近感沸きました。
この試験は,データを集めたり考察を考えるより,おもりの上げ下ろしが苦痛です。
準備体操を怠ると,腰をいわします(笑)。
現場では,新しい道具と古い道具がけっこう混ざり合っています。
面白いと感じる一瞬ですね。
地権者の了解を得られればですが。
この写真達は試験状況がよく分かります。そのまま試験説明の資料に使いたいぐらいです。
赤本によると3000円/mぐらいだったと記憶しています。労力のわりに安い試験ですね。
読んだだけで、腰がぁ~、あぁ…。。。(苦笑)
私の知らない世界!
大変な作業の積み重ねがあるのですね~~~!
さっかんさんのブログをリンクさせて貰いました。
すみませんついでに、事後報告ですみません。
自分は,今まで見たことはあったのですが,やったのははじめてです。
最後はおもしを載っけるのが,イヤになりました(笑)。
■bluemoon さま
リンクの件,ありがとうございます。
この試験は,本当は25㎝ずつやるものです。
ということで,6.5mまでの試験なら,26回の上げ下ろしです。
想像しただけで,イヤになります。