Def Leppard 「Adrenalize」 ('92)

デフ・レパード程ドラマティックな歴史を歩んだバンドも珍しいでしょう。
勿論数多くのヒット作を生んだのは当然ながら、メンバーの歩みも苦難の連続
でした。

1977年に結成し80年にデビュー。83年の「Pyromania」は全米だけで600万枚と
いうメガヒットを記録。この年マイケル・ジャクソンの「スリラー」につぐ
全米年間2位という大記録を樹立。

好事魔多し。84年末にドラムのリック・アレンが交通事故で左手を失うという
悲劇に見舞われてしまい、バンドの存続危機を迎えるもリックは右手一本で
スティックを持って奮闘しこの危機を乗り越えます。

そして87年「Hysteria」が再び大ヒットしこの作品は世界中で2,000万枚という
これまた天文学的ヒットを記録。再度ピークを迎えます。

しかしバンドには再び悲劇がおとずれます。今度はギターのスティーブ・
クラークがアルコールが原因で急死します。

このピンチにもホワイトスネイク等で活躍したヴィヴィアン・キャンベルが
加入して乗り切ります。

その後も安定した活躍で今も第一線で活動しています。さて今回紹介する
「Adrenalize」は92年発表の作品でこれも言うまでもなく大ヒットを記録
した一枚です。今やハードロック等の枠を超越したバンドとして根強い
人気を誇っていますね。

寒い冬はガッツリとしたハードでポップな彼らの作品を聞くと気分も
暖まります。

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では、また