電話操作、あるいは簡単なノープロブレムへの複雑なソリューションになってないこと

職場の電話　Jamie Zawinski <jwz@jwz.org>

僕は職場では電話に出ない。なぜなら仕事でメールを送る代わりに電話をしてくるやつは、どちらにせよ話なんかしたくないやつらだから。たいがいはヘッドハンターだし。

一番最近ヘッドハンターがつかった作戦はこんな切り出し方だった。「こんにちわ、実は僕はエンジニアになりたかったんだけど、今じゃここでリクルーティングをやってんだ、すごいだろ」

へぇ、あんたがあまりにすごいから、会社の人はあんたをリクルーターにしたわけだ。

もちろん、電話を直接折り返すこともしない。というのは僕が、使いたくもないのに企業ボイスメールシステムをつかわなきゃならないってことを意味するから（もうただの留守番電話じゃないんだぜ！）あまりにもひどい出来なんで、週に一回つかえばいいくらいだよ。

それにしてもこのばかどもは、一体どこでこんな使えないユーザーインターフェースを作ったやつらを見つけてきたんだ？　どこかのマゾの社長が家に帰って、ビデオを操作しようとして「使えやしない。これを作った奴をやとって、電話をこれほどひどくできるかみてやりたいよ」なんて言ったとでもいうのかい。

そいつがここ２０年、文明社会から隔離されて生きてきた場合でも大丈夫なように、アメリカの全家庭で、全電話が、いったいどういうふうに使われてるかを思い出させてやるよ。電話がなる。もし出なければ、留守番電話が応答する。メッセージを聞きたければ、再生を押す。それでメッセージがきける。それから巻き戻しを押せばいい。

以上、これでおしまい。

僕は、不幸なことに、ここ何年もいろんなボイスメールシステムとつきあってこなきゃならなかった。僕が知りたかったのは、なぜ簡単なデフォルトの操作モードがついてるやつがないのかってことだ。２回クリックするだけで、事はすむっていうのに。

あまりにひどいんで、いろいろなキーをつかってメッセージを削除するやつのことは思い出したくもない。だめだ、こんなのもやってられない、なんでメッセージを１件、１件再生するのに、毎回その前にボタンを押さなきゃならないんだ。それにメッセージを聞いたあと、なんでいちいち改めてメッセージを全部消さなきゃならないなんだ。ただメッセージを再生してくれればいいんだ、そのあとはメッセージなんてうっちゃっとけばいいんだよ。全く迷惑な機械だ。

どうも。