今回の破綻の背景で、もう一つ特筆すべき事項は、みなさんお忘れかもしれないが、アメリカが2つの戦争を戦っている最中だってことだ。特にイラク戦争はスティグリッツの算出で3兆ドル(300兆円!)の負担になってる。なんの前提もなく、戦争が経済に好影響だなんて言うのはほとんどが絵空事といっていい。もちろんお金には無駄遣いと有効な使い方があるのだ。この3兆ドルがあればって、政策当局者は思ってるだろうなぁ。 . . . 本文を読む
イラク戦争とアフガニスタン戦争の二つの行く末は事態の悪化をまねくばかり。政治的な安定と経済的な発展を両輪でスパイラルアップさせなくちゃならない。いずれの国でも両方がスパイラルダウンを起こしている。今にしてみれば、アフガニスタンだけでもアメリカは十分手にあまったと思うんだが... . . . 本文を読む
リクエストものの翻訳。サキはだいたいこんなところかなぁ。そしてこれは題名からして、にやりとさせられる、邪魔ものというか、二人の間に割り込んでくるって意味合いだけど、さて誰のことかわかるでしょうか? サキの短編では読み終わって、あらためて題名ににやりとさせられることってけっこうあったりして。 . . . 本文を読む
二つの事実を押さえよう。昨年の地球の海水面は上昇していない、下降している。そして世界の大半では京都議定書のような削減方法は、ばかげてると思われてる。???と疑問符が頭をよぎる方は、こちらのコラムをどうぞ。
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信念に基づいて戦争賛成・反対なんてやってても議論に終わりはないわけで、実際にかかった戦費をみてみましょうというお話。スティグリッツの新刊の内容とも大きくかぶるけど、ブッシュ政権って本当になにも考えてないってことはよく分かる。戦争が経済に好影響を与えるなんて言ってる人は、そんな単純な話じゃないことを以下の記事でよく読むこと。 . . . 本文を読む
まぁ世界中の識者が言ってることは同じなんだけどね。先進国の農業補助金を削減して、その分を最貧国の農業支援にあてること。日本こそが、率先して自由貿易体制の旗を振らなきゃいけないのにね。 . . . 本文を読む
サキの短編から。これはかなり有名ですね、最近だとフェレットでも通用するけど、なんかイメージが違うので、いたちってことで。翻訳も時とともにかわるものだよね(変わらなきゃいけないもの)。 . . . 本文を読む
南から来た男の翻訳。南から来た男の言葉は英語でも少し変でそれが性格をあらわしてるんだけど、カタカナとかに訳すのはちょっと違う気がして、比較的穏当にすこし舌足らずにするくらいにとどめてます。まぁそんなことより世界一の短編といえばこれ、っていう小説を楽しんでください。 . . . 本文を読む
地球温暖化やエコに取り組もうとする動機には、美しいものがあると思う。でも残念ながら頭がつかえてない。僕らは地球温暖化より自由貿易に取り組むべき。本当に地球を救いたいならちゃんと頭を使って考えて、物事に優先順位をつけてやらなきゃ。 . . . 本文を読む
アメリカは選挙一色ですね。クルーグマンと同じ民主党応援でもロジックもトーンもかなり違うのが面白い。ケインズの有名なIn the long run, we are all dead.も出てきます。 . . . 本文を読む
スティグリッツのネオリベこきおろし。元記事の日付を入れてほしいってリクエストがあったので、とくに経済ものについてはいつのものか明示します。その他要望があれば、遠慮なくコメント欄までどうぞ。できるものは迅速にやりますよ。また誤訳などの指摘も遠慮なくいただければ。どんな小さいことでも、考えるきっかけにもなりますんで。 . . . 本文を読む
まぁこの原油高と穀物の急騰を投機的、短期的、一時的な事象と見るかどうかって話はあるよね。でもそもそも何を短期として、何を長期とするかっていう話になるんだけど。
インフレターゲッティングの失敗 by Joseph E. Stiglitz 2008.5 世界の中央銀行関係者は閉鎖的なクラブを形成していて、流行りものやブームにはまりがちだ。1980年代の初頭には、ミルトン・フリードマンが推 . . . 本文を読む