清瀬ポニーブログ

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おばさんの存在

2011-03-22 | Weblog
懐かしい思い出 

私が小学校 中学校時代 年間約2か月を過ごしたのは

福島にある遠い親戚にあたる知人宅でした。

学校の終業式が終わり すぐ上野駅へ行き 福島に向かう。

学校の休みはすべてそこで過ごした。



私の父は、勤め人でごく一般的な東京での生活だったと思います。

しかし、その知人宅は神社。東京の生活とは全く違った。

朝六時に起床 神社の境内 参道を毎日竹ほうきで掃く。

当然、毎日神社の掃除  

季節 年により変化する、そして神社ならではの初めて知ることの楽しさなど

神社の生活もそれなりに楽しかった。
  
多くの勉強をさせてもらった。


その生活の中で 一番強烈に残っている言葉、思い出がある。

それは 

食事の時でした。  私は、ごはんのおかわりをおばさんにお願いした。

それは、ごく普通の風景です。 おばさんはご飯をよそっている。

私はその時 無意識に箸を握り おかずに手をつかたのですが

その時 普段いつもニコニコしているおばさんが少し険しい目になり以下の話


「おばさんは、千秋君のためにご飯をよそってあげています。

千秋君は感謝の気持ちを持ちながら待っていなければいけないの。

その間は、箸を置いて待っていなければいけないのよ。」 と

その他にもたくさん教わった。



本当に田舎のおばさんって感じなんですが 品が良く 知的で 仕草がかわいく

大好きな人でした。

16年前 がんで亡くなったが 毎週のようにいわき市の病院にお見舞いに行った。

そのおばさんは、私にとって今生活をする中でも大きな存在になっている。



今その知人宅は今回 地震による被害 そして放射能汚染による避難地域に指定され
 
ている地域。 

でも皆、避難場所 親戚の家などに避難し 「大丈夫だよ!」電話では 

昨年新築をした家で、気持ちを察すると大変辛いところです。