岩石探訪

行って見て触れて楽しむ石との時間‥そんな日々を過ごして約1年。石は奥深く美しい!ということに気付いてしまったのでした。

大谷・栃木

2020-06-08 13:30:56 | 日記
さて本日は、以前から気になっていた
栃木県の「大谷資料館」へ行ってきました。



宇都宮市から北西約7キロの大谷町にあります。

「大谷」と聞いて「大谷石」と思った方はなかなかの石好きですね。
でも全くなじみがない!と言われる方も、
知らないうちに大谷石に触れているかもしれません。
加工がしやすく、耐火性にすぐれている大谷石は
お膝元ではもちろんのこと、いろいろな場所で石材として使われているからです。

たとえばフランク・ロイド・ライト設計の旧帝国ホテル。

現在は犬山市の明治村にあります。
ちなみに明治村はタイムスリップしたみたいで、とても面白いです!
しかも全て当時の本物の建築なので、見応えがあります♫
名城犬山城とともにぜひ🤗

東北自動車道を2時間ほど南下、宇都宮ICをおり、順調にすすみ立岩街道に入りました。



左手に姿川が流れます。あともう少し〜というところで、
やや👀川をはさんで左側にせまる圧巻の岩肌!!









中国の山みたいです!!







うひゃーー(°▽°)さっそくですかい!!

パシャパシャと写真をとっていると、通りの向こうにいた女性がわざわざこちら側へ。
そしてパンフレットを片手に、大谷石についていろいろ教えて下さいました!
大谷石愛が伝わってきます❤️



うかがえば、すぐ近くで茶房をされているとのこと。
ひとしきり、大谷石を堪能したところで、
せっかくなのでコーヒーをいただくことにしました🎵

茶房 越路「さいかち庵」。



樹齢何百年でしょうか・・このさいかちの樹が目印です(^-^)

ご主人もいらして、ウチョウランの栽培のお話などを聞かせていただきました。
いや〜〜、日本は奥が深いですね(╹◡╹)
こんな国ってほかにあるんでしょうか??



おいしいコーヒーとご夫婦のステキなお話で、だいぶおなかいっぱいなんですが、
そろそろ先へまいりましょうか。

ありがとうございました🐸



さいかち庵からほど近く、「大谷資料館」に着きました🚗

駐車場に車を止めてすすんでいくと・・





おおーー!!きましたきました⤴︎⤴︎
迫力ありますね😆

さっそく中へ入ってみます💨



階段をおりると



めちゃくちゃ深い!!

どんどん降りていきます。
かなり寒くなってきました💦

温度計を見ると9度。寒いわけです・・
昔は貯蔵庫にも使われていたのが、よく分かります。






広い!!



高い!!

上を見上げると



天井がきれいです。
大きいい礫が見えますね👀
四角いのは採掘のあと。

壁もきれい



よく見ると模様がすばらしい







手掘りのあと。昭和34年ごろまでは手掘りで採掘されていました。



イメージです笑
あるあるですね





いやーー幻想的です。
うまいことライトアップしてありますね。





大谷資料館は行ったことがなくても、
なんか見たことある!っていう方もいらっしゃるのでは?

そう、実はいろいろな撮影に使われているんです。

「るろうに剣心京都大火編」の痕跡。



「セーラー服と機関銃」にも!
あと音響効果がいいということで、
スタジオとしても使われています。



外が見えるのでだいぶ地上に近づいてきました。
湿度の違いのせいか、もやっとしてます。



戻ってきました。



駐車場のところにも露頭してます。



緑色の凝灰岩。
きれいでした〜✨





























村田町・宮城

2020-02-19 22:20:07 | 日記
岩石探訪ということではじめたこのブログですが、
実は昨年、関西から東北へ引っ越しまして、
いろいろまわっているうちに、
ほんとに東北は食材が豊富でおいしいということに気付きました。

そしてなんといっても日本酒です!!
これがたまらん。まーーーおいしい( ^ω^ )
毎回、お店で迷うぐらいにたくさんあって、飲んでみるとそれぞれに個性がある。
これは飲みすぎ食べすぎ結果としての太りすぎに要注意です。

というわけで、岩石ももちろんなんですが、食材や日本酒も探訪せざるをえない状況で、
街散策しつつ、こちらもご紹介していこうかと思ってます!

さて、本日は宮城県は仙南地方の村田町に行ってきました。



だいたいの位置関係はお分かりでしょうか?
有料道路を使わなくても、仙台から車で30分ほどです。

さっそくですが、まずは街並みを散策してみましょう!



古いですね。



町の区割りはこんな感じです。



よく残ってますね〜。

そして、ありました!







「乾坤一」(大沼酒造店)





中は撮影ができなかったのですが、
宮城県産のお米を使ったこだわりの日本酒が
こちらで購入できます!

ちょっと迷って「冬華」を選んできました。いただくのが楽しみです♬

散策つづく〜




ヤマニ邸。観光案内所です。
ここでお昼の情報も教えていただきました。



少しお腹が空き始めていたので、安心安心。

村田商人やましょう記念館



2018年に国の重要文化財に指定されたそうです。











庭の方にまわってみます。



立派な蔵ですね〜〜。
古いものは江戸時代文政期のつくりです。



はい、お約束のネコちゃんニャー



宮城の小京都 蔵の町 むらた。

紅花の栽培がさかんになったのは18世紀の中頃。
各産地で作られた紅花は村田に集められ、
山形経由で北前船で上方へ、
また江戸にも運ばれていきました。



村田町発行の町あるきガイドによると
「江戸を発し、白石・大河原・船岡・岩沼そして仙台に至る奥州街道と
仙台を発し笹谷峠を越え山形に至る笹谷街道・羽州街道を結ぶ街道の脇往還宿場として
商都の賑わいをみせた」
とあります。

東北の街道といえば奥州街道ぐらいしか知らなかったんですが、
羽州街道も大事なんですね。
南北を貫くこの二大街道と、
それを結ぶ東西の街道を散策していきたいと思ってます♬

ちなみに、先日、米沢へ行ったんですが、
その時に羽州街道沿いの七ヶ宿を通りました。

釜房湖を通って



関宿にでました〜



ちょうどお昼だったので、この吉野家さんでお蕎麦をいただくことに。
Googleマップでは牛丼屋になっていましたが(^_^;)

中へ入ると



いい雰囲気ですね〜ほっこりします(^ ^)



サッポロビールの★があると思ったら
一時期ニッポンビールという社名だったんですね。

寒かったので、あたたかい鳥そばを注文。
この日は、前日に降った雪が少し残っていましたが、
今年は暖冬でほとんど雪は積もらないのだそう。

きましたきました〜







ウチにある正法寺塗りの茶托の色合いに似ています。
もともとは漆器を使っていた名残でしょうか。

鳥そばと一緒に地元でとれた山菜の天ぷらも注文。
あけびや干し柿など、珍しい天ぷらもありました。
かぼちゃやさつまいものお野菜は糖度たっぷりで甘い!!

ごちそうさまでした、吉野家さん!
おいしかったです(^ω^)



お向かいには安藤家、滑津宿旧本陣です。





おーっと、七ヶ宿へとんでしまいましたが、
村田に戻ります💨

たしか、大沼家をご紹介してましたよね😶
大沼家は村田町で紅花や藍、味噌や醤油などをあつかって栄えた豪商です。



「村田商人」という言葉もあるんですね、初めて知りました。

てくてく🚶‍♂️











村田町、古い街並みが残るいいところですね。
途中でグリーンパールさんで納豆を購入!

先ほど教えてもらった「恵方丸」さんでお昼をいただきました!



「道の駅 村田」で買い物をして帰りますか😊























鎌倉・神奈川

2019-11-21 14:14:58 | 日記
本日やってきたのは鎌倉にある「鎌倉歴史文化交流館」

岩石探訪がメインではない散策なのですが、
ちょっと面白い岩石や地質が見られたら
せっかくなのでブログにのせていこうと思ってます。

ちなみに現在の展示はこれ↓



雅楽器の文様の鏡もあるんですね。初めて見ました♫

場所はこのあたり



JR鎌倉駅から地図を見ながら10分ぐらいでしょうか。
住宅街にあるし案内板もでておらず・・・ちょっとわかりづらかったです(^_^;)

あとこちらの施設、日曜・祝日はお休みなので要注意です!

しずか〜な住宅街を通り、到着。
門を入っていくと、左手に





斜めの縞模様がみえます。



洞窟みたいなのがあります。なんでしょうね?

さらにすすんでいき、展示施設に着きました。

全く予想していなかったモダンな建物!
もともとは個人住宅で、イギリスの有名な設計事務所が建てたんだとか。

って個人住宅??でかっ!!

なんですが、外観の写真はとっておらず、
建築資材が気になったので、中だけちらっと。

壁。光ファイバーが組み込まれた人造大理石



廊下



建物の裏手はこんな感じでした。





また洞窟のようなものがありますが、
鎌倉の歴史を展示施設で見てきたので
なにかが判明。

これは「やぐら」とよばれる横穴式墳墓で
主に鎌倉周辺で中世に盛んに作られたとか。

現在でも2000〜3000基あるとされていますが(2018.5.2産経新聞)
宅地開発が進んでいるのと風化のため、保存するのは大変そうです。

上と下、地質が違いますね。





階段をのぼっていくと



白っぽいです。

けっこう高い!海も見えます♬



ちなみに「鎌倉石」という言葉があるんですね。
ウィキペディアによると鎌倉周辺に分布する凝灰質砂岩とありますが、
地質図ナビに「海成層 砂岩泥岩互層」とあるので、海由来のものということですか。

三浦半島の地質についてはこちらが詳しかったのでリンクを貼らせていただきました。

せっかく鎌倉へきたのだからということで、久しぶりに銭洗弁天へよって帰ることにします。

途中こんな標識があったので👇



佐助稲荷神社というところに行ってみました。





階段の途中には倒木が・・。
大雨やら台風やら、最近の気象ははげしいですよね。

つきました!
20年以上ぶりですね。





黄色味がかった岩肌が見えています。





参拝をすませ、中へ入ると・・・





独特の雰囲気ですよね〜。私もしっかりとお札を洗わせていただきました。

境内をひとめぐります。







岩肌から水がしみでています。



手掘りのあとです。



でてきました!参拝客でにぎわっていたんですが、人のいない一瞬のタイミングをみはからって



こちらから参拝される方も多いですね。

細かい情報が足りていいないんですが、
とりあえず更新することを優先して、ひとまずアップします!












黄金山神社・涌谷(宮城)2

2019-11-13 11:00:47 | 日記
涌谷探訪後編です。

前回は思わぬところで白鳥に遭遇!
その美しさに、しばし見とれてしまいましたが
せっかくなので?先へ進むことにします。

国道346号線をさらに進んでいくと、着きました「天平ろまん館」。



お腹にせかされて、さっそくお昼をいただきます。

注文したのは、これ「おぼろはっと」。初めていただきます。おいしそう!



「はっと」というのは、小麦粉に水を加えて練って作る登米地方の郷土料理。

一口サイズに薄くのばしてあるので、生姜の効いたあんかけの汁によくからまります。
つるっとしていてコシのあるワンタンの皮みたいな感じ。

おいしかった〜\(^o^)/

お腹もとっちりしたところで展示コーナーへ。

涌谷は古代の産金地ですが、
現在でも涌谷の篦岳(ののだけ)丘陵の沢では金がわずかながら採れるそうです。

金は塊であるのではなく、石英系のこんな石や



こんな石



の脈状の中にあるんだそうです。👇赤い矢印部分





ご興味のある方は、はい説明



そして、涌谷で見られるのがモチ石👇





ぜひぜひ砂金採りに挑戦してみたい!という方は↓ココで



体験できますよ👍

さてさて、神社に向かいます。



すこ〜しだけ色づいていました。





黄金山神社。天保8年(1838)建立。



文化7年に伊勢国白子の国学者・沖安海が荒廃していた当地が古代の産金地ではないかと考え、
その後の研究、復興事業につながっていったといいます。

昭和32年の発掘調査で、社殿後方から基壇跡と根石群、神社の東斜面から古代の瓦や土器が多数発見、
また瓦の中には「天平」と書かれたものがあり、
模様が陸奥国国分寺や多賀城の瓦と酷似しているなどから研究が深まり、
昭和42年に国史跡に指定されました。



とんぼ。秋ですね〜



どんぐりも。



神社のまわり。あまり石が見えるところはなかったんですが





砂金は採れるか!?





きれいな石はいっぱいありました。

さて、ボチボチかえりましょか〜



金の鳥居。ちと、コテコテすぎやしませんか笑

ちなみに鳥居前の国道346号線は旧佐沼街道。
江戸時代初期に整備され、現在の栗原、登米両市を結ぶ基幹道路として重要な役割を果たしました。

行きとは違ったルートで帰路につくと



なんと、帰りにも遭遇してしまいました!
白鳥に始まり白鳥に終わるの巻。よきかなよきかな。



※手前の山並みは左から松倉山、少し後ろに撫倉山、手前の三角のが大倉山、後ろに隠れて山頂だけがわずかに見える蜂倉山、鎌倉山、三角形の遂倉山。








※追記部分

あとから、この山々が七ツ森だと知りました。
七ツ森は上記の六つの山々に加え、写真では見にくいのですが、
遂倉山の右に232mの「たがら森」があり、この七つの山が七ツ森と呼ばれていました。
それぞれの山頂に薬師如来が祀られており、
(現在はあとから加えられた笹倉山に合祀。たがら森は七ツ森からはずされています)
七仏薬師信仰を伝えています。








黄金山神社・涌谷(宮城)1

2019-11-06 10:57:09 | 日記
最近、3連休が多いですね。
個人的には同じ祝日なら水曜日あたりに休みが入るパターンが好きなんですが、
連休の方が旅行をしやすいということで始まったハッピーマンデー。
みなさんは活用されていますか?

今回、行って来たのが宮城県遠田郡涌谷。
国内で初めて砂金が採れた場所です。

地図でいうとここ👇「黄金山産金遺跡」って書いてあるところです。



天平21年(749年)陸奥国守百済王敬福が砂金の採取を報告し、黄金900両(約13Kg)を聖武天皇に献上、
当時建立中であった東大寺大仏の鍍金に用いられたといいます。

年号も「天平」から「天平感宝」に変わりました。

涌谷では現在もわずかながら砂金が採れるそうです。

いざ、砂金採りに出発!!
なんて気合いは全く入ってないんですが、仙台方面から田んぼ沿いに国道346号線をひたすら走ってきました。

ちょうど右手に鳴瀬川が流れているあたり



ん?なにか白いものが見えますよね?

よってみます。



白鳥!?

飛んだ!





か、かっこいい・・・



ぴったり揃ってる!







アップで





翼がとてもきれいですね!









向こうに見えるのはJR東北本線。貨物が通ります。










う〜ん、お名残おしいんですが、そろそろ行きますか・・・





田んぼの向こうに街並みが見えます。JR東北本線鹿島台駅があるはず。



地図でいうと👇



右に流れているのが鳴瀬川。
白鳥が飛来していたのは鹿島台駅の南東方向にある田んぼ、東北本線と346号線の間です。

ちなみに『鹿島台 白鳥」で検索してみたら何名かブログを書かれていましたが、
それほど多くの記事があったわけでもなく、ちょっともったいない気がしました。

さて、ここから目的地までもう少し!

・・・なんですが、白鳥に夢中になり(笑)写真も多くなったので、
前後篇にわけてお届けすることにしました。

今回の記事だけみると野鳥探訪みたいですが、ま、いっか( ^ω^ )

以前もなにかの記事で、まだ後編をお届けしていないものがあったかもしれませんが(^◇^;)
今回はきっちり書きます!ので、しばしお待ちを〜。