美保神社まで来たら、灯台まではわずか2kmほど。島根半島の先端までクルマを走らせてみました。でも、駐車場にも灯台までの道にも記憶がない。ここはきっと初めて訪ねるところ。白亜の灯台とビュッフェの赤い屋根が海の青に映えて美しい。
ところが、灯台の南側のゲートまで来たとき、ここで撮った写真があったことを思い出しました。もう今は写真にもどこへ行ってしまったのかもわかりませんが、確かにこの背景の写真がありました。途中の記憶は全然つながらないけれども、たった一枚の写真の記憶だけ、かすかに残っていました。
ということは、28年前には美保神社は素通りして、この灯台へ来ていることになる。当時の自分にとっては、由緒正しい神社よりも岬の先端の風景のほうが気になったというわけでしょう。灯台付近では西側を除いて三方が海です。この日は快晴ではありませんでしたが、灯台辺りでは雲も切れてきて傾いた太陽から直射光が届いていました。
大海原。遠くに写真に写るか写らないかくらいの島影が見えます。それが隠岐諸島で、ここから50kmくらいの距離だと案内されていました。、後醍醐天皇は、周りに海しかない心細いところに流されたものだと思いました。
28年前にどこを訪ねたのかが解決してよかった。ビュッフェで海の景色を眺めていたかったのですが、日も傾いて16時。帰路を急がねばなりません。
楽しかった二日間でした。美保、松江、出雲。まだまだ何度もやってきたいと思えるエリアです。
翌朝、洗濯機からETCカードが出てきました。シャツの胸のポケットに入れたまま洗濯してしまったらしい。楽しかった思い出まで洗濯してしまったような、ちょっと残念な気分です。
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