Irisの八ヶ岳山麓便り

季節の移ろいを感じながらスローライフ

イヌタデ属

2016年09月17日 | 山野草の観察
ミゾソバ(溝蕎麦、2016年8月31日)


今の時期、イヌタデ属の花が盛りです。イヌタデ、ハナタデ、ミズヒキなども満開ですが、今回は前々回の身近な花でも取り上げたミゾソバに似た花(金平糖のような形状の花序)を持つ植物を集めてみました。



ミゾソバはウシノヒタイ(牛の額)という別名をもつように、葉の形が牛の顔に似ています。あるいは矛の形と言われます。





上3枚は三角形の葉を持つママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)。凄い名前ですが、茎に棘があり、この植物で尻を拭ったら痛いでしょうね。意地悪な継母を想像させるトゲのある表現です。別名トゲソバです。中国語では棘蓼(シリョウ)だそうです(タデ科ですから)。





この3枚はアキノウナギツカミ(秋の鰻攫)です。茎に細かい棘がびっしり生えていて(見えなくても触るとわかります)、この植物を使えば、確かに、うなぎを掴めるかもしれません。葉は矢じり形で、茎を抱くように張り出しています。金平糖のような花序は上の2種と較べると一回り小さい感じで、色もやや薄いです。


我が家の周辺の林床では、今の時期のいわば雑草です。よく見ないと同じ植物に見えてしまいます。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 鳳凰三山ハイキング(3) | トップ | キアゲハの幼虫 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

山野草の観察」カテゴリの最新記事