鏡背に螺鈿(らでん)や夜光貝 琥珀(こはく) ラピスラズリ-などの
世界各地の宝飾品を素材に細工された豪華な美しい鏡
正倉院御物と云えば一番先にこの鏡を思い浮かびます
光明皇后から20面の鏡が献納されましたが鎌倉時代に盗まれ
犯人は捕まったのですが八面が壊されて東大寺に埋められていたのを回収し
保存した破片と それがどの部分かを記した文書を基に明治になって修復されました
今回は盗難をまぬがれた螺鈿の鏡 壊れた部分を修理した鏡 鎌倉時代に
盗難で割られた破片と共に三面展示されています
鹿皮を貼った上に布を貼り 何回も漆を塗って仕上げた鏡の収納箱
平螺鈿背円鏡は華麗な装飾をされた名品で多くの人がじっくりと鑑賞されています
八角鏡と共に人気の円鏡は毎回どちらかが出陳されています
数年前に行った時 買ってきたポストカ-ドが残してありました
平螺鈿背八角鏡
葉書から撮った画像ですがご覧下さいませ~
左側は今年の「平螺鈿背円鏡」で文様の中に可愛い小鳥が八羽います
右側は何年か前に出陳された「平螺鈿背八角鏡」の画像です
よく似た図案ですが螺鈿 琥珀 トルコ石などの使い方で文様がちがってきます
他にも聖武天皇ご遺愛の名品が出陳されていて長い時間並んで待った甲斐がありました
今回はこの美しい宝物を点検と曝涼(ばくりょう)管理 修複と
守り続けてきた先人たちの努力を感じて貰う展示となっているそうです
* 曝涼(ばくりょう)とは虫干しのことです
私は毎回 これだけ是非見ておきたいと思う宝物を選んで行くのですが・・
他の素晴らしい宝物にも目がいって時間の経つのも忘れてしまいました
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