四つ目垣の本席入り口
松隠正面
入母屋造りで床の高い建築様式で銅板葦きの匂配の美しい屋根です
腰掛待合
床の高い建築様式で縁伝いに進み縁から躙口に入るようになっている
濃茶席
本席 閑雲軒は四畳台目 床柱に栗の木の手斧(ちょうな)が使われ
床框はめずらしい朱色の漆塗りです
香炉 金紫銅麒麟香炉
床 比老斎筆二行
花入 宗和作 細二重切花入 竹翠箱
釜 万字釜 古淨元造 浄長極
炉縁 栂古材
点前座の上は化粧屋根裏でそこにも突上げ窓が切られている
中柱は赤松皮付の飛びなぐりを施した曲がり柱で
連子窓の上にさらに下地窓を配する遠州独特の手法がみられる茶室です
水指 古備前
茶入 瀬戸大覚寺手 銘 嵐山
主茶碗 御本半使 竹猗箱
替 黒楽茶碗 長入造
茶杓 宗和作
蓋置 青竹
建水 砂張棒先
薄茶席 八畳広間
床 猗々斎筆 富嶽自画像
花入 唐物籠
花 季のもの
香合 休々斎手造 染付秋草 菊渓釜
出帛紗 黄
釜 雲脚釜 淨寿造 竹翁箱
炉縁 竹
風炉先 流儀片落し
棚 手持 長以作 竹翠箱
水指 古都地孟焼 祥瑞写 碧水造
茶器 尊由自画 つた棗
主茶碗 透月斎手造 松の絵
替 仁清写 蓬莱茶碗 久宝造 竹中箱
茶杓 竹翠作 銘 万歳楽
蓋置 黄交趾 善五郎造
建水 曲
煙草盆 透月斎好袴腰
火入 膳所
閑雲軒は松花堂昭乗が住んでいた男山の坊「滝本坊」の脇に
小掘遠州が建てた茶室を忠実に再現されたもの
由緒ある茶室の空間で 秋の趣向を取り入れたお道具立てで
美味しい濃茶と薄茶をいただき 暫し喧騒の世界を忘れ
至福のひと時を過ごさせていただきました
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