切れ切れ爺さんの徒然撮影&日記

主に寺院や神社等を中心に、文化財の撮影と紹介。
時に世の中の不条理への思いを発言していく。

梅はおわり、桜シーズンへ 京都市山科区 随心院、大石神社、岩屋寺・・・桜はやや早かった

2018-04-11 22:37:09 | 撮影



 いよいよ梅も終わりとなる。山科区の随心院へ行ってきた。そしてその後、近くにある大石神社と岩屋寺に行ってきた。
 大石神社、岩屋寺については梅ではなく桜の撮影となる。
 一つ一つ紹介してると時間もかかるので、この三箇所をいっぺんに簡単に紹介しておく。
 随心院は真言宗の仏教寺院で、真言宗小野流の縁がある。小野流というのは、同じ宗派の中で修行に対する考え方の違いから、在家信者を中心として出てきた流派のことを言う。そしてこの一帯に勢力を張る小野氏が現れ、この中から小野小町も誕生する。現在この地域の名前は、山科区小野と言う。梅、桜、紅葉の名所でもある。
  大石神社は赤穂義士の大石内蔵助を祀る神社で、かつて大石内蔵助が隠棲した場所の近くに、昭和10年に建立された新しい神社。赤穂義士関連ということで人気があり、参拝者が訪れる。大きなしだれ桜が有名。
 岩屋寺は大石神社の比較的近くにあり、こちらの方も赤穂義士の大石内蔵助が隠棲した場所として知られている。お寺にも大石神社と同様、赤穂義士に関わる様々な資料が保管されている。境内は比較的狭いが、門前に広い土地があり、大きな枝垂れ桜が咲いている。


『随心院
 真言宗善通寺派の大本山で、弘法大師の八代目の弟子に当たる仁海僧正が正暦二年(九九一)に創建した。
 もとの名は牛皮山曼荼羅寺といい、その名は、ある夜、亡き母が牛に生まれ変わっている夢を見た仁海僧正が、その牛を探し求めて世話を尽くしたものの、間もなく死んだため、悲しんでその牛の皮に両界曼荼羅の尊像を描いて本尊としたことに由来する。
 その後、第五世增俊が曼荼羅寺の塔頭として隨心院を建立し、第七世親厳の時、後堀河天皇より門跡の宣旨を受け、門跡寺院となった。この辺り小野は小野一族が栄えた場所である
ことから、絶世の美女として名高い小野小町ゆかりの寺としても知られ、境内には小町に寄せられた多くの恋文を埋めたという文塚ゃ、化粧の井戸などが残されている。
 梅の美しい寺としても有名で、三月の最終日曜日には、小野小町に恋した深草少将の百夜通いの悲恋伝説をテーマにした「はねず踊り」(はなずとは梅花の薄紅色のこと)が披露される。
 京都市 (パンフレットより)

                      

『大石神社
 この神社は、昭和十年赤穂義士大石良雄の義挙を顕彰するため、大石を祭神として創建された。大石の山科旧居は神社の付近にあった。毎年四月十四日の春季大祭と十二月十四日の討入りの日に義挙記念祭が行われる。大石は、赤穂城の明け渡しの後、元禄十四年(一七〇一)六月下旬に、以前からこの付近に田地・屋敷を持っていた親類の進藤源四郎の世話でこの地に移った。閑静で人目につきにくく、かつ交通に便利で事件の善後策を講じるのに何かと便利であったからであろう。この地でしばしば同志の会合を開いた。はじめ、はやる同志を押さえ、亡主浅野長矩の弟大学長広を立てて主家の再興を図った。しかし、翌、元禄十五年(一七〇二)夏、結局、再興は許されず、吉良義央邸討入りに方針を固め、同志はひそかに江に集った。大石は、同年五月、妻子を離縁し、八月にはここを引き揚げ、いったん京都四条寺町に移り、
十月江戸に向かった。
 京都市 (駒札より)

             

『岩屋寺
 創建時は天台宗に属し、比叡山三千坊の一つであったが、現在は曹洞宗永平寺派天寧寺の末寺で神遊山金地院と号する。古来は隣接する山科神社の神宮寺であったと伝えられる。赤穂義士・大石良雄(通称大石内蔵助)の隠棲地として有名で、大石寺とも呼ばれる。
 本堂に安置する本尊大聖不動明王は智証大師の作とされ、大石良雄の念持仏であったという。また、この立礼の右手奥には大石良雄の遺髪塚及び宅址がある。赤穗城明渡しの後、彼はここに隠れてひそかに討ち入りの謀を巡らしたが、事成って後、邸宅、田畑等一切を岩屋寺に寄進した。その後、 一時は荒廃したが、嘉永年間(一八四八~一八五四)に京都町奉行浅野長祚らの寄付を受けて再興した。
 境内には本堂と明治三十四年(一九〇一)に建立された木像堂があり、浅野内匠頭長矩公の位牌をはじめ、四十七士の木像や位牌、大石良雄の遺品等が安置されている。十二月十四日には義士忌が行われ、 「山科義士まつり」で知られる討ち入り当時を再現する行列が訪れる。
 京都市 (駒札より)

          

 これからは桜シリーズをアップする。但し、桜シーズンもほぼ終わりなので、極力説明を省き、写真をズラーと並べることになる。
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