野沢温泉の民宿・喜楽荘の日記

湯の郷の素朴な「農家民宿」喜楽荘です。自家製どぶろくやいろりで焼いた岩魚の炭火焼、郷土料理のおいしい宿の日常。

ありがとう!野沢温泉村 体験学習お礼の手紙届く

2010-10-04 19:42:12 | 日記
 「集まれ!○○っ子野沢温泉塾」でこの夏、喜楽荘に宿泊の子供達から、手紙が届きました。読んでいく内に、2ヶ月前の懐かしい思い出が込み上げてきました。
 キャンプ場での火熾しや食事の準備、雨や風のテント生活体験、ブナの原生林散策で熊の爪痕、木や草の名前、沢の清水を両手や蕗の葉のひしゃくですくって飲んだこと、ブナの森の雨水が山手線の電車の一部を動かしていること、虫や動植物を育てていること等、感激の様が生き生きと書かれています。
 下山してからの外湯の入浴体験に始まり、温泉街の源泉や足湯、健命寺の野沢菜畑、道祖神神社や斑山文庫(高野達之記念館)、蛍の見学に蔓細工体験、おばさんとの笹寿司の郷土料理体験、いろりの部屋でおじさんとの交流会で見た道祖神のDVD、楽しかった野沢温泉の方言当てクイズ、100%ブルーベリージュースの旨かったこと、、、、村の人が挨拶や声をかけてくれて嬉しかった事、お宮での朝のラジオ体操。印象に残った「道祖神締め」、おじさんの「一日一善」を心掛けていることなどグッ!と来ました。
 「ふるさと」の作詞者高野達之博士は、晩年野沢温泉に過ごし終焉を迎えました。
 東京の○○市11小学校の内、今回喜楽荘にお泊まりいただいた生徒の皆さんの学校は、とても大きな学校なのですが、まだ歴史は新しいと引率の先生からお聞きしました。
 学校のチャイムから流れる曲は「ふるさと」なのだそうです。
 歴史はまだ新しくても、暮らす地域を生涯のふるさととして誇りを持って生きる、、、そう言う気持ちの子供に育ってほしい。
 2ヶ月前、新田ターミナルでの閉校式。各受け入れ宿のおじさん、おばさんたちに一番最後、全員で「ふるさと」を歌ってくれました。そして、、、「私たちのふるさとは野沢温泉村です。」
 おじさん、おばさん達は、皆さんのバスが見えなくなっても手を振りました。