野沢温泉の民宿・喜楽荘の日記

湯の郷の素朴な「農家民宿」喜楽荘です。自家製どぶろくやいろりで焼いた岩魚の炭火焼、郷土料理のおいしい宿の日常。

共同浴場(外湯)の大掃除の日です。

2010-12-15 06:34:11 | 日記
 13カ所の共同浴場は、地区住民の入浴の目的で建てられ、日常掃除やメンテナンス等が、住民の「湯仲間」と言う組織で、維持管理されています。
 湯仲間の内容は、その共同浴場によって違いがあります。ずーと昔から少人数の仲間でやっているところもあり、頻繁に回ってくる掃除当番は、かなり負担と思います。
 喜楽荘のある中尾地区は、140軒余りの世帯で区長が管理者になって組織しています。
 だから、掃除当番は半年に3日。年間約6日位です。掃除は毎日行われる通常のものと、5日毎の浴槽交換、15日毎の大掃除が班編制されています。
 今日は、3斑11人で行う浴槽交換と大掃除の日です。朝6時はまだ真っ暗。当番によって掃除に差が出ないよう、「中尾の湯の清掃基準」があります。女湯と男湯に分かれてみんなで一生懸命掃除をしました。

Mt.6(マウントシックス)講演会

2010-12-14 22:08:50 | 日記
 夜7時からの会場は、村内の宿泊、レストラン、商店、スキー場飲食店、スキーショップ等の関係者が大勢参加していました。自分が年を取ったのか結構若い人もいました。講師の先生から同じ商品であれば●安い方に●近い方に買いに行く。更に選ばれ続ける商品で有るための要素とは?それは、①お客様に善し②世間に善し③自らに善しでなければ続かないと言うようなお話から進められました。
 話を聞きながら野沢温泉スキー場そして「喜楽荘」に置き換えたらどうだろう?と考えました。
 
 後半、講師の先生との懇談?の中で、こんな質問がありました。「野沢温泉、この村には日本一と言われる様な物が他と比べてもすごく恵まれている。一つ、全国的に有名な「野沢菜」。温泉は、日本屈指の良質な泉質で東の張出横綱に格付けされ、重要無形民俗文化財に指定されている「野沢温泉の道祖神祭り」は毎年執行。オリンピック選手の輩出も日本一。標高差1085㍍のビッグなスキー場も国内トップクス。、、、なのに商品開発がうまくいかない。今までも頑張ってきたが、笛吹けど踊らず的なとこがある様な気がする。」先生は、ある町の例を出して、同じような悩みから、役職でない実行部隊?の協議会を立ち上げ成功したヒントを話されました。
 
 そう言えば「鳩車」も郷土玩具の東の横綱と言われたし、競技スキーのメッカと自負したスキー場の歴史は取りも直さず、日本の歴史でもあります。
 野沢農産と言う地元の生産組合が、お米の食味コンテストで3年連続日本一に輝くのも自慢出来ます。私事ですが、自分を含めて4人のどぶろく仲間「野沢温泉どぶろくとっくりの会」の活動だって捨てた物では有りません。仲間の一人の作るどぶろくは、全国大会でトップなのです。又、別のグループでは野沢菜の蕪の焼酎を販売して話題造りに頑張っていますし、道祖神関連村興しも特筆すべきです。
 
 大きなホテルから一歩も外に出ないスキー旅行に比べ、野沢温泉では村内の散策が楽しみの一つです。小さな民宿はもちろん、旅館やホテルでも娯楽施設は余りないのが普通で、その分温泉街全体がカラオケコーナーであったり、居酒屋やラーメン店、スナックや焼き鳥にバー、寿司に蕎麦に洋食レストラン、、、温泉まんじゅう他土産店。各地区には住民の共同浴場もあって、温泉巡りも出来ます。
 
 有るのが当たり前の現実を見つめ直し、お客様が善くて、世間様が善くて喜楽荘もニコニコ出来る様に今シーズン頑張ってみようと思います。
 

長野県北部30センチの雪の予報。

2010-12-09 22:57:59 | 日記
 アスパラ部会野沢温泉支部の出荷反省会がありました。
 帰って中尾の湯の洗濯湯の掃除に行きました。帰りはぽつりぽつりと雪が降り出しました。
 長野県北部は30センチの予報です。雷が鳴ってそんな雰囲気に成ってきましたが、23時頃庭に出て見ると2~3センチのシャーベット状の雪です。
明日の朝が楽しみです。暮らすには厄介者の雪ですが、雪が降らないとスノースポーツが出来ませんし、喜楽荘も成り立ちません。冬を迎える準備も出来たので、雪を心待ちにしている今日この頃です。