blog日和。

小さい頃に言った「将来」はもうすぐそこにある。
僕はその将来のためにもう少しがんばれるのかなぁ・・・。

キャッチボール日和

2006年05月21日 00時16分53秒 | Weblog

重松清著 ナイフ キャッチボール日和より抜粋。






白いボールがなだらかな弧を描いて行き交う。おとうさんからおにいちゃんへ、おにいちゃんからおとうさんへ、おとうさんから妹へ、妹からおとうさんへ。
 空が青い。そして、高い。
 わたしは大輔くんへの手紙の最後に書き記すだろう。
 ねぇ、大ちゃん、生きることって楽しいのかな、つらいのかな。ときどきわたしはそれがわからなくなる。大ちゃんを見てると特にね。でも、考えをずーっと煮詰めていって、じゃあ生きるのやめる?どうする? って訊かれたら、迷わない、生きることを選ぶ。
 今日みたいなキャッチボール日和には、世界中のみんな、優しくなれたらいい。戦争してる人も、あくどいことしてる人も、絶望してる人も、セコいこと考えてる人も、病気の人も、貧しい人も、大金持ちも、強い人も弱い人も、いじめっ子もいじめられっ子も、みんなグローブはめてボール持って、一番たいせつな人とキャッチボールすればいい。たいせつじゃない人ともキャッチボールすればいい。
 わたしは買い物をキャンセルして公園のベンチに座り、そんなことをいつまでもぼんやり考えてたんだ・・・・・・って。
 











ども。まいくです。


この本の物語は・・・・・・ってネタバレだから注意だぞ。







ん~。言っちゃえば、この本全体的にいじめを、リアルに表現している。
ん~。何ていうか、人の立場、いじめられている子の立場、その親の立場、そして教師の立場。そういうのがどれだけ世の中にあるのか。  それを一切無視し、本当の事を書いている。

(まぁ、ネタバレっつか本紹介みたいなのね、、)


その中でも一番面白かった(興味を引いた。楽しいとかじゃなくて)のが「キャッチボール日和」だったんだな。
主人公というべきかなんというかって人、好美っていう子の考え方、思想(というべきか)、好美がさまざまな出来事によって感じるもの、が実に興味深く、面白い。人生とはいかなるものか。それを考えたくなった。そしていじめ、弱いからみんなでよってたかって・・・・?違うね。いじめる立場、いじめられる立場、確かに一番強いのは、いじめられている方かもしれない(ってかそうなんだけどけど)。一番弱いのは、いじめていた方の親だ。止められなかった親のほうだ、それと同率一位で教師。これは子供の立場から言っているからなのかもしれないが、とりあえず僕は、こう思ってる。
人間とは何だ。

人生とはいかなるものか。


人間として、生きることを前提として、初めて人生は何だ?って話だ。
だから、僕が人生とはいかなるものか、って感じたのなら、俺は人間を仕事じゃないって思えたのかもしれない。





自分に問いかけても、当然答えは返ってこない。(ってか?










でわ。


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