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今日のころころこころ

2023・7・30 神奈川県立歴史博物館「関東大震災-原点は100年前-」。100周年という距離感こそ肝要。

暑い。
今日はまずは中央図書館へ。
あまりの暑さに土日の昼時はいつも大行列のKIKUYA CURRYさんですら並んでない。
それから神奈川県立歴史博物館へ。






特別展「関東大震災-原点は100年前-」。
会期は7月29日~9月18日。
展示室の撮影は禁止。
1923年(大正12年)9月1日に発災したマグニチュード7.9と推定される関東大震災は、関東地方を中心に甚大な被害をもたらし、人的も物的にも多くが失われた。
そして、一方では復興の過程で現在につながる都市の骨格が形作られた。
この大震災は後世に伝えなければならない記憶のひとつだし、9月1日は防災の日になり訓練をするところも多い。
けど、あの日に生まれた人は今年で100歳だ。新生児に震災の記憶があろうはずもなく、もはや震災を直接知る人は限りなく皆無に近い。
けど、100年経ってわからなくなったこともあれば、100年経ったからこそわかることもある。

1章:震える大地。
あまりの大惨事に実は関東大震災の全容はいまだにつかめてない。
犠牲者の数すら十万余人という精度。
陸地測量部の一等水準点変動断面図や海軍水路部の測量の海図などの客観的資料を集めた。
2章:奮う人たち。
未曾有の大震災からの復興へ立ち向かった人々の軌跡。
芝浦製作所(現・東芝の前身のひとつ)の岸敬二郎の言葉が象徴する。
「過去不煩悶 現在努力 将来持希望」。
3章:原点は100年前。
大震災から立ち直る過程で様々な学びや発見があり、新たな産業も興った。
神奈川のブランド茶の足柄茶も関東大震災の産業復興策として栽培が始まったとは、私も今日初めて知った次第。

常設展をざっくりとみて出た。






この100年間、阪神淡路大震災や東日本大震災ばかりでなく数多くの地震がおきた。
これからもおきる。
怯えてばかりいてもつまらんけど、自分も例外でないことを自覚して備えて暮らす。


今日の夕方の月はふんわりピンクがかった薄紫ベールをかぶって綺麗でどこか不気味に見えた。

暗くなったらすっきりとして、なぜだか安心した。
明日も酷暑みたい。





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