昨日は日本橋での用事を済ませ、昼飯食べて、暑い。
暑い。けどトーハクへ。
子供衆が夏休みに入ればそれこそ、ごった返す。
内藤礼「生まれておいで 生きておいで」。
会期は6月25日~9月23日。
展覧会場及び本館ラウンジの内藤作品の撮影は禁止。
内藤礼(1961~)は広島生まれ。今現在は東京を拠点に活動する美術家。
「地上に存在する、それ自体、祝福であるのか」をテーマに制作を続ける。
「生と死」は分別できないものとして問い、光・空気・水・重力といった自然がもたらす事象を通じて「地上の生の光景」を見出す空間作品を生み出す。
第1会場は闇の中にいくつもの球体が浮かぶ。
まるで宇宙空間のようだ。
第2会場は本館の大階段の下というかの、本館特別5室。
本館特別5室は、自然光が入る重厚でシンプルな装飾の天井が高い高い広い広い空間。
この空間で内藤は、かつて太陽とともにあった生と死、人と動植物、人と自然のあわいに起こる親密な協和を浮かび上がらせる。という。
板の上に座ってしばしホケっと眺める。
本館1階のラウンジ。
ここには小さな作品がひとつだけ床に置かれていた。
ふと、原始からのベルが鳴らないかなと内線電話をみてる自分がいた。
いつものようにさっくりとまわる。
ハニーたちにご挨拶して出る。
上野の森もすっかりとコロナ禍前のにぎわいを取り戻したかのように見えるけど、歩いている人たちは外国人観光客の方が圧倒的に多い。
よくこの時期のこのクソ蒸し暑い日本に来るなと呆れるけど、へたばりそうになりながらも目を輝かせて貪欲に動きまわる姿を見ていると、観光というのは光を観るということなのかもしれないと思うのだった。