今日も朝から曇ったり降ったりのどんよりとした長野盆地。


庭のアジサイの葉っぱがまだ青々としている。

今日は特に用事はないから気になっていた植物の名前調べ。
帰りたいけど、母の家庭菜園の残骸が軽トラ目一杯に積んであるから明日市のごみ処理場に持ち込まないと。
ま。
庭にざわざわと生い茂るように花が咲いてるの、あれなんだろ?
慌ただしく十三夜の準備でススキとそれしかなかったから桶に放り込んだけど。


あんたはフジバカマを知らんのかと言われそうだけど、なんか確信が持てない。持て余すほどに群生するものなんかいな?
でもフジバカマに間違いなさそうだ。
秋の七草とかなんか雅な響きがあるから惑わされるけど、草なんだ。

ふと見上げた街路樹に、なんだこの不気味で毒々しい赤いのは?


拾ってきて放置していたら割れてきた。オレンジの実が入っていたんだ。
モクレンらしい。
いやはいやはや。花はあのように美しいのになんだこの実は。
きっとなんか理由があるのだろう。

イチイだろうか?
針葉樹に赤い小さな実がなっていて、それはそれは綺麗で可愛い。
クリスマスツリーって、もしかして、針葉樹の実とか針葉樹に落ちてきた枯葉とかを見て、人が思いついたものなのかもしれない。
暗いトーンの針葉樹に灯る赤や黄や紫の小さな小さな雪洞。
雪と氷に閉ざされる厳冬に灯る暖かな灯。




モクレンの種をそっと地面に押し込んでみた。