上野の森美術館で開催中の「VOCA展2022現代美術の展望ー新しい平面の作家たち」。
会期は３月１１日～３月３０日。
VOCA展は、平面美術の領域で高い将来性のある４０歳以下の作家を奨励する展覧会。
今回で２９回目。今回選ばれたのは３３作家。
むらたちひろ。
「beyond 06「遠さ」への光」。
素材：染料、綿布。
サイズ：240×110㎝×３枚。
この作品も私のコンデジは撮影が苦手のようだ。どこにピントを合わせていいんだかわからなくなるようだ。
揺らいでどこまでも広がっていく美しい青。ヒトの感性の深さを思う。
本山ゆかり。
「Plate(Waltz)」。
素材：水性塗料、桧。
サイズ：84×84×3.5㎝×４枚。
木に彫ったのだから微動だにしないはずなのに、微妙に天秤が傾く。
だからといって何かの審判でもないようだ。
ユアサエボシ。
「夢」。
素材：アクリル、カンヴァス。
サイズ：227.3×324㎝。
三流画家・ユアサエボシは１９２４年に生まれて１９８７年に死んだとされる。
１９８３年に生まれたユアサエボシは１９２４年に生まれた架空のユアサエボシを通して問い続ける。
VOCA展OBによる展示は、２００１年に出品した青野文昭。
青野文昭。
「どこから来てどこへ向かうのか」。
どこから来てどこへ向かうのか。
わからない。
たぶん誰もわからない。
今現在只中にあるこの度の産業革命の成り行きは成り行き次第。
ただ、青野の作品がアバンギャルドというより妙に懐かしく思えるが不思議。
宴会は禁止なれどぼんぼりが並ぶ。
昨日今日一気に気温が上がった。上野公園の桜満開もすぐそこまできている。
