ふと思い出して20年ぶりに色紙をながめてみた。

どの道も
たやすき道は
なけれども
たゆまずゆけば
ゆきつける 道
技も学も芸もなにひとつ精進に励めるような幸運に恵まれなかった。
でも、この歳になってしみじみとながめてみると、最後の「道」という文字だけをひとつにしたところに、ぐっと来るなぁ・・・
人生という「道」は、たとえ無芸大食あっても誰でも歩かねばならぬ「道」・・・
これからの私には、まだ両親の介護という宿題がある。今のところどちらも元気でたぶん100までは確実に行く。だが、最後まで介護無しでやり過ごせるとは思えない。父にはあと15年くらい母にはあと25年くらいの人生が残っている。不摂生な私の人生はいつ終っても不思議ではない。運がよければ親と同じくらいに逝けるが、私の方が先の可能性の方が高い。親の介護と自分の終活が同時進行となるんだな・・・
自分の緞帳が降りる時の段取りだけはしておかねばね。。。
これも、精進。。。これも、「道」。。。
合掌。