<むしまるQ むしむし編 その8>
ダンゴ・ダンゴムシは考えた 作詞/里乃塚玲央 作曲・編曲/つのごうじ 歌/石塚英彦(ホンジャマカ)
タンゴです。なぜタンゴ?ダンゴだからです。ダンゴでタンゴというと、超有名なのは『だんご3兄弟』。こちらは1999年の作品ですが、『ダンゴ・ダンゴムシは考えた』は1995年の作品。ダンゴムシの方が4年早いのです。勇者ヨシヒコなら、「すごい!」と感心してしまうところです。
子供向けのタンゴと言えば、レジェンド級なのは皆川おさむの『黒猫のタンゴ』。これは1969年の大ヒット曲です。もちろんダンゴムシを作曲する時にイメージしていたでしょう。ビデオクリップに黒ネコも登場します。しかし、『ダンゴ・ダンゴムシは考えた』のリズム・アレンジは全くタンゴではない。あの裏打ちのビートは、どう聞いてもスカです。
実はこの曲のビデオ・クリップには、黒スーツに黒ハットでサックス、トロンボーン、トランペットを演奏する、カッコいいブラス・セクションのお兄さんたちが登場します。これは、どう見ても東京スカパラダイスオーケストラですね。いや、ダンゴムシのブラスの使い方は本当にカッコ良くて、スカパラのデビュー曲である『MONSTER ROCK』あたりを彷彿とさせます。
なぜスカパラなのかはわかりませんが、大人も子供もノリノリになれる名曲です。