人生ひとり旅気まま旅

ぶらり海外旅行に行った記憶、思い出を中心に楽しく伝えたい。

危機管理の薄さこそ問題

2010-05-30 11:32:00 | 日記
宮崎の口蹄疫問題はまだまだ終わりそうもないね。

症状の拡大という意味ではある程度は目処が立ってきたんだろうけれど、それ以外の部分は問題山積みのようだ。

もちろん保障の問題が一番大きいんだろうが、単年で済む話じゃないから尚更のことだよね。それに次ぐ問題は種牛がどうなるかということだね。

スーパー種牛6頭は1頭を除き、その後の検査もパスしている状況だが、49頭いる種牛の処分を県も含め渋っているということだ。

国としては全頭処分という決断を既に下している訳だが、この中から発症した牛がまだ出ていない為に、県としてもあきらめきれないでいるんだね。

心情はものすごくよく理解できるんだが、ここは耐えるしかないと思うね。未曾有の被害がでた今回の口蹄疫だが、そもそもこれだけ拡大した原因の一つにきちっとした対処方が決まっていなかったことにもよるんだね。

殺処分は当然だが、隔離する方法や地域の選択の仕方なども明確にされていなかったし、被害農家などへの補償の仕方などもキチンと明記してあれば、必要以上の混乱を招かなかったのではないかと思うね。

こういったところにも国としての危機管理の不手際が目立ってしまったようだ。初動がとにかく遅いんだな。これじゃやはり国としての信頼は得られないだろう。

普天間の問題にしても、国民みんなが人のところに押し付ければ済むと思っている感覚も情けないし、こういった問題をきちっと国会などで討議できない政治家も政治家だ。こういう問題は、ひとつの政党の思惑だけですまされる問題ではないよ。

確かに口蹄疫問題も普天間問題にしても、もっと国民全体で考える問題だよね。そういう問題に真摯に向き合ってこそ政治だと思うんだがね。

残念ながら今の日本の政治というのは、基盤にあるのが選挙に勝つことだけという寂しい状況だからね。国民のためには何が必要でどうすればいいのかを考える政治家というものはもう存在しないのかね。

このような大問題をたくさん抱えているにもかかわらず、所詮選挙ゲームに明け暮れる日本の政治にはやはり未来は無いのかもしれないね。