7/26 ビザ切れ英愛旅行記 初日 ヘルシンキ→キルデア
憧れのエメラルドアイルへ
●Dublinへ
先日書いたように、ビザ期限切れの為にシェンゲン協定国脱出の旅に出ました
フライトが13:20なので、ゆっくり出発です
昨晩、日本から同僚がきて中華料理を食べ、紹興酒をしこたま飲んだのですが、
その後、久々にアレルギー発作が出ました
食事後、更に飲みに行かなくて正解でした…
帰宅途中から手のひらが痒くなり、喉もマヒして呼吸も少し困難に
慌てて非常用ステロイド入り薬を二錠飲んで(飲み過ぎるとヤバい薬…)、後はもうひたすら耐えるだけ…
薬が効いて寝込んだ後、夜中に目が覚めましたが薬のせいで体がひたすらダルかったです
何とか這い出して朝まで東欧の旅行記を書いたりし、朝方ようやく寝付いて翌朝九時過ぎに起床
そこから大慌てで仕事をして、出発前になんとかメールで提出できました
前から早急に必要な仕事だったのですが、直前までやる気が出なくて…
家を11時に出発してトラムで中央駅に行き、5月北欧旅行の際の余りスウェーデンクローネを再両替
Forexは現金両替だと3ユーロ(約510円)手数料(カードだと無料)がかかりますが、
レシート有りの再両替だと無料なのがうれしいです
競馬で残った(日和って残した)1050SEKが、109ユーロ(18500円位)になりましたので、
アイルランドの元手にしようと思います。
中央駅から空港行き路線バスに乗りましたが、今日もヘルシンキは最高に綺麗な天気です
夏の北欧は最高ですね!今回、直行便はエアリンガスのみで選択の余地ないです。
ヴァンタでは左側のマイナー航空会社ゾーンでチェックイン
エアリンガスは以前、ワンワールドかスタアラに入ってたと思うのですが、
今は脱退したのかマイルはたまりませんでした。
(追記:AAが貯まるようなので、事後申請してみます)
荷物チェックして搭乗ゾーンに入り、パスポートコントロールを通ってシェンゲン外便の乗場へ
(今回はこの為の旅行ですから)
このゾーンは電源が少ないのですが、壁に電源を発見!PCを使ってるうちに搭乗開始。
始めて使うエアリンガス、エメラルドグリーンのカラーがアイルランドですね
でもこの会社、今は欧州の格安キャリアとサービスは同じです…
アイスランド航空でも国際便はコーヒー・紅茶と軽食くらいはサービスですが、
ここはコーヒーや水すら有料です
機内の飲み物、食べ物をあてにしてたので喉も渇くし、お腹もすき3時間のフライトが辛かったです
格安キャリアーの旗手Ryan Airの国、激しい価格競争でサービスカットを余儀なくされてるんでしょう…
3時間のフライトですが、時差の為に14:20頃にダブリン国際空港に到着
ここからバスで今日の宿泊先のKildareを目指します
ダブリン国際空港は、到着便が重なったのか混んでます
今回もガイドブック無なので、結構手間取りました。
ここでバスに乗り換えます
簡単だろうとタカをくくっていたら、会社が10近くあって分かりません…
案内版で目的地を見つけその場所に行ってみましたが、非常に不親切な案内でよく分かりません
やむを得ずもう一度空港内に戻り、インフォで情報を収集
どうも発券カウンターが無く、バスの運ちゃんから直接買うようです。なのでカードは使えず…
バスターミナルにも(というか駐車場)も電光掲示板のようなものは無いです
来るバスをいちいち確認して探さなければいけません。
ネット検索してた最大手EireannはKildare直通が無くてDublinで乗り換えでしたが、
他の会社では幸い直通便があるようです
インフォでその便を教えてもらって、再びバスの駐車場へ
途中スーパーで水を買いましたが、1.5lで2.4ユーロ(400円)と非常に高いです…。
(日本やイタリアにもあるHot Spur)
ターミナルではアイルランドの高校生でしょうか
アイルランド国旗を掲げながら集団で歌ったり踊ってました
アイリッシュダンスの国ですね(汗)
我々の乗るバス(JJ.Kavanagh)も便がたくさんあるらしくて、非常に紛らしいです
インフォではそんなこと教えてくれず、会社名の一ルートのみの時刻表をくれただけでしたので困りました
定時5分前にJJ.Kavanaghのバスが来たのですが、客を乗せずに行ってしまってしまいました
定時に来たJJ.Kavanaghのバスは、切符を買おうとすると別な行き先で…
会社の名前だけでなくフロントガラスのプレートにもチェックしなくてはでした…
定時を20分以上過ぎてターミナルにその会社のバスはもういませんから、たぶん行ってしまったのが目的地行きですよね…
先に行っちゃった便が我々のだとすると、次の便は2時間後です
お腹もすいて、途方に暮れてターミナルに戻ろうとすると、JJ.Kavanaghの別なバスを遠くに連れが見つけました
フロントガラスに大きくInsightと書いてあるので観光バスかと思ってたら、曲がって駐車場に入って行きます
慌てて戻ってフロントガラスを見ると我々の行く方向(Limerick)でした!!
どうやら、遅れてたようです(汗)
運ちゃんから切符を買い(やはり現金)、無事に乗車
一人13ユーロ(往復だと20、片道だと乗車券は無いようです
とにかく乗れてホッとしました💦
バスは高速に乗ってダブリンを目指します
アイルランドは言語は英語だと思ってましたが、交通標識には上にアイルランド語も表記されてました
公用語が二つで、民族教育を積極的にしてるようですね
この国もフィンランド同様、独立してまだ100年経たない国ですから
●ダブリン
バスは20分位でダブリンの街中に到着し、客さんを一杯載せて再び出発
せっかくアイルランドに来たのに、Dublinは素通りです…
今日は土曜で、アイリッシュダンスの「リヴァーダンス」の公演もあったのに…
「ハーツクライ」を本場で聞いてみたかったです。
バスがリフィー川沿いを進んだので、車窓からダブリンの風景を少しは楽しめました
ダブリンも二階建てバスでした。色は赤でなく、国のイメージカラーの緑でしたが。
カスタムハウス
フォーコーツ(裁判所)
北欧と違って空が晴れ渡って無いのが少し残念ですが。
●Kildareへ
バスは再び高速に乗って、Kildare方面へ向かいます。
20分もするとアイルランドらしい緑の草原の風景になります
平坦な国土が農地になってるアイルランドはまさにエメラルドグリーンです。
高速をひた走り、一時間くらいで「Kildare」ではなくて「カラ」のインターへ
降りるとランナアバウトには「Racecource」の文字が
バスは競馬場の方向に進みます。明日のGIフェニックスステークスの看板も見えます
我々の目的地はここなのですが、バス停は隣町のKildareなので通過しました
頼めば降ろしてくれますが、広すぎてホテルの場所も分からないので💦
Kildareまで行ってご飯を食べてから、タクシーで帰ってこようと思います
バスは、平原に柵を打っただけのカラの競馬場の横をまっすぐ進みます
ここには馬だけでなく、羊君もいっぱいいました
ここから10分位でKildareに到着、18:00頃でした。
●晩御飯 Flangman's Launge
Kildareは田舎の小さな町です
晩御飯を食べるためだけに来たのですが、町の中心につくと石造りの城のようなものが小さな丘の上に見えたので行きました
Kildare Cathedralだそうです
明日の午後にミサと書いてありましたが、カラの開催と重なってます。
機内食が出なかったこともあってお腹ぺこぺこだったので、早速食事に
本場のアイリッシュパブを探します
この界隈にはそれっぽいお店が何軒もありましたが、その中で明るくて綺麗そうなお店を選択
(なぜか深緑に塗った典型的なアイリッシュパブは無かった)
ここは店内だけでなく、二階のテラスや中庭などもありかなり大きなお店でした。
ホットミールは、奥のコーナーで目の前で注文するスタイルでした
美味しそうな肉塊を注文に応じて切り分けてくれます
私はTraditional Roast Beefというのを(11.95ユーロ:2030円)
連れは Traditional Roast Pork(11.95ユーロ:2030円)
アイルランドといえばビールですので、パブでビールも注文
アイリッシュビールを聞くと「ギネス」とエールの「Smithwicks」だと
そこでギネスをパイント(3.9:660円)で注文、やはり本場は安い!
エールはなぜかスモール(2.4)で出てきました(2.4:410円)
ギネスは、一度半分ついで泡を収めてまたつぎますね
成績な注ぎ方に感動
連れのローストポークとエール
摩り下ろしニンニクだと思ってとった薬味は、リンゴでした(汗)
私のローストビーフ
お昼抜きで超空腹でしたが、無茶苦茶量が多くて付け合わせは食べきれませんでした
味が単調だから飽きてくる(特にクレービーソース)ので、ラディッシュなどを加え味を変えて食べました
勿論、本場のギネスは欠かしません
食後は、タクシーを呼んで貰ってホテルへ
車は先ほどのカラに向かって戻って行き、途中で左折して裏道へ
この辺りは牧柵がなく、羊が道路を歩いてます
しばらく行くと競馬場のスタンドの裏の道へ
この写真奥が競馬のコースですが羊がいっぱい放牧されてます。
ホテルはスタンドの真裏、歩いて1分の所にありました。(タクシー9ユーロ:1500円)
●Sand House Hotel
レセプション入口
ここのホテルは、メールの返事がなかなか帰ってこなくて不安でした(汗)
二階建ての、こじんまりしたホテルです
今回は、カラ競馬場をのんびり満喫する為にダブリン滞在を犠牲にしてもここのホテル二連泊にしました。
創業1747年の由緒あるホテルです
場所柄、回りには何もないですから、競馬場とともに歩んできたんでしょうね
最近はそれではお客さんが来ないのか、カンファランスルームとspa機能を追加してます
館内に飾られた写真からも、かつての競馬場の様子、名馬の姿などがうかがえます。
中庭に面した部屋では、ガーデンを見ながらテラスでくつろげるようです。
今回は利用しませんでしたが、ホテル内には室内プールやジムなど、近代的な設備も備え付けられています
我々は、競馬場のチケットとセットになったレーシングパックというのにしました。
部屋は101号室です。
部屋は、シックなクラシックのダブルルーム
歴史あるホテルですが、改装してるのか全然古く感じません
(ヨーロッパの古いホテルなので、防音はイマイチですが)
ヨーロッパなのに、アメニティがついてて嬉しいです。
バスタブまでありました。
19時過ぎにホテルについたので、付近を散歩しようとしたのですが、
昨晩の薬が残ってたのかちょっと寝たつもりが爆睡…
途中何度かウトウトおきましたが、結局目覚めるともう朝でした…。
初日の小遣い帳(激高に対応して1ユーロ180円に変更…)
ヘルシンキ市内交通1370円、飛行機(→ダブリン47700円)、バス4700円、水430円
晩御飯5430円、タクシー1600円、ホテル30600円 小計91830円