『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2022/9/11分)

2022-09-16 20:15:22 | 日記

ウルトラマンデッカー

「特別総集編1 マルゥルの帰還」は、そのままの通りで、マルゥルが古巣に戻ってきて、昔馴染みとウルトラマンデッカーについての基礎的な情報や、GUTS-SELECTの装備について復習する感じの内容でした。

よくよく考えると、この『ウルトラマンデッカー』は『ウルトラマントリガー』から十年が経過してるって設定なんですよね。

つい、この間まで、デバンと一緒にいる所を観ていたのもあるからか、マルゥルが装備開発を担っている特務3課のホッタさんと懐かしそうに話しているのを見て、ちょいとばかし、違和感を覚えましたね。まぁ、そもそも、メトロン星人であるマルゥルは見た目が10年くらいじゃ変わらないのか。

まだ本編が5話までしか進んでいないので、おさらいの必要性はあるのかな、とは思うものの、これはこれで楽しめました。

今後、マルゥルは本編にも登場してくるんですかね。もし、出るのなら、カナタやハネジローと、どう絡み、関係性を築くのか、楽しみです。

 

暴太郎戦隊ドンブラザーズ

ドン28話「ヒミツのひみつ」は、巻き込まれ体質な翼さんがメインになっていた回でしたね。コミカルさよりは、シックな感じが強めでした。

毎度の事ながら、翼さんの逃走テクは見事なもの。そのテクニックに惹かれたのが、良い所のお嬢様・瑞穂。どうしてなのか、と理由を聞けば、荒事に慣れている翼さんに、とある絵画を盗むのを手伝って欲しいのだ、と言う。当然、翼さんは断固拒絶する訳だが、もう手段を選んでいられないほど追い詰められているだけあって、瑞穂さんは翼さんがここにいる事をメガホンで言い触らそうとする。ヤバい奴に捕まってしまった、と後悔しながらも、何だかんだで、甘ちゃんである翼さんは、欲望の権化たる科学鬼に変貌してしまいながらも、自制心をギリギリのところで発揮して、自力で人間に戻った瑞穂さんに手を貸す事に。

そんな二人が乗り込んだオークションには、夭折した天才画家の遺作である「秘密」を、マスターのお願いで落札しに来たはるかちゃん&猿原さん、社長命令でやってきた雉野さんが。えげつない大金を積んで落札した「秘密」、それは贋作で、瑞穂は恋人であった青田の弟子である佐野が犯人だ、と気付き、本物を入手。

当然、ドンブラザーズたちは、科学鬼を倒そうとするわけで、翼さんはそれを邪魔する事に。流れで敵対してしまった訳だが、いよいよ、瑞穂さんは欲望を抑えきれなくなり、科学鬼ングへ。ここで、視聴者が大興奮の展開。既に明らかにはなっていたけど、オニタイジンとトラドラゴンジンが合体して、トラドラオニタイジンに!! ほんと、二体のロボが合体するってのは熱い。あえて、個人的な意見を言わせて貰えるのなら、もうちょい、ピンチに陥ってから、この展開になって欲しかったかな。

戦いが終わった後、瑞穂は手に入れた本物の「秘密」を、いきなり、火の中に放り込んでしまう。ギョッとする翼だが、瑞穂さんから青田の遺志を聞かされ、この絵画に隠されていた「真実」を悟る。珍しく、綺麗な終わり方をしたな、と思ったら、結局、笑いを取りに来たか。だが、これがいい!!

 

仮面ライダーギーツ

2話「邂逅Ⅰ:宝さがしと盗賊」は、ついに、本格的な戦いがスタートしたんだな、と感じるものでしたね。

突然に手に入れてしまったデザイアドライバーとIDコアにより、景和はデザイアグランプリの参加者、つまり、仮面ライダーになってしまう事に。まだ、事態がしっかりと飲み込めないながらも、最後まで残った勝者が、自分の望む世界に作り替えられる、と聞き、「平和な世界」を希望する。

ただなぁ、甘ちゃんっつーか、腹が括り切れてないんだよなぁ。生き残りゲームに突然、参加したんだから仕方ない、と言えないレベルなんだよな、景和のそれは。「平和な世界」を望むのなら、自分が戦わなきゃいけないのは当たり前なのに、敵を前にして何も出来ないって、ちょっと、困るレベル。

そんな景和の精神的な弱さが、仮面ライダーギンペンが消えてしまう一因になったのは否定できない。このギンペンに変身していたのが、難病に侵されてしまっている息子を救いたい父親。無念さを隠せぬまま消えていく知り合いに、やっと、覚悟が出来た景和だけど、ギーツの話術にハマり、折角、手に入れたブーストバックルを渡してしまう。ウォーターとブーストによる強烈な必殺技で、盗賊団の頭であるルークジャマトを見事に撃破。

ラストで、英寿が子供の為に大金を寄付したのは、かなり、グッと来ましたね。呆気なく騙されてしまった景和が、これから、しっかりと戦えるのか、楽しみだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする