SPNと同期だったクリミナル・マインドをfinaleまで見た!
ぶっちゃけ結論を言えば、良いfinaleだったと思う。
以下、ネタバレ
思えばシーズン1からファイナルシーズンまでずっと通して登場したキャラはリードとガルシアだけ。
その二人をfinaleでメインに描いたことは正解だった。
前回で意識不明の重体に陥ったリードが、生死の境目で過去渡りあった犯人と、目の前で失った彼女とに導かれる形でFlashback映像が挿入される。
このプレイバックが良かった! ギデオン、ホッチ、モーガンも登場。いろいろな理由で退場していった人たちだけど、作品への貢献は間違いないのだからfinaleに出してくれて嬉しい♪
一方、ガルシアは総合失調症のリードの母と共にリードに付き添う。
かつては仲間が傷つくことに一番怖れを抱いて動揺していたのに、心配して残ろうとするJJを仕事に戻し、混乱するお母さんを支えて話し相手になる。成長したな~。
事件としては、前のシーズンから引っ張っているロッシとシリアルキラーの因縁lineが解決するわけだが、正直言うとこのlineは個人的に好きじゃなかった。
特定の犯人とメンバーの一人が長くやりあうというのは何度も繰り返されていたし、犯人役がカメレオンと呼ばれる変装名人だからやむを得なかったのだろうが、アクターさんが平凡な容姿で演技も特に異常さや怖さを感じなかったのだ。まあそこがサイコパス的異様さと言えるかもしれないけど。
ともあれ、事件を解決しながらリードに過去回想させ、一番出演数が多かった屋台骨的存在のガルシアの成長を示し、エミリーやJJやロッシがBAUを去るかも・・・と伏線を張ってBAU解散でfinaleか?・・・と思わせておいて、これまた最もメンバーの変化を恐れていたガルシアの転職をネタ落ちにし、BAUは残りのメンバーで続いて行く。
うん! 上手いまとめだ!!
これならまたBAUが戻ってくるかも、という希望を抱けるし、実際企画が進行中らしい。
実のところ、クリマイ最後の数シーズンは、キャラの入れ替わりのせいもあるがエピソード的にも質が落ちたな~と思っていた。
SPNもそうだったけど、ネタがなくなるのに加えて「Showがどういう物語なのか、何が人気の要因なのか」と言うことを勘違いした展開が出てきた。
リードとJJの関係がそれ。
この二人は当初から仲が良かったし、JJはリードを弟のようにテイクケアしていたし、恐らく二次世界にはロマンスも多数存在しただろうけれど・・・いやはや実際にロマンスを持ち込んじゃだめだ┐(´д`)┌ヤレヤレ
突然のソープオペラ…と書いても通じないだろうからメロドラマ…と言っても今は通じないかもしれないから…昼帯ドラマ…って今もやってる?(オイ)
つまり、感情的起伏が激しい恋愛などのごたごたが複雑に絡み合って延々と続くようなドラマのことを言うのだが、それをハードでcoolで過酷なクリマイに持ち込んでどうするっ!
・・・と思いましたね( ˙-˙ )
リードとJJの関係はお姉ちゃんと弟で、確かに愛し合っているだろうがロマンスは絶対にない。そこが良かったのだ。
幸い深く引っ張らず、JJは愛してるけど夫と子供も愛してると明言し、それはつまり二股ではなく別種の愛だよね…と判断できるし、リードも他にガールフレンドを見つけた。
このあたり、制作陣も軌道修正をはかったのかもしれないと思ったわ。
このshowで個人的に一番好きだったのはモーガンとガルシアのやり取りだった。
モーガンが退場してガッカリしたけれど、ガルシアの能力と個性は最後までクリマイという重く過酷な内容のshowの明るい面であり、息抜きであり、上下しながら回転するメリーゴーランドの要であったと思う。
復活企画の復帰メンバーの中にガルシアのカースティンさんの名前もあったから、実現が楽しみだ。